《VRMMOで妖さん》2609:放棄して任せてみよう。

さてさて、次の予定といえば役場での草むしりだけど、々やってたとはいえまだし早いかな。

いや、別に早めに始めたって何の問題も無いんだけどね。

「カトリーヌさんは何かやりたい事とか有る?」

こういう時は丸投げしてみよう。

「いえ、特には」

うん、そうだよね。

というか有ったとしてもカトリーヌさんのやりたい事に私が付き合える気がしないし。

いや、流石にそういうのは有っても言わないか。

「強いて言うのであれば」

お?

「白雪さんのおみ足に付いて回る事……というのは冗談ですが」

「……実行してない?」

やりたい事っていうかやってる事だよね。

というかそれ普通は後(あと)とかおしりとかって言うんじゃないかと思ったけど、そういえばこの人っていつも私より低めに飛んでるんだよね。

さっきも兎さん達にすきーって言われてたけど、何がそんなに良いんだろうか。

いや別に知りたくはないけどさ。

「お暇なのでしたら、街を散策してみてはいかがでしょう」

「あー、そういえばまだ行った事が無い場所も結構有るもんね」

工房(ここ)や研究所とか役場とか、ある程度決まった範囲での活ばっかりだからなぁ。

一応違う道を通ってみたりはしてるけど、大きく迂回はしないから誤差程度だし。

まぁ行範囲が狹めなのは、私みたいなのがあんまりふらふらしてると危険だからっていうのも有るけどね。

【妖】側(こっち)としても、事故に遭う側としても。

……というか、別に私に限らず街を全部見て回ってる暇人なんてそうそう居ないのでは。

結構広いし特にその必要も無いし。

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