《異世界に転生したのでとりあえずギルドで最高ランク目指します》認める、そして避けたい

まずはこの姿を戻すのが先決だろうか? でも重たいとはいえ剣は振れていた訳だし、戦闘自は行える。

強いて上げるとするならば長不足による剣の間合いだが、それもそこまで問題はなかった。

なんでだ?

「このままでも多分問題はないと思う。戦闘は出來るだけ避けるつもりではいるけど、ある程度なら戦えるから安心してくれ」

「あ、いえそっちではなくて……」

「そのす、がただとエ、ルフたち、が誰なの、か分、からない」

「あ」

そっち? てっきり戦闘面の心配かと。

「うーん、霊かドライアドが俺って認識をしてくれたりしないかな」

霊はありえそうなんだよな。神や天使の気配がどうのって言っていたから。

霊とドライアド、エルフの関係を見ていると霊が認めてさえくれれば、あとはドライアドがエルフたちを説得してくれる気がする。

そう考えるならエルフの里に行っても問題なさそうだな。

「? アズ、マれ、いにも認め、られた、の?」

「……そう言って良いのか怪しいけど一応な」

「……旦那様は一般の、それも人間が霊に認められることがどういうことかお分かりでしょうか?」

肯定して良いのか怪しい容の質問をユキナに投げられる。

すると今度はメルマンさんが意味ありげな質問をしてくる。

「え? あー、勇者として認められた、とか?」

マンガとかだと霊に認められた者が勇者って展開もあるからな。

でもそういうのは魔王とかが存在しないとそんな展開に発展しないのではないだろうか?

ただ魔獣で被害は出ている訳だし、それらの被害から助けてくれる勇者がいてもおかしくはなさそうだけど。

まあ、認められても困るが......

「ユウシャ……? いえ、そもそも霊に認められるのは基本的にエルフの長、もしくは次期長の者だけと言われています。人間でも見込みがありそうだったり過去に武功を上げた冒険者や騎士、霊の気紛れなどで認められた事例はあります」

怪訝な表を浮かべながら説明をしてくれるメルマンさん。

ん?

「それでも認められた方は両手で數えるほどしかいません」

そこへさらにニーナが補足を加える。

あれ?

「エ、ルフ、でもか、ならず認、めら、れる訳じゃ、ない。れ、いは相応し、い人じゃな、いと、認めな、いってお母、さんが言、ってた」

そしてさらにユキナがどれほど難しいのかを教えてくれる。

......そんな難易度のものを神様の気配たにんの影響で突破してしまうとは。

頑張って認められた事例の方々、ごめんなさい。

そういえば霊と話したあとから周りがさらに騒いでいたような......

「......まあ、とりあえずこのまま行って頑張ってみるよ」

対処が思いつかないので話を戻す。

さすがに神様とかの話をする訳にもいかないので説明が出來ない。

なので仕方なく話題を逸らす。

「行くな、ら明日に、すれ、ば?」

そんな俺の行為をれてくれたユキナがそう提案してくれる。

「そうした方が良いのは分かっているんだが、キリの傷が悪化する前に報を得ておきたくてな」

が目覚めても『麻痺』を使えば痛みはないだろうが、悪化の進行までは止められない。

行く前にもう一度『麻痺』を使っては行くが、急ぐに越したことはない。

例え夜に押しかけて相手からさらに反を買ったとしても......いや、やっぱりダメだな。

「悪い。やっぱりユキナの言う通り明日にするよ」

を買えば後々の関係に傷がつく。

今回の魔道を借りる際も々ゴタゴタした。そこへさらに不評を増やす真似をすれば、ユキナとのが益々深まる。

それは避けたい。

數時間後になってしまうがそれまでキリには耐えてもらおう。

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