《寢取られた元カノ?、知らない許嫁、キャな馴染も皆要らない。俺のみは平穏な高校生活だ!》何でも一緒は堪らない
ちょっと投稿が遅れました。
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俺、立石達也。東京での住居が決まった後も大変だった。諸手続きもそうだが、引越しも大変だった。
俺と早苗それに涼子が一緒に引越す事になり、俺だけならない筈の荷が、早苗と涼子の分を含めると二トントラック一臺では足らず、二臺になってしまった。四トン車にしなかったのはマンション前の道路事を考えての事だ。
引越し日は、玲子さん、四條院さんも同じだ。こちらも二トントラックが二臺だ。というのはどうも持ちらしい。
午前中にそれぞれの引越しが終わり、みんなで晝食を挾んだ後、この前購した家が搬された。これはそれぞれが自分の部屋で対応した。
俺の所もベッドや洋服ダンス、ローテーブルやソファ、更には勉強機や本棚、テレビ、食事用のテーブルや椅子、食類、食棚といったものまで搬し終わると流石にちょっと疲れた。
リビングでソファに座りここで暮らすのかと思いに浸りながら落ち著いたと思った矢先、何故か早苗、涼子、玲子さんそれに四條院さんと加奈子さんまでやって來た。
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なんだあ?それに玲子さん、四條院さんそれに加奈子さんどうやってこのマンションにったんだ?意味分からずに取敢えずみんなに部屋にって貰うと
「達也、これ私の部屋の鍵。いつでも來て良いよ」
「えっ、何言っているの本宮さん、達也がそれけ取るなら私のも」
と言って涼子と早苗が俺に鍵を渡して來た。
それを見た玲子さんと四條院さんまでもが
「達也さん、これ私の部屋の鍵です」
「達也、じゃあ私の部屋のも」
結局俺の手には四人の部屋の鍵が乗っている。はぁ、高校生の時の方がまだよかった。と思っていたら早苗が今度は
「達也、鍵頂戴」
「いや、それは」
「えっ、桐谷さんに渡すなら私にも下さい」
と玲子さんが言って來た。流石に四人に俺の部屋の鍵を渡す訳には行かず、
「皆には渡せない。鍵は予備が二つしかないんだ。一人に渡すと皆に渡さなくては行けなくなるから誰にも渡さない」
「「「「えーっ!そんなあ」」」」
なぜかハモっている。
加奈子さんがその四人の後ろからウィンクしている。後で寄こせという意味だろう。
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本來なら五人で近くのファミレスか何かで引越し祝いでもするのだろうが、加奈子さんも含め、集まっている子達の事を考えるとそれが出來ない。だが皆がやりたいというので
「「「「「引越し完了!かんぱーい!」」」」」
何故か全員が俺の部屋に居る。四人座りのテーブルでは足りず、ローテーブルにまでケータリング料理が並んだ。
何でいつもみんな一緒なんだ?
だがこれだけでは終わらなかった。
そう履修登録だ。これはWEB化された學務システムから登録しなければならないが、初めての事もあり仕方なく加奈子さんを頼る事になった。
必修、準必修、選択等があるが一覧で見ていても多すぎて分からない。だが問題になったのが第二外國語の選択だ。
加奈子さんは自分が取っているフランス語を俺に選択するよう希したが、早苗と玲子さんが何故かドイツ語だと言って反対した。涼子と四條院さんは俺と同じ所ならどこでもいいらしい。
多分フランス語を取ると加奈子さんと一緒になるから嫌なのだろう。意図は分かるが、俺ははっきり言ってどっちでもいい。
だが、大學卒業後を考えると加奈子さんと同じフランス語が良さそうだ。そこで
「第二外國語はフランス語で第三外國語をドイツ語にしてはどうだ?」
「「そう言う意味で言っているんじゃない」」
と一蹴されてしまった。
結局この時の決著は著かず、実際の登録の時までに決める事になった。何となく問題の先延ばしの様な?
ちなみにオリエンテーションを兼ねた合宿も有ったが、これは全員がキャンセル。加奈子さんも行かなかったようだ。
仕方ない所も有るが俺個人としては學生ライフの出発點で有る為行きたかったのが本音だ。
なんだかんだと々な用事をこなし、學式がやって來た。場所は九段下にある有名なイベント會場葡萄館だ。
俺達は場する前に決められたクラスに行くと、他の人達はオリエンテーションで仲良くなっているみたいで、そこに俺達が行くと誰という顔をされた。でもその、
「皆可いというか綺麗というか」
「そうだな。一線畫している子達が四人ったじだ。オリ合宿來れば良かったのにな」
「でも一人怖そうな人がいるけど」
「ボディガードじゃねえか」
何言っているんだ、こいつら。と思いながら時間になったのでクラス単位でって行った。これはオンラインでも見れるが學生一人に対して同伴二人の參加が許されている。
俺と玲子さんそれに四條院さんの所は母親が、早苗と涼子の所は両親が出席した。
午前十時二十分から始まった學式も無事に終わると、それぞれの親と一緒に皆で食事をして別れた。今日は流石に加奈子さんはいない。
この後は皆で自分のマンションの部屋に帰る予定だ。まだ慣れていないが大學から駅二つ目というのは本當に便利だ。両親に謝しかない。
玲子さん、四條院さんと別れて、俺達のマンションのエントランスにると
「達也、まだ前期の履修登録全部終わっていないから一緒にやろう」
「私も。達也いいでしょう?」
早苗も涼子もける科目は全く一緒だ。
「ああ、良いよ。ノートPC持ってくればいい」
「「うん」」
彼達は五階、俺は六階なので一度別れて自分の部屋にり部屋著に著替えると
二人がやって來た。お互い隣同士なので當然だろう。
しかし、この二人は表面上だけかもしれないが上手くやっている。涼子がしっかりと立ち位置を分かっている所為か、多の事を俺にしても早苗は何も言わない。時々俺の顔を見て怒った顔をするけど。
早苗は加奈子さんに対しても同じようにしてくれると嬉しいのだが。
しばらくして俺のスマホが震えた。畫面を見ると玲子さんだ。直ぐに出ると
「達也さん、前期履修科目の登録が終わっていません。一緒にやって頂けませんか?」
「それは…」
チラリと早苗と涼子の顔を見るとじっと俺の顔を見ている。電話の相手が分かった様だ。
「良いですよ」
ける授業は同じだ。
「達也なんで斷らないの?」
「だって、ける授業一緒だし、良いじゃないか」
「ける授業はみんな一緒なんだから自分でやらせればいいじゃないの」
「それを言ったら早苗も同じだろ」
「分かっているけどさ」
全く達也にはその辺もっと理解させないと。
もう一度スマホが震えた。マンションの口に著いた様だ。監視カメラを一度のぞいた後、直ぐにり口のドアを開けた。
力の仕方は加奈子さんから聞いている。履修科目もみんなで決めた。はっきり言って俺の部屋でやる必要あるんだろうか?
登録が無事に終わりこれでみんな帰るのかと思いきや
「達也さん、本日の夕食はどういたします?もし考えて無ければ私の所で食べるか、もしくはここで私が作りましょうか?」
「ちょっと、待ってよ。何勝手な事言っているの。達也のご飯を作るのは私の役目よ。立花さんが口出す話ではないわ」
「何を言っておられるのですか。部屋が近いからって毎日作る事が決まっている様な言い方はしないで下さい」
「はぁーっ!」
これは不味い。
「二人共止めろ。今日の夕飯は自分で作る。言い爭うのは止めろ!」
「「達也(達也さん)出來ないでしょ!」」
「はい」
うーっ、立場弱い。実際料理なんか作った事が無い。カップ麺か冷凍食品をチンして終わらすつもりだった。
結局、五人で近くのスーパーに買に出かける事になった。しかしまいったな。なまじ距離が近くなった事と実家から離れた事でマウントの取合いになっている。これは対策を立てないと不味いぞ。
――――――
達也、高校生時代より皆さん近付いたようです。
次回をお楽しみに。
面白そうとか、次も読みたいなと思いましたら、ぜひご評価頂けると投稿意が沸きます。
想や、誤字字のご指摘待っています。
宜しくお願いします。
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