《VRMMOで妖さん》2652:無謀な挑戦は止めておこう。

ん?

「……いや、いくらなんでも無理でしょ」

なにやらラキがぴーちゃんの上でやるぞーとばかりにバンザイしてたので、一応ツッコんでおこう。

いくら強いとは言ってもサイズの小ささはどうしようもないし、みけちゃんみたいな特殊能力抜きじゃ流石にね。

パワーさえ足りてれば立てた狀態で下から押し上げるじでちょっとずつなら転がせるかもしれないけど、出來たとしてもその運び方じゃ凄く時間がかかりそうだしね。

というかその運び方だと、逆に自分の方に転がってきた時や倒れちゃった時が危険過ぎる。

私達に比べれば遙かに頑丈とはいえ、あんなのに潰されたら無事で済む訳が無いからね。

「あら、ありがとうございます」

「可いねこちゃんが手伝ってくれてるのに、関係者が突っ立ってる訳にはいかないでしょ」

あ、戻ってきたエニュアンさんが嫌々なんだからねって顔で手伝い始めた。

なんか頭に可いって付いたのは置いといて、まぁそれは確かにね。

……あの重そうなのを左右に一枚ずつ抱えて平気で歩ける辺り、やっぱりエニュアンさんも凄いんだなぁ。

「っていうかさっさと全部外して自分も運びなさいよ」

「も、もうすぐですから……」

なんだかやりづらそうに一枚ずつ外してるけど、まとめてスコンっと抜けたりはしないんだろうか。

いや、下手に簡単に外れる様だと危ないだろうし、そういう仕組みにはなってないのかな?

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