《VRMMOで妖さん》2670:巻き込んで自していこう。
「……あっちはあっちで、いつ見ても凄いわね……」
「私も逆方向に凄いですよ」
「コメントに困るからやめとかない?」
「はい……」
カトリーヌさんを見てのコメントに自分の板をすぱーんと叩いてアピールしてみたけど、やっぱ普通にへこむだけだなこれ。
なんか巻き添えでラキまでダメージけてるし。
ん、シルクがそっと後ろから出てきた。
そういえば服代わりのハンカチを渡さないとだったね。
「ありがとう……ちょっと良いかしら?」
ん?
「ふにふにね……」
「……まぁ気持ちは解ります」
いきなりどうしたのかと思ったら、差し出されたシルクの大きな手をりたくなったらしい。
実際見た目からしてらかくて気持ち良さそうだから、ついついやってみたくなるのは仕方ない事だと思うよ。
「白雪さんの」
「何を言うつもりか知らないけど黙ってようね」
変な報をぶっこまないでいいんだカトリーヌさん。
上のラキも橫のぴーちゃんも「わかる」って顔しなくていいから。
現実でレベル上げてどうすんだremix
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※書籍版2巻でます! 10/15に、gaノベル様から発売! コミカライズもマンガup で決定! 主人公アクトには、人の持つ隠された才能を見抜き、育てる才能があった。 しかしそれに気づかない無知なギルドマスターによって追放されてしまう。 數年後、アクトは自分のギルド【天與の原石】を作り、ギルドマスターの地位についていた。 彼はギルド構成員たちを次から次へと追放していく。 「鍛冶スキルなど冒険者ギルドに不要だ。出ていけ。鍛冶師ギルドの副支部長のポストを用意しておいたから、そこでせいぜい頑張るんだな」 「ありがとうございます! この御恩は忘れません!」 「(なんでこいつ感謝してるんだ?)」 【天與の原石】は、自分の秘めた才能に気づかず、理不盡に追放されてしまった弱者たちを集めたギルドだった。 アクトは彼らを育成し、弱者でなくなった彼らにふさわしい職場を用意してから、追放していたのだ。 しかしやっぱり新しい職場よりも、アクトのギルドのほうが良いといって、出て行った者たちが次から次へと戻ってこようとする。 「今更帰ってきたいだと? まだ早い。おまえ達はまだそこで頑張れる」 アクトは元ギルドメンバーたちを時に勵まし、時に彼らの新生活を邪魔するくそ上司たちに制裁を與えて行く。 弱者を救済し、さらにアフターケアも抜群のアクトのギルドは、より大きく成長していくのだった。
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