《【書籍化&コミカライズ】勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖、お前に追って來られては困るのだが?》290.四魔將はなすすべもなく躙される
3/7発売!『追放嬉しい』コミック3巻・小説6巻発売‼ 宜しくお願いします(*'▽')
詳細は後書きの下をご覧ください!可い表紙にも注目です(*^-^*)
290.四魔將はなすすべもなく躙される
「行け、我が配下たちよ! 大地ごと奴らを躙せよ! そして大逆の罪を犯した愚か者たちで山河を築くのだ‼」
「「「「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」」」」
四魔將が一人、ギガテスの総攻撃の命令で、まるで赤銅の山がくかのように、キング・オーガ100がき始める。
その景は圧巻。
山が脈打ち、明確な殺意を持ちながら、たやすく森の木々をへし折りながら薄してくるのだから。
「あひい! もうだめぇ!」
「ダーリン! 気持ち悪いですわよ⁉」
勇者パーティーが腰抜けになる気持ちも分からないではない。実力はともかく、やはり神修養が足りない未者だからなぁ。
そんなことを思いつつも、俺も皇帝として指示を出す。
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「その言葉は全てお前たちに返ることだと気づかないのか? 今の皇帝は俺であり、既にレメゲトンは俺が罷免したと宣告したはず。ゆえにお前たちこそが大逆の徒であり、山河を築くことになる。自ら極刑をむか、いや、子供を狙う罪人どもにはお似合いか」
俺はそう理路整然と相手の言葉を論破しつつ、言葉を続ける。
「奴らは數が多いが、訓練されたきではない。海辺の街『バンリエ』でパウリナをすぐに捕まえられなかったのもそのためだ! それぞれが思い思いの行でいていて、軍団と言えるほどの者たちではない。すなわち雑魚だ‼」
「だとすると、アリアケさん? ここで採るべき戦は何になりますか?」
うん、と俺はアリシアの言葉に頷きながら言う。
「100、という數字にわされる必要はない! 雑魚がいくら群がっても雑魚! その場合のセオリーは各個撃破となる! 集団戦を仕掛けて、あえて相手に連攜させるな‼」
「最高の戦ですね、アリアケさん‼」
「儂もそういうの大好き‼」
「ブリギッテお姉さんも良いと思います。単突撃します!」
「本當に好ましい判斷です。集団戦法は私の得手ではありませんので」
「あなたは王なんだから、もうし得意になってもらわないと困るんだけどね! でも、私自はそういうのは嫌いじゃないよ」
あれ? 賢者パーティーの半分ってもしかして脳筋集団……? え? いや、まさかなぁ。
そんな若干の疑問が浮かんだが、心の平穏のためにも、深く考えないことにした。
「とはいえ、そのために必要なのはスピードだ。≪疾風迅雷≫≪直無視≫」
よし。
「これでいつもの10倍はけるようになった。お前たちの実力ならば一人で10や20相手することは容易だ! さあ」
俺は聖杖キルケオンをかざしながら、迫りくる大軍を差しながら言った。
「奴らを躙せよ」
「「「「「おう!」」」」」
賢者パーティーたちの威勢の良い聲が響くのと同時に、
「ドラゴオオオオオオオオオオオン・カノオオオオオオオオオオオオン‼」
変していないコレットがで集積したマナをブレスへと変換し、それを凝集した一直線のマナ砲として発する‼
ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン‼
通常のブレスは放狀に広がるが、彼の行ったのはそれとは真逆の攻撃だった。
凝集された線がまるで森を両斷するかのように切り裂き、一筋の線を森に引く!
だが、その効果は絶大だ。
なぜなら、その熱線上にいた生命は全て溶解し、もはや溶けて軽い渓谷のようになった大地へと落下している。
「な、なんだ今のは⁉ エ、エンデンス大陸のドラゴン如きがなぜこれほどの攻撃が出來る⁉」
たちまち、四魔將の悲鳴が轟くが、後の祭りだ。
魔大陸のモンスターは確かに強い。
霧のカーテンのせいで部で熾烈な蟲毒のような闘爭が行われ、一一の個の強さはエンデンス大陸を超えるかもしれない。
だが、
「自惚れたな、四魔將。お前たちが部で闘爭を繰り広げている時、俺たちは宇宙の癌を退け、外宇宙の神と戦い星を守って來た。俺たちの強さは中にあるのではない。外との戦いによって培ったものだ」
俺は斷言する。
「限られた敵としか戦ったことのないお前たちとは、格が違う。さあ降伏し裁判をけるがいい。一犯罪者としてな」
だが、最後のそんな溫の言葉も、視野狹窄に陥った四魔將やキング・オーガたちには屆かない。
「そんな訳がない。俺たちが最強なのだ! 大陸で最強と謳われし我らオーガこそが‼」
その言葉に俺が皇帝として向けるのは、憐れみと同だ。
「哀れだな、ギガテス。彼我の戦力差さえ理解できないほどの矮小な存在よ。何より、外を知ればそんな言葉は吐けないというのに。無知蒙昧がそれほどお前を愚かにした。そのことには同の余地がある。だが、子供を襲うお前たちが蟲けらの価値しかないザコである事実はどうあってもかしようもない。この皇帝をしても、な。それが最も同すべきことなのだろうな」
「お、おのれええええええええええええええ‼」
悲鳴なのか、それとも恐怖を克服するための絶なのか。
ギガテスの雄たけびと共に、再び戦いは再開される。
【小説・コミック報】
コミック第3巻、ノベル第6巻が2023年3月7日 発売しました!
小説・コミック共々大人気です。支えてくれた皆さん本當にありがとうございますm(_ _"m)
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(コミック)https://www.ganganonline.com/title/1252
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https://youtu.be/iNAobmIPNhk
CV:井上 喜久子さん・保志 総一朗さん
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