《勇者パーティーに追放された俺は、伝説級のアイテムを作れるので領地が最強になっていた》『錬金1011話 勇者視點 ランガ國王に報告』

『錬金1011話 勇者視點 ランガ國王に報告』

「それが簡単には取れません。フェンリル族以外の者が來たからです。出発前にも話したフランツです。フランツは錬金士で谷の近くで村を開拓した男。仲間を連れてきました。フェンリル族が知らせたらしい。神殿を前に戦いになった。ウルフキラーはあるけども、苦戦しました。敵は錬金士、魔王ストラマーベル、アイスドラゴン、ファイアドラゴン、ドリアード族、フェンリル族がいました」

「恐ろしい村だな、聞いたことも戦力。伝説級までいる。戦いはどうなった」

名前を聞いてランガ國王の顔は直した。

誰でもそうなる連中だった。

周りにいた兵士は、青ざめる。

中には、震えるのもいた。

「こちらはミーシャが魔法で闘しても、圧倒的に押されます。はっきり言って敗北寸前でした。そこで勇者グラティアスが活躍しました」

おお、やっと俺の名前が出たか。

「勇者グラティアスが戦ったのか」

「それまでまるで役にたたなかった。弱くて仲間からも不評でした。いなくてもいいという聲もあった」

「それは言わなくていい、クククク」

俺が思わず言った。

言わなくていいだろ。

「まあ、聞け、最後まで聞け。勇者グラティアスは神殿に行った。誰も見てない時でした。すると覇者の剣を持って來たのです。俺たちは予想外でした」

「おおおおお、さすがだ勇者だ」

「そして覇者の剣で敵と戦い、敵は逃亡しました」

俺の活躍だ。

全部俺の活だよ。

「よくやった勇者よ。伝説級の敵を逃亡させるとは凄い!」

「俺がいたから逃亡した。これが覇者の剣です。俺が居なかったら、遠征メンバーは全員死んでました。俺が救ったのですクククク」

「勇者パーティーをって正解だったぞ。いやあああ、これで覇者の剣がまた我が國に戻ってきた。あはははははは!」

ランガ國王は覇者の剣を見て、大喜びする。

國王の幹部も。

目的が達されて上機嫌だ。

俺を見る目も違った。

さすが勇者だという聲がれる。

自分は城にいるだけだがな。

俺らは命がけで辺境の谷に行ってた。

谷で死するのはグラーは言わない。

死ぬ寸前だったんだ。

いい気なもんだ。

「國王様、剣は取ってきました。大功でした。しかし問題も発生しました」

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