《【書籍化&コミカライズ】勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖、お前に追って來られては困るのだが?》273.魔大陸の謎

273.魔大陸の謎

~Side????~

「ハァ! ハァ! ハァ!」

私ことパウリナは走っていた。

何とかあの恐ろしい魔大陸から単出して、しかも運良くエンデンス大陸へ到著することが出來た!

神様ありがとう‼

だけど、運不足だから、足がもつれて息が切れて來た!

どうして私が襲われているのか分からないけど、知らないうちに何かしでかしたに違いない。

「うちは代々由緒正しい農家なのに⁉ 何も盜るなんてありませんよう⁉」

後ろから追ってくるモンスター達に泣きながらんでみても無駄だった。

そりゃモンスターだからね‼

しかもキング・オーガ10

「考えても見て下さい! 私をむさぼるにしてもですね! あなたたちみたいな巨漢が私を10等分して食べても、全然お腹の足しになりません! しかも、ほら、プニッてません! ええ、けしてㇷ゚ニってません! む…‥、む……、む……」

私は己のプライドもかなぐり捨ててぶ。

もありません! いえ、皆無では決してないですよ! ですがこの際ですから無いことでいいです!」

私は命の危機にさらされながらも、半泣きになりながら、何をばされているのかと思いながら訴える。

「そ、そういうわけです! 質も量も不足している私を食べることになんの得がおありでしょうか‼」

の自己否定!

完全な自

神は死んだ!

だというのに。ここまでしたというのに!

「グオオオオオオオオオオオオオン‼」

全く意にも介さず、キング・オーガ達は迫ってきます。

ここまで逃げて來られたのすら、なぜか分からない奇跡の賜だというのに、地の利のないエンデンス大陸で逃げ切れる訳がありません。

どうやら私の命はここまでのようです。

「ああ、せめてお芋の収穫は終わらせたかった……」

今年は新しい料を試したから、きっと味しいほくほくのお芋を堪能できると思って。それだけを楽しみに暮らしていたのに。

「ああ、天國のお父さん、お母さんごめんなさい。パウリナはキング・オーガに食べられて死にまヘブッ‼」

後ろを頻繁に見ながら砂浜を疾走していたからでしょうか。

巖場があることに気づかずに、足を取られて、そのまま思い切り顔面を巖に打ち付けたのでした。

「し、死因は巖場での転倒になるとは、ガクッ……」

こうして私は気を失ったのでした。

遠くから、キング・オーガと戦う人々の聲が聞こえて來た気がしましたが、既に死んだ私には関係のないことなのでした。ああ、それにしてもふかし芋、楽しみにしていたのにな……。ジュルリ。

そんな死後の世界でお芋への未練をじていた私でしたが、なぜか現世の聲ははっきりと聞こえてきたのでした。

「ん? なんだこのは?」

「ピンクの海藻か何かと思ったが、のようだな」

「いちおうアリアケ様の元に連れて行くか? 気絶はしてるがケガは大したことなさそうだ」

んん~?

あんまり死後の世界ってイメージしてたのと違うな~。

そんなことを思っている間に、私を取り巻く環境は急展開を迎えるのですが、この時の私はまだそのことを知る由もなかったのでした。ただ、それは結構私にとってはいつものことなんですけどね……。

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小説・コミック共々大人気です。支えてくれた皆さん本當にありがとう!

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