《【書籍化&コミカライズ】勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖、お前に追って來られては困るのだが?》281.アリアケ帝國の始まり~翼人王國救済編~

3/7発売コミック3巻の表紙も公開されました。ぜひページの後書きの下をご覧ください(*^-^*)

281.無能な魔大帝に代わり帝位につく~翼人王國救済編~

~Sideアリアケ~

「きゃああああああああああ‼」

「今のは子供の悲鳴ですよ⁉」

「そのようだな。あっちだ。≪スピードアップ≫付與」

俺たちは魔大陸へ神イシスのバグによって時空転移をさせられた後、一旦、オートマタ種族の王エリスと手を結ぶことになった。エリス自は単に寶と噂されるパウリナの紋様に興味があって狙っていたようだが、神の時空転移によって大きな謎があるとじて、俺と一旦手を組むことにしたようだ。

「今日のご飯はなんでしょうか。ワクワクが止まりません」

「あらあら、エリスさんたら、実はアリアケ君の手料理が目當てで仲間になったのね?」

「侮辱はやめて頂きたい。私は我がパートナーのアリアケと、王として、今回の事件を探ろうとしているだけです」

「ならワクワクと口に出すのを止められた方が無難かと思うのですが……。あとパートナーとさらりと口にしているのが若干ボクには気になるのですが他意はないんですよね?」

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「ふむ、人間と言うのは細かいですね。しょせんは言葉に過ぎません。しかし善処しましょう。パートナーの仲間たちの機嫌を損ねるのは、パートナーと私の関係にとって有益ではありませんから」

「善処できてませんよ⁉」

後半部分の會話の意味は不明瞭であったが、とにかく、俺たちとエリスは一時的とはいえ、パウリナという今回の事件の中心を巡って手を組むことになった。

エリスによれば、現在俺たちがいるのは魔大陸の南方にある翼人種が統治する【フリューム王國】の北の森林地帯であるらしい。そのため俺たちは南下しつつ、街を目指していたわけだ。

しかし、そこに不意に子供の悲鳴が轟いて來た。

俺は反的にスキルをパーティーメンバー全員に使用し、現場へと疾走したのである。

そして、そこにはある意味予想していた景。

この魔大陸で橫暴を繰り返す存在としてエリスに教わった、トロール族たち10が、背中からしい羽をはやす子供たちに、今まさに襲い掛からんとする瞬間なのであった。

「助けなくちゃ!」

ラッカライがぶよりも早く、

「スキル」

「え? 先生?」

俺は足元の握りやすい大きさの礫《つぶて》を拾って大きく振りかぶって~、

「≪投擲≫‼」

思いっきり!

今しも襲い掛かる寸前だったトロールの腳に投げつけたのであった。

ベキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ‼

「ギ⁉」

一瞬、何が起こったのか分からないそのトロールはキョロキョロとするが。

「ギイイイイイイイイイイイアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア⁉」

自分の腳にめり込み、ひしゃげかけた太ももを確認するのと同時に、激痛とあいまって、大絶を森林にこだまさせたのである。

「我がパートナー。あれは恐らく魔大陸を統べるレメゲトン魔大帝の手下四魔將ギガテスの部下たちです。それを敵に回すことになりますが、宜しかったのですか?」

エリスの聲が冷靜な聲が響く。

俺は微笑みながら、

「ん? ああ、それなら好都合だろう」

俺の答えにエリスはやや首をかしげるが、

「無法が通っているのなら、その魔大陸を統べるレメゲトン魔大帝という無能に代わり、俺が魔大陸を皇帝として統一しよう。それが一番手っ取り早いからな」

俺の淡々とした回答に、珍しくオートマタのエリスは目をパチクリとしたのであった。

【小説・コミック報】

コミック第3巻、ノベル第6巻が2023年3月7日 発売予定です!

小説・コミック共々大人気です。支えてくれた皆さん本當にありがとうございますm(_ _"m)

ご予約頂けると嬉しいですが、【無料】試し読みだけでも、ぜひぜひご一読くださいませ(*^-^*)

(小説)https://magazine.jp.square-enix.com/sqexnovel/series/detail/yuusyaparty/

(コミック)https://www.ganganonline.com/title/1252

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【1st anniversary記念PV】

SQEXノベル1周年記念に、PVを作頂きました。

https://youtu.be/iNAobmIPNhk

CV:井上 喜久子さん・保志 総一朗さん

公開中!!

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