《VRMMOで妖さん》2668:幸運を発揮していこう。

とりあえず街の外周、海側の道路まで出てきたので後は港まで北上して行こう。

この辺りも殆ど通った事が無い所ばっかりだけど、今は移が優先なのでチラッと見ておくくらいだね。

やっぱり海が目の前なだけあって、漁業に関係が有りそうなお店や魚介類を扱うお店が多めかな?

……おさかなの気配にみけちゃんの意識が大分逸れてる気がするけど、なくとも表面上は真面目に先導しているのでつっつかないでおいてあげよう。

……ん?

なんか聞き覚えの有る音が頭の中に響いたんだけど。

しながらだと危ないから一応止まって……

「早っ」

「強運ですわねぇ」

エニュアンさん、目當ての【妖】を一発で引き當てちゃったのか。

流石にまだ著いてないだろうから大人しく待機してるってメッセージが屆いたよ。

いや、一回ごとにお金払わなきゃいけないんだから、當然その方が良いんだけどさ。

急がなくても良いって言われてもそういう訳にはいかないし、危なくない程度に頑張って飛ぶとしようか。

「ぴゃ」

「ん? あ、先に行ってようかって? それじゃお願いしようかな」

「ぴっ!」

【妖】(わたしたち)みたいにゆっくり飛ぶ必要の無いぴーちゃんに、私達が著くまでエニュアンさんの相手をしていてもらうとしよう。

話し相手にはならないかもしれないけど、もこもこした護衛にはなれるだろうからね。

いや、言葉は理解してるんだから一方的にとはいえ話し相手にならなくもないか。

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