《【完結】悪と呼ばれたもと王妃はもうも結婚もコリゴリなのです》ディエゴの能力
「お前がと話せたりするのと同じだ。俺は17歳の時にこの能力に気づいた。」
「17歳?」
「ああ。」
不思議だ。気配が消せるなんて…。
「もしかして気配を読むこともできるの?」
最初に出會ったときのことを思い出すと、令息たちがやってくることをかなり早い段階から予測していた。
隣の部屋など、遠いところの気配を読めるのではないか?
ジュリアードで刺客に襲われたときもそうだ。
かなり遠いところにいる刺客に気づいていたではないか。
「よくわかったな。」
「わ、わかります。刺客のときもそうでしたし、最初に出會ったときも…。」
「しっ。」
ディエゴがファビアのに手をあてた。
「もうすぐ誰かこちらに來るから手袋をとって俺と手をつなぐんだ。」
「え?」
反論する暇もなかった。
すいっと手袋をひっぱりとられ、ディエゴががっしりとファビアの手をとった。
しばらくすると、2人がいるガゼボの近くに人が2人やってきて、周りを念に確認し、こそっと何かを手渡している。
『この薬を飲めばしずつ力が奪われていく。』
『気付かれぬのだな。』
『左様。1年飲めば、明らかに調の変化をじ、その3年後にはこの世を去るだろう。分量だけは間違えるな。』
『ああ。報酬は國境の森に用意しておく。』
『あいわかった。』
ごくりと唾を飲み込みたいのを必死に抑える。
この聲はディエゴには聞こえていないわね。ホントはとても小さいはず。わたしにしか聞こえてない。
5分ほどそうしていただろうか。
2人の男の気配が完全になくなったとディエゴが判斷したのだろう。
ぼそりと口を開いた。
「驚いたな。お前の能力が共有できたぞ。」
「え?」
「聞こえた。鮮明に。」
「本當ですか?」
「ああ。どうしてだ?」
不思議そうに怪訝な表をしてガゼボの向こうのほうを眺めている。
ほんとに不思議だわ。
あの男たちに気づかれていないところを見るときっとわたしの気配も消えていたのね。
それより大変!
「大変ですわ。あの薬はきっと陛下に…。」
「何?」
「だって、1年後に調を崩して、3年後に死ぬだなんて陛下の事にちがいありませんわ。あの薬を陛下に盛るつもりなのです。」
「何だと?」
言ってからしまったと思った。
未來のことを語るなど…おかしな人間だと思われてしまう。
どうしよう…。
気を付けていたはずなのに…
どうしてかディエゴには気を遣わず話せてしまうせいで…。
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