《【書籍化&コミカライズ】勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖、お前に追って來られては困るのだが?》294.魔大陸の覇者アリアケ皇帝から落伍者レメゲトンへ降伏勧告を行う
294.魔大陸の覇者アリアケ皇帝から落伍者レメゲトンへ降伏勧告を行う
「旦那。四魔將を楽々と葬ったニュースが魔大陸中で広がっているようです。アリアケ帝國に加盟したいっていう國々がから次々に書面が來ていますぜ」
諜報擔當のバシュータが連絡をくれる。
「ああ、これで名実ともに俺がこの大陸の覇権を握っている狀態になったな。なくとも四魔將があのたらくだったんだ。もはやレメゲトンの権威とやらは地に墮ちただろう」
「まさかこんなに急速に自分たちの牙城が崩れるとは思っていなかったでしょうなぁ」
「力で統治していたのが仇になったな。力や知恵、経験も俺が上だ。もしも徳による統治をしていれば、また違った道もあっただろうが、無能が力で押さえつけていただけならば、そのはるか上位に存在する者が現れれば、即座に覇者から落伍し、ただのチンピラにり下がってしまったというだけさ」
「ですな。それでどうしやす? やっこさんは焦っているのは明白です。奴はジリ貧ですから殘された道は、焦燥にかられながら攻めてくるしかありやせん。わざわざこちらが攻め立てなくとも、自ら自滅しに來るでしょうな」
「本來ならそうだ。だが圧倒的な力と知恵を持つこちら側が圧倒してしまうのが一番被害がないと思う。それに、今回俺が柄にもなく皇帝などになって大陸をり行きで統一したのは、無能大帝レメゲトンで迷をこうむっている人々を助けるためだが、他にもパウリナの救出をするや魔大陸の謎を解明することもある。それで、パウリナの居場所は判明したんだろう?」
「ええ、旦那」
バシュータは頷いて言った。
無能なる落伍者レメゲトンは、どうやらいくつかの拠點を持っているようだが、そのうちの一つ【ノヴァリス基地】に滯在しているようだ。そして、そこでパウリナをしているようだ。
「パウリナを傷つけるつもりはないことは、最初に無傷で捕獲しようとしていたことからも判明していたからな。キング・オーガ10に追いかけられて無事だったのは、そういう指示だったからだ。ゆえに、むしろレメゲトンの傍にいさせることを皇帝たる俺が許可していたが、もういいだろう」
俺は微笑む。バシュータも頷いて言った。
「ええ、旦那。大陸の覇者から落伍者に零落した輩だ。何をするか分かりやせん」
「その通りだ」
俺は立ち上がってバシュータに指示を出した。その指示は賢者パーティーとオマケの勇者パーティーたちに伝わるのだ。
「これより3時間後! 落伍者レメゲトンのいるノヴァリス基地を奇襲してパウリナを救出する! 無能ゆえに何をするか分からん! ゆえに奇襲とし、ことは迅速に達するように伝えろ‼」
「了解です‼」
「あと、いちおう降伏勧告もしてやろう。まぁ現実をけれられるとは思えないから、拒絶した瞬間に奇襲するということになろうがな」
「ただただ地団太を踏んで悔しがるだけのような気がしやすね」
バシュータは苦笑しつつも、深く頷いたのだった。
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