《VRMMOで妖さん》2684:無理矢理出してみよう。

「ふっ」

あ、両手で無理矢理押し広げようとして……おぉ、ちょっと開いた。

「意外と丁度良いかもしれないわね」

「人をトレーニング用品扱いしないで頂きたいのですが」

くすぐったいから勘弁してくださいよって顔で抗議するエクセルさん。

というかそのうちられるのにも慣れて、勝手に閉まらなくなっちゃうと思うよ。

いや、それならそれでエクセルさんが自分から閉じれば良いだけではあるんだけどさ。

「……つまらないわね。もうちょっと遊ばせなさいよ」

「おもちゃにもしないで頂きたいのですが……」

どうやらしは慣れた上に翅をかす筋も把握出來たらしく、ふわっと開いてエニュアンさんが解放されてる。

あんまり遊んでると仕返しされても文句言えなくなっちゃうぞ。

「それにしても…… 妖さん、ちょっと良い?」

「はい? というか今みんな【妖】なんですけど」

「こいつ、見た目はアレだけど【魔力知】で見るとすっごい弱々しくない?」

「え、あー、確かに……」

完全にスルーされたのは置いといて、言われてみると【妖】とは思えないくらいの魔力の薄さだな。

まぁ他の種族に比べると桁違いな事に変わりは無いんだけど、普通の【妖】と比べると一目で判るレベルで違いが出てる。

「まぁハーフだから仕方ないのかしらね」

「よりにもよって魔法が苦手な鬼とですしねぇ」

多分だけど、他の種族とだったらもうしマシなんじゃないかな?

どっちかというと【妖】側の補正が減ってるのが主な原因って気もするから、誤差でしかないかもしれないけど。

「新鮮な評価です」

「そりゃそうでしょ」

うん、エクセルさんに弱いとか言える人なんてそうそう居ないだろうしね。

まぁゲームの中だとレベルとかステータスとかの問題で、エクセルさんの方が弱いって事は普通に有り得るだろうけどさ。

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