《僕の妹は〇〇ですが何か問題ありますか?》多分意識はしてると思うよ

登校中……。

「ねえ、お兄ちゃん」

「ん? なんだ?」

「あの二人、お兄ちゃんのことなんとも思ってないのかな?」

あの二人……ランランとリンリンのことかな?

「うーん、どうだろう。まあ、なくとも嫌われてはいないだろうな」

「そうじゃなくて、お兄ちゃんのこと異として見てないように見えるってことだよ」

「え? あー、そういえばそうだな。うーん、まあ、二人ともキョンシーだからな。きっと一回死ぬと龍神の力の対象外になるんだよ」

「でも、それだと死後妖怪になったの子がお兄ちゃんのことを好きにならないはずだよ」

「あー、そういえばそうだな。ということは……」

「多分意識はしてると思うよ。それを表に出さないだけで」

「そう、なのかな?」

「きっとそうだよ。試しに今日二人の背中流してみたら?」

「そんなので分かるのか?」

「分かるよ。心拍數とか発汗量とか計測できれば」

「そうか。じゃあ、子《わらこ》にお願いして計測してもらおうかな」

「うん、そうした方がいいと思うよ」

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