《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第489話 今日の配信の準備

結月ちゃんと立花さんと話しながらのお晝は終わって、忌まわしい授業も終わって放課後! どうも教室での居心地は悪いから、急いで撤退!

立花さんがズバッと言ってくれたから変にちょっかいは出されていないけど、それでもやっぱり妙に悪目立ちはしてるよね……。昨日の放課後の件、無かった事にならないかなー? ……うん、しばらくは無理かも? その辺は夏休み明けにでも雰囲気が変わってればいいなー。

ともかく、文化祭絡みの々は終業式の後になったから、今日は普通にサッサと帰るのです! 暑いけど、駅まで歩いていこー。

「あ、咲ちゃん! またねー!」

「うん! またねー!」

廊下で部活に向かう結月ちゃんと遭遇したから、軽く挨拶してから帰宅! 校舎から出たら、ひたすら暑い……。

「……暑いなぁ」

でも、そんな事を言ったからってどうにかなる訳じゃないし、ここは我慢していくしかない! 電車に乗れば冷房は効いているから、しの間の我慢!

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◇ ◇ ◇

我が家の最寄り駅に著いたー! ちょっとパワーアップしたデザイン用のアプリを攜帯端末で弄って、作る予定の和室の庭のデザインを考えてたけど……危うく降りそびれるところだった! 危ない、危ない……。

「んー、中々これって決定案にはならないねー?」

々と考えてはいるんだけど、庭のデザインって難しい! 今使ってる竹林みたいなのもいいし、大きな平たい石と砂利が敷いてあって花壇みたいなのがあるのもいいし、ドーンと池があるのも捨てがたい!

おじいちゃんの家を思い出して、普通の平屋の一軒家の庭ってじも悪くはないんだよねー。縁側は確実に作るから、庭を眺められるようなのがいいんだけど……。

「まぁもうし考えよっと!」

多分、作り始めるのは早くても今週末の土曜から! 場合によっては文化祭のお手伝いもやる事になるから、學校までの行き來もありそうだし、その間に考える時間はたっぷりあるもんね!

ふっふっふ! 姉さんがアップデートしてくれたデザイン用のアプリ、攜帯端末での作が雲泥の差で軽くなってるのは大きいよね! まぁそれでもやっぱり家でフルダイブを使う方がやりやすいけど、仕上げ以外はこっちで大出來そう!

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「……それにしても、やっぱり暑いなぁー」

々と考えながら駅を出て家まで歩いているけど、ともかく暑い! うーん、途中でコンビニに寄ってアイスでも買っていこうかな? あ、とりあえず自分の部屋の冷房はれとこうっと! ……うん、これでよし!

「あ、兄さんからメッセージ? あ、ソフトクリームの試食データ!」

文化祭の件と庭のデザインで、まだそのデータが送られてきてなかったのには気付いてなかった!? でも、これで今日の配信中に宣伝は可能だね!

えーと、試食データは……あ、2食分だけなんだ。うーん、まぁお茶と違って何度も食べるようなものでもないし、配信前の雑談中に1回、配信途中で機會を作ってもう1回ってとこかな?

最低限、言うべき事は一緒に送られてきたカンペに書いてあるね! えーと、店名と商品名は當然として……。

「ソフトクリームの特徴と、その味の想は必須なんだねー」

この夏の新作って事だったけど……特に変わり種ってじではないんだよね。チョコ味みたいだけど、どういう風なじなんだろ? 大人な味わいとは書いてるから、甘さ控えめとかなのかな?

「んー、これもあるし、今日はコンビニでアイスはいいや!」

リアルで食べるアイスとVR空間で食べるソフトクリームは全く別だけど、この辺は気分的な問題! 気分的な満足度が変わってくるのですよ!

あ、そう考えると一番最初に食べるのは配信の真っ最中の方がいいのかも? 一度食べたら味は分かるし、反応も変わってくるもんね!

「うーん、中々タイミングっていうのも難しいねー」

宣伝だという事は堂々と言うのも必須だし、噓の事を言うのはNGになってるし! あ、今はまだ無理だけど、庭と縁側が出來たらそっちで々と食べるのもありかも? うん、それはいい案! そのつもりでやっていこー!

あ、々考えながら歩いてたら、コンビニは通り過ぎちゃった。まぁ絶対にコンビニで何かを買わなきゃいけない訳じゃないし、今日はそのまま帰っちゃえ! ……汗が気持ち悪いし、早く帰って汗を流してしまいたい!

◇ ◇ ◇

暑い中を歩いて、なんとか帰宅! 兄さんは既に帰ってきてて家にいるみたいだから、家の中は涼しい!

なんか見知らぬ車が停まってるけど、何かあったのかな? んー、兄さんの友達でも來てる?

まぁいいや! このままじゃ汗で冷えちゃうから、ササっとシャワーを浴びて著替えちゃおう! 自分の部屋から著替えを取ってきてから、お風呂へレッツゴー! 誰か來てるのなら、変なとこは見られないようにだけ要注意で!

「あぁ、帰ってきたな。ちょっといいか?」

「兄さん? 汗が気持ち悪いから、し後でもいい? シャワー、浴びてきたい!」

お風呂へ向かってたら、兄さん登場! ……なんか慌ててるみたいだけど、どうかしたのかな? はっ、誰か來てる間は汗を流しに行くなとかそういう話!?

「あー、やっぱりか。悪いんだが……今、水道は使えんから、それは無理だ」

「……え? なんで!?」

「風呂場で水れしててな。今、大急ぎで修理を呼んで直してもらってる最中だ」

「誰か來てると思ったら、修理の業者さんだった!?」

わー!? 理由は分かったけど、それじゃシャワーはどうやっても浴びれないよ!?

「そういう事だから、今はシャワーは諦めろ。タオルで拭う程度にしとけ」

「……はーい」

汗を流してさっぱりしたかったけど、理由が理由だけに、これは流石に仕方ないかも。むぅ……私しかいない時にそういうトラブルが起きなくてよかったと思うべきなのかも?

「……それにしても、いい加減あちこちにガタがきてるな。こりゃ、父さんや母さんと相談して本格的にリフォームを検討すべきか?」

「え、リフォームするの!?」

「まぁ古い家だし、ちょっと前に話題に出た事はあってな? とはいえ、俺だけで決められる話でもないが……」

「まずはお父さんとお母さんと相談?」

「まぁ多の貯金はあるとはいえ、まだ俺が全額の支払いを出來る訳でもないし、そうなるな。……姉さんには言うなよ? 一括で金を出すとか言いかねんしな」

「それは言いそうかも!?」

言うだけじゃなく、実際に実行出來そうなのが姉さんの現狀だもんね! ホームサーバーの買い替えにお金を出して貰ったばっかだし……うん、これはとりあえず姉さんには今は言わないでおこう!

それにしても、リフォームかー。この家、お父さんの育った家でもあるし、私が覚えてる範囲ではした事なかったはず? 元は全部が和室だったのを、私の部屋を含めて何部屋か洋室にリフォームしてるらしいけど、それって私が生まれる前の話だもんねー。知ってる限りでもちょいちょいあちこち修繕したりはしてた気がするけど……うん、それだけ傷んできてるって事なんだ!

うーん、まぁ今考えてても私には結論は出せないよね! その辺の話は、お父さんとお母さん、それに兄さんに任せよー!

「えっと、自分の部屋にいる分には問題ない?」

「あぁ、それは問題ないぞ」

「分かった!」

シャワーを浴びれないのは殘念だけど、そこは仕方ないから、タオルだけ取ってきて汗を拭って著替えようっと! それが済んだら、々とチェックして、今日の配信の準備だね!

多分、配信を始めるまでには修理も終わるよね? まぁフルダイブなんだし、配信に生活音がる事はないし、大丈夫なはず! 業者さんへの対応も、兄さんがいるから任せれば大丈夫!

◇ ◇ ◇

あれからしして、水れ修理は無事に終わったみたい! なんとか配信前までには終わってよかった!

どうも家の中に家族以外の誰かがいると、妙に落ち著かないって事はあるよねー。うん、庭のデザインの案の続きをしようと思ったけど集中出來なかったから、SNSのチェックくらいしか出來なかった!

「あ、そろそろ時間だね! 準備、準備!」

もうしで17時50分になるから、配信の準備をやっていこー! アラームをかけておいたけど、鳴る前にき出せたよ!

今日やる宣伝のデータはちゃんと移し終えたし、あとは配信用の和室のVR空間を作って始めればいいはず! ……うん、起完了! という事で、VR機を頭に被って配信用の和室の方へフルダイブ開始! そして、これだー!

<配信を開始しますか?>

今回は14回目だから【初見プレイ】Monsters Evolve part.14! SNSの通知も送って、配信開始していこー!

サクラ☆モンエボ実況配信中! #***

18時から第14回の配信をやっていきますよー!

今日はちょっとした宣伝ありの回!

配信會場はこちら!

【初見プレイ】Monsters Evolve part.14

URL:*tp://***

さーて、それじゃ今日も配信を始めていくのです! 昨日の配信外のプレイではやり切れなかった、湖の中でのきから再開だー! ふふーん、とりあえずLv30を目指すとこからかな?

「むぅ……水れは想定外です!?」

「いや、それを想定している人は早々いないと思うけど? これから水れになるって事もないでしょ」

「……言われてみればそうですね? というか、我が家はリフォームになるんです?」

「さぁ?」

「なんで作者さんが知らないんですかねー!?」

「今後の展開次第だし?」

「むぅ……まぁそうなんでしょうけど……」

「どうしても経年劣化はあるからねー」

「作者さんの家はしないんです?」

「可能ならした方がいいんだろうけど、そんな金はない! いや、大真面目に々と建て付けは悪くなってきてるんだけど……お金がなくてね」

「お金の話は……世知辛いですね」

「そうなんだよね。それはそうとして……20年以上空き家の隣家に最近何かきがある」

「誰か引っ越してくるんです?」

「さぁ? ちょいちょい車が來て、電気がついたりはしてるけど、何をやってるのかがサッパリ?」

「そうなんです?」

「……住む為にリフォームとかになって隣がうるさくなるのは勘弁願いたいけど、まぁ他人の土地だからとやかく文句は言えないしね」

「あー、そういう事もあるんですね!」

「まぁそうなったら挨拶もあるだろうし、そうなった時に考えるとして……次回は『第490話 配信前の雑談』です。お楽しみに!」

「さーて、今日の配信もあとしで開始です!」

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