《『元SSSランクの最強暗殺者は再び無雙する』》猛追 レオン&プリエ組

勇者パーティ

剣の勇者 カムイを筆頭に、

アルデバラン、マシロ、シンラの4人だと世間には思われている。

しかし、魔王討伐後に退したベルトのように、長い旅の最中に出會い別れた仲間が何人も存在している。

武道家あるいは『近代格闘家』キング・レオン

現在は『教會』の代表であり、『鉄拳の聖』 プリエ

今、ベルトの背後から狙う2人の正だ。 加えて――――そんな超ヤバい2人組が騎乗している生――――どう見てもワイバーンじゃない。

かつて人類が存在する前に支配者と言われた幻想種。

恐怖のドラゴンという言葉が種族名となっている生――――『恐竜』だ

「オリガスで戦ったタイプとは違う」とベルト。

闘技場で戦った恐竜 ティラノザウルスを思い出した。

「そうだ。人工娯楽都市オリガスの最新技によって蘇らせた新しい恐竜――――プラテノドン。これがが世界に初お披目だ、ベルト・グリム!」

「貴重な幻想種の公開を競技でするんじゃねぇよ」

「くっくっく……口調が昔に戻ってるぜ? 絶好調じゃねぇか?」

「――――」と自の口を抑えて睨むベルト。

「こらこら、舊知の友をからかってはいけませんよ」

「プリエさま……」とメイル。 彼にとってプリエは敬する先代聖

まさか、そんな彼と競技とは言え戦う事になるなんてメイルには――――

しかし、當の本人プリエには、そんなはないようだ。

優しげな表は険しく、全的にどこか剣呑な印象が増していく。

「――――プ、プリエさま?」

「レオン! さっさとベルトをブチ殺しておやりなさい!」

「そんな、言葉が悪くなってます!」

「メイル……申し訳ありませんが、私もしだけ――――現役復帰させていただきます!」

「――――っ!」と息を飲むメイル。 そんな彼にベルトが聲をかける。

「メイル、落ち著け。これは競技だ……レオンとプリエの2人は、競技だと理解しながら――――本気で殺すつもりで殺気を放ってきている」

「へっ、當然だぜ。殺すつもりじゃないと倒せないだろう、お前?」

「當然、私の認識も同意――――地面に叩きつけてやりますよ」

そんな闘志を燃やす2人にベルトたちは――――

「逃げるぞ」

「はい!」

逃走するためにワイバーンの速度を上げる。

「待て! 俺と――――いや、俺たちと戦えよ!」

「斷る」と背後に飛ばすベルト。

「戦いたいなら競技の規則通り、騎乗と魔法で勝負してこい」

それだけ言い殘して、さらに加速していった。

2チームの距離が開く。 ここは左右に切り立った崖。

初日の競技で見せたベルト&メイル組の飛行が輝く。

崖に対して、ワイバーンは反転。 壁のような崖に対して、並行になると足から接。 そのまま、崖を蹴る事で加速を繰り返して――――

「メイル、背後から來ている。この地形で俺たちのトップスピード以上の速度を!」

「なめるなよ、ベルト! この地形、俺たちのプラテノドンも得意だぜ」

そして、再び並走を開始した両者だった。

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