《【書籍化】落ちこぼれだった兄が実は最強〜史上最強の勇者は転生し、學園で無自覚に無雙する〜》161.問題解決

遅れてすみません。

俺……ユリウスは対校戦の最終試合にて。

神聖皇國の學園長のせいで、暴走している學生のカズマとバトル。

カズマをワンパンで沈めたのだった。

「くそ! 何をやってるのだくそがあ!」

客席からぎゃあぎゃあと、學園長のアホがわめいてやがる。

「カズマぁ! おまえは最強の転生者だろうが! 何をそんなやつに負けてるのだ! この雑魚が! ゴミ! か……」

「お黙りなさい」

學園長の背後に、俺の嫁……ダンタリオンが立っている。

髪のを拘束し、首元にナイフを突きつけている。

「ひぃい! い、いつの間にぃ! き、貴様は向こうの観客席にいたはず!」

「あれは、わたくしが髪ので作った式神……ならぬ、式髪ですわ」

ダンタリオンは元々悪魔だったのだが、々あって人間に転生した。

その際、悪魔の力を引き継いでいる。髪のの能力はそのときの名殘だ。

「おー、ダンタリオン。さんきゅー。そいつ抑えてくれて助かるよ」

「もったないお言葉ですわ♡」

「でも、俺やってくれって言ったっけ?」

ダンタリオンは微笑むと、に手を置いて言う。

「言わずとも、わかりますとも。あなた様のむことなら」

「さすが俺の嫁」

ぽっ、とダンタリオンが頬を染めている。

その間、逃げようとする學園長。

「無駄ですわ。この髪は呪力を通してあって、鋼よりもい。逃げることは不可能です」

「こ、このぉお!」

「終わったら、しかるべき裁きをけてもらいますわ。ユリウスさー……さん、のお友達に、酷いことをしたのですから」

まだ俺のこと様付けで呼ぼうとしてたな。まあいいけど。

俺は倒れ伏すカズマに近づく。

俺のパンチをけて、けないでいた。

「おまえやっぱすげえよ。俺の割と本決めの一撃をけて、まだ生きてるんだからよ」

「でも……兄さん。それ20%くらいでしょ、本気の?」

後ろで控えているガイアスがそういう。

おお、やはりガイアス、長してる。俺の力量を測れるようになるなんて。心。

「ま、それでも転生してから一番の本気だったよ」

「うぎ……ぐ……がぁ……」

狂化によって、理を失っているカズマ。

「そうだ暴れろかずまぁ! この會場をめちゃくちゃに……むぐぐぐ!」

「おまえはもう、だまりなさい」

ダンタリオンが學園長の口に、髪を巻いて黙らせる。

さて……。

「カズマ。もう大丈夫だ。あんなやつの言うことなんて聞く必要は無い。それに……もう全部解決したからよ」

カズマ以下、転生者達の関係者には、呪いがかけられていた。

だがその呪いも、帝國の王子アンチと協力して、全員呪いは解除。

「あとはおまえを直してハッピーエンドだ」

「ぎ、が……ああああああああああああああああああああ!」

が膨張して、立ち上がるカズマ。

呪いが進行してるのだろう。

「そーいや、その呪いは一度かかったら絶対直せないんだったな。ま、問題ないけど。霊裝展開」

霊裝。神聖なる存在と合することで、神に等しい力を、そのに宿す奧義。

霊よ。悪鬼滅殺の刃となりて、はらい給え、清め給え」

俺の右手にの剣が出現する。

霊9999を凝し作られる、悪を滅ぼすの剣。

襲い來るカズマ。

俺は……彼を正面から、抱き留める。

「もう大丈夫だ。休め、カズマ」

神滅天剣。聖なるが會場を包み込む。

目を開けてられないほどの、まばゆい純白のが、カズマの呪われしを滅ぼす……。

……そして。

が収まると、目の前には呪いが解除されて、人間の姿になったカズマがいた。

「迷を……かけたな。ユリウス」

申し訳なさそうにしてるカズマに、俺はニッと笑う。

「気にすんな。友達だろ?」

俺はカズマにかけられし呪いだけを奧義をつかって吹っ飛ばした。

の剣は悪のみを切り捨てる。邪悪である呪いだけを祓ったので、カズマのには傷が殘っていない。

「ありがとう。……おれの負けだ」

こうして、長かった対校戦は、終了したのだった。

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