《VRMMOで妖さん》2679:とりあえず合流してみよう。

「はぁー……」

骨に面倒そうな溜息が出てるよエニュアンさん。

まるでお姉ちゃんが何か変なを見つけてしまった時の私みたいだぞ。

「やっぱりバットか何か無いかしら」

「別に悪い事した訳じゃないですし……」

やっと引き當てたのがちょっと特殊だっただけだから、エクセルさんは何も悪くないと思うんだ。

いやちょっとって言うには見た目のインパクトが凄いけどさ。

というかバットで毆ったくらいじゃ全然効きそうに見えないぞ。

まぁ頭とか膝とかみたいな、筋で守られてなかったり薄かったりする所なら別だろうけど。

……そもそも元からバットなんかじゃ太刀打ち出來そうに無い気もするのは置いといて、とりあえずこっちから迎えに行くとしよう。

「バカじゃないの?」

「なるほど、こうなるんですねぇ」

第一聲から辛辣なエニュアンさんのコメントをスルーして、普通の【妖】とのサイズの違いを確かめるエクセルさん。

いやそれにしてもほんとでっかいな。

もしかしてシルクよりもさらに大きいんじゃなかろうか。

元々の長差が有るから、スケール的にはシルクの方が大きいんだろうけど。

「で、どういう事なのよ」

「ようやく引けたのが鬼とのハーフでして、まぁそれはそれでと試しに進んでみた次第ですね」

「ほんと、相変わらず運が良いのか悪いのか判らないわねアンタは……」

……ただでさえ二重にレアを引いた上で、ピンポイントで鬼とのハーフになる辺りは凄いよね。

なんか運営に遊ばれてるんじゃないかって疑っちゃうレベルで。

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