《VRMMOで妖さん》2697:ペースを合わせよう。

ん?

「ぴ」

「いや、私は普通に飛べるからね?」

「ぴぅ……」

なんかぴーちゃんがふわりと寄って來たと思ったら、さぁどうぞとばかりに背中を向けてきた。

別にくっつくチャンスでも何でもないぞ。

というか構ってほしいなら普通に寄って來なさい。

「ありがとうございます」

ん?

エクセルさん、いきなり何のお禮……って思ったらなんかラキがシルクの頭の上で踴ってる。

多分がんばれーって応援なんだろうけど、相変わらず神出鬼沒だな。

「それじゃ、あんたに合わせてあげるから先に行きなさい」

「はい。では行きましょう」

別にこのサイズなら橫並びでも良い気はするけど、小さいとはいえあんまり広がると迷になるかもしれないからかな。

いや並んだとしても元のエクセルさん一人の方が橫に広かった気はするけど、それは仕方ない事だから気にしないでおこう。

エニュアンさん、エクセルさん相手だと手厳しいから「いやこいつ普通に迷だったでしょ」とか言いそうだし。

……何か來た時の為に盾にしようとしてるんじゃないよね?

まぁそれだと先にシルクがぶつかっちゃうし、本當に何か來たら例えエクセルさんでもけ止められる訳が無いから違うのは解ってるんだけど。

      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください