《VRMMOで妖さん》2660:自分の過失を認めはしよう。

「そうやって普段から『自分のは傷付ける為のものじゃない』って言ってる割には、しっかり握り潰したりすり潰したりはするんだけどね」

あ、そういう主義の問題も有るんだ。

確かにエクセルさん、そういう「気は優しくて力持ち」ってタイプだよね。

「狀況に迫られての……すり潰してはいません」

「おで挽作っておいて何言ってんの」

「……下に居る事に気付かずに、違和でちょっともじもじしてしまっただけです……」

うさぎさん、頭上に気をつけなかったばっかりに……

たまには原型を留めさせてあげようよ。

……というか下敷きにしても気付かないくらい念りに平たくされてる時點で留めてないし、素材的にもアウト気味な気はするけど。

「ま、その狀況になってる時點で私の失敗(ミス)なんだけどね」

「えっちゃん一人ですから仕方が無いのは解っているんですが……」

あ、そうか。

相手の數にもよるだろうけど、後衛のエクセルさんが襲われてるって事は前衛のエニュアンさんが守り切れてないって事だもんね。

「ただ一つだけ」

ん?

「いつも言っていますが、こちらに來た時に『あー、まぁ良いか』という顔をするのはどうかと思うんです」

「いつも言ってるけど本心なんだからしょうがないでしょ」

「なお悪いですよ……」

うん、信頼の証というよりは扱いが雑って言った方が近そうだよね。

実際問題無く処理……うん、処理しちゃってるみたいだし。

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