《VRMMOで妖さん》2664:好奇心に負けよう。

くんじゃないわよ?」

「普通にハサミを使ってほしいんですけど……」

「冗談よ。スキルも持ってないしね」

鞄から出したナイフをしまって大きめのハサミを取り出すエニュアンさん。

なんだか短剣スキルを持ってたら試してみたかったって気配が出てるのは気のせいだろうか。

「んー、これくらいかしらね」

「思った以上に雑ですね……」

「やらせといて文句言わないの」

その通りなんだけど、殘る形を特に気にする事もなく四角にサクッと切り取るのは、雑って言われてもしょうがないと思う。

とはいえどうせ殘った方もすぐに消えちゃうんだから、雑で問題無いっていうのも事実だね。

「それじゃ、これもお願い」

差し出された布をシルクに預けて、服の中にしまうのを見屆けるエニュアンさん。

「……ごめん、に負けちゃって」

「そういうのは良くないと思いますよ」

「うるさいわね、解ってるからちゃんと謝ってるでしょ」

……気になる気持ちは解るけど、よその小さい……二重の意味で小さいの子の元をふにっと突っつくのはまずいと思うんだ。

まぁシルクは全然気にしてないみたいだから、問題にはならないだろうけどさ。

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