《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第477話 再びエリアボスのワニ
ぎゃー!? なんで、このタイミングでエリアボスのワニが陸にいるのー!? 私は何で水中へ向かって逃げなきゃいけないのー!?
「どんどん迫ってきてませんかねー!?」
うがー! 必死で湖の奧への逃げてるけど、まだ腳が著くよ!? マップを見たら、もうすぐ後ろまで迫ってきてるけど、これって大丈夫なの!?
ミツルギ : ……この水深、ワニはどうく?
富岳 : ……何とも言い難いとこだな。ワニは陸地に近ければそっちに上がっていくが……今の位置はその境界線といったところか。
ミナト : 大丈夫な可能は高いとは思うけど、絶対とは言えない位置ではあるね。
水無月 : わー!? このままじゃ追いつかれるよ!?
サツキ : サクラちゃん、頑張って逃げてー!
「そんな微妙な位置なんです!? 逃げてますけど、水中じゃ速度が出ないです!?」
うぅ、下手すればここで水への適応進化の為の死亡回數がリセットになっちゃうよね!? はっ! 死ぬのはどうせ窒息でもいけるんだから、ここはこれだー!
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「最初に遭遇した時よりは死ににくいはずですし、これでいきます! 『縄張り』!」
これでステータスを底上げして、捕まらないように逃げ――
「ぎゃー!? 噛みつかないでくれませんかねー!?」
うがー! 縄張りは展開出來たけど、その直後に思いっきり後ろ腳に噛みつかれた!? うぅ……この狀態じゃ、前に進めないよ! HPの減りはマシだけど、それでもまだ安全とは言えない位置!
金金金 : ワニに捕まったか。でも、抗えてる範囲ではありそうだな。
イガイガ : 『縄張り』を使ったのは功か?
チャガ : 振り払えればな。だが、元の攻撃力が高い上にエリアボスで強化されている個で、尚且つ地の利は敵にある。『縄張り』での大幅な強化があっても、有利とは言えん。
神楽 : ここで自分から窒息していくのは? 水の中だし、それは出來るよね?
富岳 : それはお勧め出來ん。噛みつきが続いてダメージがり続けてる狀態だから、迂闊に窒息して弱らせても、そっちでトドメを取られたら最悪な事になる。
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ミナト : それをやるなら、ワニをかなくさせて、距離を取った上でやるしかないね!
「そうですよねー!? あ、だったらこれです! 『咆哮』!」
噛みついてきてるワニに向かって、咆哮を放つのですよ! これで噛みついてきてるのがキャンセル出來て、萎になってくれればいいんだけど……。
「あ、やりました! 萎になって放してもくれたので、今のうちに逃亡です!」
ふっふっふ、今の私に出來るのはこれくらいだけど、それでも十分な隙は出來た! 今のうちにしでも距離を稼いで、ワニが水中で戦う場所へと移しとかないと!
こんにゃく : おっ、上手い逃げ方!
ミナト : エリアボス相手には萎は長くは続かないから、大急ぎで離れて!
神奈月 : 萎が効いただけでも、この場合はラッキーだしな!
いなり壽司 : あぁ、縄張りでステータスの大幅強化がってるのも大きいのかもな。
G : あー、確かにそれはあるかもしれん。
「縄張りを使ってて正解って事ですね! あ、腳が著かない場所まできたので、もう大丈夫ですかねー?」
さっきまでいた位置が境界線なら、そこから一気に深くなったこの辺はかなり違う環境になるはず? ここでなら、ワニに倒されても問題ないかな?
ミナト : 急激に深くなってるとこまできたら、大丈夫だと言い切れるね。
ヤツメウナギ : とりあえず一安心だな!
ミツルギ : 他の敵は格下だから、襲ってくる事はまずないな。
咲夜 : これで気兼ねなく死ねるぞ!
「あはは、その言い方はどうなんだろうって気もしますけど、まぁそうなりますよねー! でも、同じワニに2回殺されるのは嫌なので、ここは自分で死んでおきます!」
本當なら戦って倒したいけど、狀況的に多分無理だから今はそれは諦める! うぅ、雷への適応進化をしてる狀態で、ここに來て陸地で戦いたかった……。
うがー! 々とタイミングが悪かったのは間違いないけど、それを考えてもどうしようもないし、考えるのは止めとこ! ともかく今は、水中に潛って窒息になるようにしていこー! HPは半分を切ってるし、窒息になればあっという間に無くなるはず!
「……え? わー!? もう萎が切れたんです!?」
ぎゃー!? また後ろ腳に噛みつかれ……なんかさっきより、威力が弱いような? でも、さっきよりも全然びくともしないよ!? というか、視界にってないから見切りを発した意味はまるでないね!?
「わわっ!? このワニ、もしかして水中に引きずり込むって攻撃パターンになってます!? これ、捕獲能があるって言ってた『強獲牙』ですかねー!?」
新たにスキルを解放する時に、屈強のスキルツリーの確認の中で出てきやつ! ワニなら同じスキルを持ってても不思議じゃないよ!?
ミツルギ : このじだと、まぁ『強獲牙』で間違いないな。
いなり壽司 : 水中に引きずり込むのは、この手のワニの定番パターン。まぁこうなれば、確実に水中で死亡だから心配はいらないな。
ミナト : そうなるんだけど……あはは、これはワニに仕留められて終わりかなー?
真実とは何か : それが真実なのである!
「確かにそうなりそうですけど!? 死ぬにしても、この死に方はなんか嫌なんで――」
<サクラ【巧妙なライオン】が死亡しました>
<死亡した為、リスポーンとなります。リスポーンの手段を選んでください>
うぅ……最後まで言わせてもらえないまま死んじゃった。うがー! やっぱり、このワニ嫌い! まさか、同じエリアボスに2回も殺されるとは思わなかった!
金金金 : ご機嫌斜めな狐っ娘アバター。まぁ気持ちは分かる。
こんにゃく : まぁエリアボスの撃破狙いでだったら、かなり良い位置にいたからなー。
ヤツメウナギ : 適応進化狙いだと、最悪な位置だったのも事実だし……複雑な気持ちにはなるよな。
サツキ : サクラちゃん、ドンマイ!
水無月 : 目標自は途切れてないし、続けてやっていこー! 今ので5回目!
神奈月 : あと25回だぞー! 気分を切り替えてけー!
「……そうですね。気分を切り替えて、ランダムリスポーンで!」
こうなっちゃったものは仕方ないし、今は水への適応進化を目指して頑張るのさー! それでまともに水中で戦える狀態になって、あのワニの撃破を狙おう! その為にも、今はランダムリスポーン!
「えーと、今回は水中に出ました……あのー、なんだか見覚えのあるワニがいるんですけど!?」
待って、待って、待って!? 大きなワニの後ろ姿が見えてるけど、これってついさっきまで見てた気がするんだけど!? ……別の個だったりしませんかねー?
ミナト : あらら、マップで見る限り、ほとんど位置は変わってないね。エリアボスのワニの後ろ側に回り込んだ程度の変化になっちゃった。
咲夜 : そんな事ってある!?
ヤツメウナギ : まぁランダムだからなー。実際にそうなってるんだから、あるとしか言いようがないぞ。
「なんでこんな時に限って、2回連続でエリアボスの前に出るんですかねー!?」
うぅ……このワニを倒そうとは思ったけど、まだその準備は出來てないよ!? あ、こっちを向いてきたから、気付かれたみたい?
サツキ : サクラちゃん、考え方を変えよう! 手早く殺してくれてラッキーだよ?
いなり壽司 : まぁ完全に水中での死亡にカウントされる位置だから、それは間違いないな。
G : そうだぞ! さっきはともかく、今回のはそう運は悪くない!
「そう考えないとやってられないですよねー!? って、今度の噛みつきは痛いですね!?」
うがー!? 噛みつき続けてるし、これがもしかして『強牙』なの!? なんか腳がミシミシと鳴ってるような気がする! 実際に音がしてる訳じゃないけど、気分的にそんなじ!?
ぎゃー!? 窒息にもなってるし、凄い勢いでHPが減っていってるー!? むぅ……納得いかない部分もあるけど、これは本當に水への適応進化と考えたらラッキーな狀態なのかも。
<サクラ【巧妙なライオン】が死亡しました>
<死亡した為、リスポーンとなります。リスポーンの手段を選んでください>
<『死亡還元』の効果で、進化ポイントを1獲得しました>
うん、また死亡確定! って、あれ?
「また、死亡還元で進化ポイントが手にりましたね? なんか今日、確率高くないです?」
別に悪い事じゃないし、むしろありがたい事だけど……なんだかこうも続くと、不穏なものをじるよ!? 何か変な事の前れだったりしないよね!?
金金金 : 不安そうな狐っ娘アバター。そこは素直に喜べばいいんじゃね?
ミツルギ : まぁそれが確率ってものだからなー。偏る時は、本當に偏る!
咲夜 : 水への適応進化が終わるまで、ずっとワニの前に出続ける可能だって0じゃない!
「それは絶対に嫌ですけど!?」
でも、理屈の上ではそういう事もあるって話だよね。確率は0%じゃない限り、どんなことも起こる可能はある! 咲夜さんが言った事は実現してほしくないけど!
「ともかく、次のランダムリスポーンをしていきましょう!」
さっきの死亡で6回は終わったし、あと24回! さーて、次はどこに出るんだろ?
「このワニ、酷くないです!?」
「まぁそれも運次第? ランダムだし」
「それはそうですけども!」
「配信的には味しいでしょ?」
「それも確かにそうですけども!」
「なら、何か問題が?」
「……気持ちの問題ですね!」
「それじゃ、無視してもいいやつだね」
「よくないですよ!?」
「好き勝手にくサクラの都合に合わせて、出てくる敵を調整したりはしないからね」
「むぅ!? 勝手な作者さんですね!?」
「よりによって、サクラがそれを言う? さて、次回は『第478話 死にまくって』です。お楽しみに!」
「ひたすら死亡の繰り返しですもんねー」
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