《【完結】悪と呼ばれたもと王妃はもうも結婚もコリゴリなのです》モンタナ地方でディエゴと合流しました

「ファビア。」

その日の朝方だ。

コツコツと窓をたたく音で目が覚めた。

「ディエゴ様。こんなに早く到著するなんて。」

窓を開けると、ディエゴとそしてリンジーがってきた。

ってくる也、リンジーのことは無視して、イキナリ抱きしめるディエゴ。

「ディ、エゴ様。く、苦し…。」

「バカか!お前は!こんなとこまで一人で馬でくるだと!襲われたらどうするつもりだ!」

「帯刀していますからだいじょう…」

「ぶなわけあるか!俺の心臓が何個あってももたないぞ。いい加減にしろ。破天荒にもほどがある。」

ディエゴに抱きしめられて、ほっとしたのかファビアはの力が抜けるのをじた。

やっぱり一人じゃ不安だったらしい。

いくら強がっててもディエゴがいてくれるだけで全然違う。

「ごめんなさい。」

「ああ。いいよとは俺は言わない。今回は。もう無茶はやめろ。」

「はい。今後しません。」

信用できないなという顔を向けられ、確かにそうかもしれないけど…と思いつつ気をとりなおして説明し始めた。

「ディエゴ様。來てくださってありがとう。説明しますわ。」

「ああ。ちゃんと聞かせてもらうぞ。」

ファビアは自分の考えを説明した。

もちろん、気配は消して。

夜が明けるまでにあらかたの事を説明し終わると、ディエゴは窓から再度出て、農家の玄関からりなおし、そして、ディエゴがファビアの部屋にやってきた。

リンジーは男と勘違いされて、となりの部屋にいるらしい。

「で?どうする?このままここでお前を抱こうか?」

「朝ですよ!」

「気配を消せばいいじゃないか?」

ニヤリと笑う。

どうやらディエゴは相當怒っているらしい。

こんな危険なことをした自分の妻を結婚式まで抱かないといっていたのに気が変わったのだろうか?

「え?けれどディエゴ様。結婚式までの約束…」

「もうどうでもよくなったよ。お前がいついなくなるかわからないからな。」

「けれど…。」

「あーっ!もう。わかってるさ。抱かない。けど、俺の前からいなくなるな。絶対。それだけは約束してくれ。ここでも勝手に一人で行するな。俺かリンジーと一緒だぞ。わかったか。」

「はい。」

ディエゴにいいくるめられ、その日はファビアとリンジー。ディエゴ一人の2手に分かれて行した。

顔の知られていないほうへ。

ディエゴはフロレンティーナがいころ療養していたガーディアン王室の療養地へ

ファビアとリンジーはゲイリーがいころ療養していたミルアー皇室の療養地へとそれぞれ向かった。

おそらく、ゲイリーが明日到著予定なのだろう。屋敷はバタバタしている。

『こんな冬になってからこちらにいらっしゃるなんて何考えてるのかのぅ。』

『ほんとださ。やっぱりあれさね。修道院のおなごさね。』

『じゃろうな。あのおなごはガーディアンの國から追放されたらしいぞよ。また面倒なことにならんかのぅ。』

『面倒なことはごめんじゃて。』

悪意のある心を持って話した言葉は全部ファビアに筒抜けだ。

どうやら屋敷の者たちはゲイリーをよく思っていないらしい。

悪意の聲だらけだと、ファビアは思った。

ゲイリーが療養していた屋敷とフロレンティーナが療養していた屋敷は近く、馬車で10分程だった。

ちょうど真ん中あたりでディエゴと落ち合う。

ディエゴは考え込むような表だ。

「中に潛してきたが、今は使われていない様だった。管理人のような夫婦が2人で生活していたよ。庭に野菜をふんだんに植えていた。悪い奴ではなさそうだったが…。」

そちらには連絡をれてはいないということね。

「あとは、モンタナ修道院。」

「ああ。そうだな。そこへは夜に向かおう。」

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