《婚約破棄された令嬢は歓喜に震える》グランドフィナーレ2
閲覧ありがとうございます。
皆様に支えられて番外編も完結までこられました、最終話お楽しみください。
誤字字変換ミスの報告本當に助かります。
僕は幸せ者だと思う、溫かい日常に溢れている。
僕はエルメシア王國の第1王子として生まれた、この前7歳の誕生日を迎え日々の剣の時間を楽しみにしている普通の男の子だ。
家は王家で責任ある立場なのだと分かっているけど、特別なんてない普通の一家で毎日溫かく平穏な日々を過ごしていた。
仕事が忙しいのに遊んでくれる父上に、怒らせたら怖いけど優しい母上。おませで口うるさい妹に、まだく早く一緒に遊びたいと思っている弟がいる。王宮の使用人も笑顔で見守っていてくれる、溫かい日常が大好き。
両親は本當に仲が良く、いつもくっ付いている。
子供の僕から見ても父上は母上に甘えてばかりで、僕が母上と一緒に話しているのも面白くなさそうに見てくるんだ。
そして甘えてくる父上に、仕方ない人ですねって言って、許している母上も甘いと思う。
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なのに父上は早く自立して、立派な男になれなんて僕に言ってくるんだ。子供の僕よりも父上の方が甘えん坊なんだ、おかしい話だといつも思っている。
母上はいつも優しく、皆を見てくれている。でもたまに怒った時は、靜かに怒るから本當に怖いんだ。
でも、優しくて溫かい母上の事大好き。母上にギュッと抱きつくといい香りがするんだ、僕が抱きついていると、直ぐに僕のマネをして妹も抱っこをねだるんだ。そしたら最後には父上が母上を抱っこして逃げるんだ、父上は本當に勝手だと思う。
妹は今年で5歳になる、とにかくお喋りが大好きでいつも喋っている。僕にも口うるさく々言ってくるけど、途中で苦痛になって逃げちゃうんだ。そしたら直ぐに僕にめられたって泣くから、ちょっと苦手な所もある。最近はどの騎士がカッコイイとか母上に話しているのを聞いた、の子ってどうしてそんなにマセているんだろう?だけど可い所もあるから、ついつい可がりたくなるんだ。
弟はまだ2歳で小さいからまだ一緒に遊ぶ事は出來ないけど、後ろをトコトコとついてくるので可くて仕方ない。大きくなったら一緒に剣を習ったり、チェスをして遊びたいと思っている。
だけどこんな家族が大好きだから、いつまでもこんな溫かい日常が続くように、立派な王様になって家族を守っていきたいと思う。
ついクスッと笑いがこぼれてしまった、起こしてはいけないと笑うのを我慢して作文を機に置き直しておく。
寢相でれた寢を直して、ランプを持ってそっと部屋を後にする。
寢室に繋がる部屋に戻ると、ソファーに座ってワイングラスを傾けているリヒト様がいる。リヒト様の橫に座り紅茶に口をつけて落ち著くと、先程見た作文を思い出してクスクスと笑ってしまった。
「いきなり笑いだして、どうしたんだい?」
「ここに來る前に子供部屋の様子を見に行ってきたのですが、宿題なのか作文が機の上に置いてあったんです。読むの悪いかと思ったのですが、つい読んでしまいまして。」
「笑うほど面白い事が書いてあったのかい?」
「僕の家族というテーマで書いてあったのですが、可い作文で家族について書いてあり、リヒト様の事を甘えん坊だと書いてありました。」
聞いた瞬間のリヒト様のなんともいえない表に、ついつい面白くて口元に指を當てて笑ってしまった。
「ちょっと気になるな、しかしステフに甘える特権は私のものだから仕方ない。」
言い終わるとワイングラスをテーブルに置いて、抱き寄せられた。
「まあ夫婦円満な事は良い事だ、皆こうなれば平和な世の中になる。」
グッと抱きつかれて、元に収まった頭をでる。
「し酔ってますか?」
「ステフに酔っているんだ、私のの全てはステフに起因する。」
グリグリとりついてくる様子は、本當に作文にあったように
甘えん坊になってしまったみたいだ。そしてリヒト様は離れて、私のお腹をでてくる。まだお腹は大きくなっていなくて目立たないが、今私は新しい命をに宿している。
「そういえばバルガス様の所も、もうしで産まれるそうです。」
「そうか、あいつが最近ソワソワしていたのはそれでか。」
波の婚約破棄の後に婚約したバルガス様とヴェルローズ様は、しっかりした絆で結ばれている。一時荒れていたバルガス様を支え、持ち直させたヴェルローズ様にバルガス様は頭があがらないらしいが、妻家として周りにも認知されている。
中々子寶に恵まれなかった2人だが、やっと第1子をヴェルローズ様がごもった事で、仕事優先だったバルガス様だがどうやら子煩悩も現れそうだ。
「本當に平和な世の中が続くといいな。」
「はい。このまま穏やかに歳を重ね、最後まで2人で笑って過ごしたいですね。」
2人見つめあって口付けをした後、リヒト様にもたれ掛かり手を繋ぐ。
あの婚約破棄の一件からき始めた私の運命は、こうして幸せで溢れている。
どうかこの幸せが永遠に続きますように…。
本當に皆様のおかげで無事完結です、またどこかで縁がありましたらよろしくお願いします。
告知
連載中と、新連載始めました。(2022.12.2現在)
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