《ロング・ロング・ラブ・ストーリーズ 4度目のさようなら that had occurred during the 172 years》第4章 1963年 プラスマイナス0 - すべての始まり 〜 7 小柳社長
7 小柳社長
不思議なくらいトントン拍子に話は進んだ。未來から來たと知っている? そう思いたくなるくらいの信じようだったのだ。ただ、最初の頃はそれでも、
「以前、お勤めだった會社で、一度お會いしたことがありまして……」
そんな剛志の大噓に、首を傾げていたのも確かだった。
小柳氏は去年まで、屋號が変わったばかりの化學繊維メーカーに勤めていた。そんな時代に世話になったと禮を言って、剛志は準備した言葉を次から次へと並べていった。
ミニ丈のスカートがどこでどのように誕生したか? さらに日本でけれられる拠など、多の誇張も含めて一生懸命話して聞かせる。そうすれば、いずれは信用してくれる。そう信じていたが、それでも何回かは通うことになるだろうと覚悟はしていた。
ところが案ずるより産むが易しというじだろうか……、
「こりゃいい。アッパッパーがあれだけヒットしたんだ。えっと、サックドレスって言ったっけ? そいつの短い版が流行るってんなら、そりゃあスカートだって、同じくらい短いのがあったっていいわけだ。とにかく、人がすでにやってることを、後から真似したってたかが知れてる。いいよ、いいじゃないか……で、それってのは短い以外に、ほかに何か特徴とかはあるのかな?」
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おおよそを話し終わって、小柳氏はちょっとの間考え込んだ。と思ったら、いきなり大聲でそんなことを言ってくる。それからさらに、剛志が無職だと口にすれば、
「よし、あんたを企畫擔當として雇うよ。そうすりゃ、自由にここを使ってもらえるしな。最初はたいした給金は支払えないが、あんたの言うミニスカートってのが売れちまえば、そのあとはいくらだって支払ってやれるだろうしさ……」
そう言って、構わないだろ? という笑顔を見せた。
それからさらに、剛志の顔をニヤニヤしながら覗き込み、
「でもさ、あんな景気のいい會社を辭めちゃうなんて、あんた、本當にいい度してるよ」
と続けて、彼はケラケラと大聲で笑った。
剛志が働いていた婦人服の専門店は、この時代の方が遙かに優良企業だと言えた。そのような會社をさっさと辭めて、ミニスカートで一旗揚げたい。そんな剛志の言葉を、小柳氏はなんの疑いもなく信じ切った。
まだまだ転職だって珍しい。もちろん滅多なことではクビにもならない。會社のため家族のために、定年まで勤め上げるのが當たり前というときだった。そんな時代に自分と同様、會社を辭めて一発勝負に出ようとしている。その辺もきっと、剛志をけれ易くした要因だろう。
ただ一つだけ、いくら考えても答えの出ないことがあった。
それは初めて、小柳家を訪ねた時のことだ。彼の母親が玄関口に出て、庭なら勝手にって構わないと言ってくれる。剛志は玄関から庭の方に回って、ドキドキしながら建の扉をノックした。
當然、若いながらも知った顔が現れる。そう思っていたのだが、現れたのはどうにも記憶と違う顔だ。年の頃は似通っている。しかしこれ以降の二十年で、知っていた顔になるとはどう考えても思えなかった。
――どうしてだ? 俺の記憶がおかしいのか?
それとも自分が現れたせいで……以前の世界と変化したのか?
せめて苗字でも違っていれば、當初、共同経営者でもいたんだろうと思えばいい。
ところが苗字も一緒で、その顔つきだって似ているところもなくはない。
――もしかして、兄弟がいたか?
ふと、下の名前を聞こうと思った。ところがそれを知ったところで、もともと名前を覚えちゃいない。ただそれ以外はなんの問題もなく、ほぼ順調に製品化に向けてスタートできた。
大急ぎで何パターンかサンプルを仕上げ、それらを抱えて売り込みをかける。あと二ヶ月で年が変わってしまうのだから、何より販売先くらいは決めておきたい。
ただ実際、剛志は最初に売れ始めた店を知らなかった。
それでも一向に心配などしておらず、
――俺が高校生だった頃の歴史は、きっとここでも、同じように繰り返されるはずだ。
そんなふうに信じて、名の知れた百貨店すべてに電話をしまくる。そしてアポイントの取れたところから、サンプルを抱えてプレゼンして回った。
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