《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第520話 回復するヒマワリ

うふふ、何気なくやってみたけど、この攻撃方法は地味にいいね!

「『放電』『放電』『放電』『放電』!」

狙いをつける事なく、スキルの発だけして、そのまま爪でどんどん切り裂いていくのです!

「やった! ヒマワリの回復速度を上回りました! あっ、ずっと発し続けてないと回復が上回ります!? 『放電』『放電』『放電』『放電』!」

うがー! 通常攻撃だけじゃ威力が足りてなくて、放電と一緒に攻撃してようやく上回れる狀態だったー! これ、ずっと私は『放電』って言ってなきゃいけない気がする!?

「『放電』『放電』『放電』『放電』『放電』『放電』『放電』『放電』!」

うぅ……他の事を話す余地がないよ!? でも、これなら完全にヒマワリの回復速度を上回ってるし、なんとかHPは減っていってる! この調子で削り切って……って、回復し過ぎじゃないですかねー!?

サツキ : サクラちゃん、どんどんいっけー!

水無月 : いっけー!

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金金金 : 電気が放たれ続ける爪での連撃! これ、普通の個ならもう終わってる?

ミツルギ : だなー。このヒマワリが回復し過ぎてるだけだ。

富岳 : この手段は強いんだが、それなりに通常攻撃の威力もあった方がいいからな。

ミナト : 植系の種族で生命系統ともなれば、植わってる時の生命の回復速度は凄まじいからねー。くらいまで育ってるとほぼ『水分吸収』は途切れないから、最速かつ無盡蔵の回復だと思っていいよ!

神楽 : そうなんだ!?

神奈月 : 場合によっては、戦闘自を避けたい相手だったりはする。

「そうなんです!? わわっ!? すぐに回復が上回りますね!? 『放電』『放電』『放電』『放電』!」

うがー! 結構な量のダメージを與えてるはずなのに、しでも喋るとその間に削った分まで回復されちゃう!? ぐぬぬ、この『旺盛なヒマワリ』は厄介な!?

あ、『威力強化【Ⅱ】』が切れちゃった!? これ、切れちゃっても大丈夫……?

「『放電』『放電』『放電』『放電』『放電』『放電』『放電』『放電』!」

むぅ……なんとか回復速度をギリギリ上回っているけど、さっきよりもダメージ量が減ってちょっとずつしか削れないし、しでも喋ったらその間に回復が上回るのってどうにかならない!? 放電でのこの攻撃方法はいいんだけど、これって倒し切るのが大変だー!?

G : 『威力強化【Ⅱ】』の効果が切れたか。まぁでもギリギリ、ダメージ量が上回ってる狀態ではあるな。

サツキ : どんどんやっちゃえ、サクラちゃん!

水無月 : サクラちゃん、真っ向から潰さなくてもいいんじゃない?

金金金 : まぁどう考えても、この狀況で生命を真っ向から削るのは難しいよな。

富岳 : 本來ならこの手段は通常攻撃をメインに『放電』を追撃のサポートとして使うんだが……サクラちゃんの場合は『放電』がメインのダメージになってるからな。

ミナト : 別にそれが悪い訳じゃないんだけど、発聲で発しちゃってるし、喋れなくなってるもんね。サクラちゃん、使いたいってイメージだけでも思考作で『放電』の発は出來るけど……いける?

「そういう事も出來るんですか!? ちょっとやってみます!」

えーと、『放電』を連続で放ちまくれー! あ、普通に出來た! うふふ、次から次へと『放電』が飛んでいってる! でも、これじゃギリギリ相殺できるくらいで、回復を上回ってない! やっぱり、通常攻撃も同時に必要そうだね!

「なんとか出來そうなので、これで……って、ライオンをかしたら途切れました!?」

ぎゃー!? 爪を振り下ろそうとしたら、放電が止まったよ!? 待って、待って、待って!? これ、同時にやるのって難しくない!?

金金金 : 慌てふためく狐っ娘アバター。なるほど、キャラ作と思考作でのスキル発を同時には難しいか。

こんにゃく : 慣れれば今回のはそれほど難易度は高くないんだけどなー。

イガイガ : やってる事はシンプルだし、なにより狙いをつける必要がないのが強み!

ヤツメウナギ : そういう意味では、思考作での『放電』をちゃんと當てている方が凄い。

ミツルギ : 溜めにらず、直接狙うイメージがってるって事でもあるけどな。この場合は放たずに留め続けるイメージが大事だぞ!

「そうなんですか!? というか、いくらなんでも回復し過ぎなんですよ、このヒマワリ! もう鬱陶しくなってきたので、引っこ抜いてやります! 『噛みつき』!」

水無月さんや金金金さんが真っ向から戦う必要については話してたし、この回復を上回るように倒すのは面倒になってきたもん! 植わってる狀態で回復速度が凄いなら、植われなくすればいいだけだよね!

「あ、回復をやめましたね、このヒマワリ! かなり抵抗がありますし、引き抜かれるのを嫌がってるんですか!?」

思いっきり噛みついた狀態で引っ張ってるけど、中々引き抜けないよ!? ぐぬぬ、全く手応えがない訳じゃないけど、引き抜けるの!?

「普段はで歩きまくってる植なのに、なんでこういう時はしっかりと植わってようとするんですかねー!?」

うがー! さっさと地面の中から出てきなさーい!

咲夜 : 普段は植系の種族がで歩いてるのに文句を言うのに、今は真逆の反応!?

神奈月 : でもまぁ、今のサクラちゃんの気持ちはなんとなく分かる。

イガイガ : 確かになー。この手の回復しまくる相手は、こうやって引き抜くのが最適解だけど……思いっきり抗ってくるし。

水無月 : そうなんだ!?

神楽 : それって、ヒマワリだから?

ミナト : うん、ヒマワリだからってのは大きい部分だねー。まぁかない木以外にも、草花系でも植ったままがメインの行パターンの種族はいるって事だよ。

チャガ : まぁで歩けない訳でもないけどな。

「なんか他にも植ったままの植系の種族がいるっぽいですね!? でもまぁ、今はこのヒマワリを引っこ抜きます! えいや!」

噛みついたまま、踏ん張って思いっきり引っ張るのさー! イガイガさんが地味に最適解って言ってたし、このやり方自は間違ってないっぽい!

サツキ : サクラちゃん、ファイトー! あとしだよー!

水無月 : 頑張ってー!

「はい! えいや! むぅ……しぶといですね! もう一度、えいや! あ、ちょっと土がきました!」

うふふ、土がいたって事は、ちょっとずつでもヒマワリを引っこ抜けてるって事のはず! このまま全力で引っこ抜いてやるのです!

「あ、噛みつきの効果が切れましたね。わっ!? すっぽ抜けました!?」

むぅ!? 噛みついたままでいたつもりが、勢い余って外れちゃった!? え、なんで!?

金金金 : キョトンとしている狐っ娘アバター。これはあれか。噛みついているのと、踏ん張って引っ張っているのを両方しっかりとイメージする必要があるのか。

富岳 : まぁそうなるな。さっきまでは『噛みつき』がスキルの質的に自で補っていたけど、それが切れた途端にイメージがなくなってすっぽ抜けたじだ。

「わっ!? そういう事もあるんです!? だったら、これです! 『強牙』!」

思いっきり噛みつき直して、今度はしっかりとこの噛みついたイメージをしながら――

を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>

<サクラ【巧妙なライオン【雷】】が:Lv 32に上がりました>

<基礎ステータスが上昇します>

<進化ポイントを4獲得しました>

「……あれ? え、ヒマワリが死にました?」

ちょっと待って!? まだ引っこ抜けてないのに、仕留め終わったってどういう事なの!?

ミナト : 生命は高いけど、堅牢は弱點だったからねー。回復さえ止めてしまえば……あれだけ思いっきり引っ張るだけでも結構なダメージにはなってたよ。

サツキ : 生命があとしだったから、あとしだよって言ったのに!? もしかして弱ってた事には気付いてなかった!?

いなり壽司 : どうもそれは通じてなかったっぽいな。もうしで引き抜けるのものと思っていたらしい。

「そうだったんです!? あ、そういえば引き抜き始めてからHPは見てなかったですね!?」

引き抜く事ばっか考えてて、その辺は全然考えてなかったー!? むぅ……でも倒せたし、結果オーライでいいのかな? なんか拍子抜けした決著だけど、それでいいって事にしとこう! ヒマワリ集団、これで撃破完了だね!

「仕留めようとしてなかったタイミングで終わったんですけど!?」

「それはサクラの確認不足が原因だからね」

「思いっきりばっさりときましたね!?」

「いや、だってそれ以外の理由がないし? むしろ、なんで弱ってるのを確認してない?」

「引き抜くのに集中してたからですね!」

「……相変わらず、変な集中力だなー」

「え、そうですかねー?」

「まぁそれがサクラらしい部分でもあるけどさ」

「ふっふっふ、私らしさですね!」

「……褒めてる訳でもないんだけど?」

「え、そうなんです!?」

「むしろ、なんで褒められてると思った!? まぁそれはいいとして……次回は『第521話 ヒマワリ集団を倒した後に』です。お楽しみに!」

「何があるんですかねー?」

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