《【書籍化】落ちこぼれだった兄が実は最強〜史上最強の勇者は転生し、學園で無自覚に無雙する〜》167.新しい家族

【★おしらせ】

あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。

最後まで読んでくださると嬉しいです。

俺、ユリウスは転生した勇者。

魔王をたおし、その褒として転生することになった。

気づけば2000年後の未來の世界、カーライル公爵家の落ちこぼれの兄、ユリウスとなっていた。

その後いろいろあって、俺は長かった対校戦を終えて、王國へと帰還を果たした。

それから、數日が経過。

「んが?」

「デュフフ……♡ 兄弟仲良くくんずほぐれつ……でゅふふふふ♡」

ちらっと橫を見ると、そこには、紫がかかった黒髪のが立ってる。

「よぉ、ダンタリオン」

はダンタリオン。

元悪魔で、今は俺の嫁(予定)だ。

「おはようございます、ユリウスさん♡」

「おうよ。おまえどうしたの? こんな朝っぱらから」

「ユリウスさんを起こしてこようかと。ガイアスさんが、外でお待ちですので」

「あー、朝練な」

よいしょと起き上がろうとするんだが、誰かがひっついていた。

ありゃ、ミカエル。

「でゅふ♡ ミカさんとユリウスさんが、朝から熱い抱擁をわしてます……でゅふふふ♡」

ミカのやつ、寢ぼけるとすぐ俺の部屋にくるんだもんなぁ。

やれやれ。

「起きろミカ」

無反応。

こいつほんと朝弱いんだよなぁ。

「ミカさん、起きてくださいまし。ユリウスさんが困っておりますよ」

「んがー、あねうえー……いやー……」

「では、こちらにおいでくださいませ♡ わたくしが代わりに抱き枕になりますので」

「んあーい……」

ミカのやつ、俺からはなれて、ダンタリオンにひっつく。

おお、いつも俺にべったりだったのに、すっかりこいつに心を開いてるなぁ。

「さすがだぜダンタリオン」

「おほめくださり、栄ですわ♡ さ、ユリウスさん。朝練へ」

「おーよ」

俺はベッドから降りて、木刀を手に、屋敷を出る。

庭では我がする弟ガイアスが、素振りをしてる。

彼が木刀で素振りをすると、あとから、パーン!という音が遅れてやってくる。

うんうん、いいぞぉ、ガイアス。

音を置き去りにする素振りができるなんてな。

長したなぁ。

「何黙って、後ろでニヤニヤしてるのさ、兄さん」

ガイアスがこっちを振り返る。

「おお、気配を読んだか。殺気を消してたんだがな」

「兄さんの気配位、眼つむっててもわかるよ」

「それって新手のあいらぶゆー?」

「ば、か! 馬鹿か兄さんは!」

いやぁ、照れるなぁ。

そっかそっか、の力か。

「兄さん茶化すなよ! 勝負勝負!」

「あいよぉ」

俺は正眼で構える。

もう片手落ちでガイアスを、相手することはできなくなっていた。

ガイアスは一瞬で踏み込み、斬撃を放ってくる。

俺は両手でガイアスの木刀をけ止める。

ずしんと、に衝撃が走った。

おもわず一歩下がってしまうほど。

「ふっ」

いい一撃だ。

それはガイアスもわかってるらしく、にぃと笑う。

戦いの間、俺たちは會話しなくなった。

剣を通して、心を通わす。

どこがだめだとかもういちいち言わなくても、ガイアスは俺が攻撃をければ、間違いを自分で気づいてただしてくる。

さすが、今世の勇者。

俺の後を継ぐ男だけはあるぜ。

【★新作投稿しました!】

先日の短編が好評だったので、連載版はじめました!

『【連載版】迷宮の聖は魔達から溺されてる~追放された私、奈落の森に捨てられるも、神に祈りを捧げていたら、いつの間にかそこが聖域化していた「國が亡びるからと王子が君を連れ戻しに來たけど撃退しといた」』

ページ下部↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!

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