《勇者パーティーに追放された俺は、伝説級のアイテムを作れるので領地が最強になっていた》『錬金1020話 タップ視點 ヤニス國王に報告』

『錬金1020話 タップ視點 ヤニス國王に報告』

「飛ばされたのはないです。グラティアスは初めから辺境の領地の付近である谷にいました。そこにタップが衝突して、次に私が衝突しました。偶然ですが」

偶然にも衝突した話は、軍師は顔を歪めてますね。

どう考えても偶然にもあり得ないし。

それにどんなスキルか魔法か知らんが、王都から辺境の領地までは恐ろしいくらい距離があるのだ。

それが出來るのが魔竜だ。

「偶然にも、偶然にもというが、二回も辺境の領地まで飛ばす。信じられない力だ。常識を超えた力だな、その魔竜のは。竜巻はいいが、疑問はグラティアスはなぜいたのかだ。私は聞いてない、勇者パーティーが辺境の領地に行ったのは。國王様も聞いてない。タップは知っていただろ。勇者パーティーが行するのだから、行く前に話はするだろう」

「それが、俺も激突して初めて知ったのです。まあグラティアスの方がもっとびっくりしてましたけど。どこから來たかと。そして勇者パーティーとは別れて東のジャカラン國に行くと言い別れてしまった。現在はジャカラン國にいるでしょう」

「ジャカラン國?? 意味がわからないぞ。あそこは決して友好ではない。表向きは戦爭はしてないが、友好とも言えない國だ。それがなぜジャカラン國に、ではタップにも言わずに辺境の谷に行き、ジャカラン國に行ったのだな」

國王は険しい顔を作った。

グラティアスを勇者にしたのに裏切ったと思ったかな。

今まで面倒をみてやったのにという顔だ。

だが軍師は違う。

明らかに怒っている風だ。

「ジャカラン國に行くのは裏切りですね。あれは國王様を裏切ったのです。黙って東の大國に行くのは不自然です。何かしら我が國にしてくる可能もあります。勇者グラティアス最近の調子が悪いとかもあった。ほとんど活躍はなかった。あれは要らないでしょう」

「だがミーシャとフィーネルは必要だったろう、あの二人だけ戻らせて勇者はジャカラン國にあげるのでいいか」

酷い言われようだなグラティアスは。

以前のグラティアスは飛ぶ鳥を落とす勢いだったけどな。

フランツがいなくなってからは、どんどんと落ちぶれた。

あれよという間に、勇者は弱いとかギルドでも聲が聞こえるほどだ。

なかにはグラティアスをみても見向きもしない冒険者もいた。

それがジャカラン國で何をするのかな。

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