《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第522話 ノルマの死亡
「……むぅ」
うがー! 私の死亡はノルマじゃなーい! 私が死なずに済んでるのが、そんなにおかしな事ですかねー!?
金金金 : 不機嫌そうな狐っ娘アバター。まぁ気持ちは分からないでもないが……確かに死んでないのも言われると気になるなぁ……。
イガイガ : ここはどう反応するのが正解だ?
いなり壽司 : 特に何もしなくていいんじゃね?
ミツルギ : まぁ死ななかったのは、別に悪い事でもないしなー。
富岳 : それだけ上達したって事でもあるし……まぁ野暮な事は言いっこなしだろ。
サツキ : サクラちゃんは長してるんだよ!
「そうですとも! 私が毎回絶対に死ぬわけじゃない事を、今日の配信で証明したのですよ!」
ふふーん、今日はを張って堂々と宣言できるもんね! 実際に死んでないんだから、長はしてるもん!
咲夜 : そういう油斷が、最後に足を掬われる原因になるんだよなー。実際、油斷し切ってるし。
G : 咲夜さん! それ以上は言うんじゃない!
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咲夜 : あっ!?
「私のどこが油斷してるんですかねー? って、あっ! 々と効果時間が切れてました!? これ、危ないですよ! 『索敵』『見切り』『弱點分析』『看破』!」
ふぅ……危ない、危ない! いつの間にやら効果が切れてて、それに気付いてなかったよ! 咲夜さんの言ってた油斷っていうのは、これの事だね! でも、もうそれは――
<サクラ【巧妙なライオン】が死亡しました>
<死亡した為、リスポーンとなります。リスポーンの手段を選んでください>
「……え? えぇ!? ちょっと待ってください! 今、なんで死んだんですか!?」
待って、待って、本當に待って!? 見切りにも何にも反応が無かったけど、いきなり死んだのはなんで!?
サツキ : え、サクラちゃん!? 折角、死亡せずに終わるはずが!?
水無月 : ……何が起きたの!?
ヤツメウナギ : ……恐るべし、咲夜さんのフラグ建築能力。
咲夜 : え、俺のせいなのか!? 々切れてるのに気付いてなかったのが危ないとは思ったんだけど!?
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G : え、咲夜さんは気付いてて言ってたものかと思ってたんだが……そうでもなかったのか?
「Gさん、それってどういう意味ですかねー!? 何か死ぬような要因に心當たりがあったりするんですか!?」
なんか私が死ぬ可能がある狀態だって分かってるような言い方だよね!? という事は、もしかして見える位置に危険な敵がいたの!?
G : ネタバラシをするならば、サクラちゃんがヒマワリの種を採集を始める段階できを止めた何かがいた! 結果的にこうなったなら、あの時點から程圏だったんだろうなー。
ミナト : あはは、ギリギリ見えるかどうかの遠くではあったんだけど『獅哮衝波』相當のスキルなら程距離になる位置の草むらの中だったねー。多分、サクラちゃんと同じライオンだと思うよー。
富岳 : そういえばチラッと黃い何かが見えていたが……まさか、戦狀態にっていたか。
咲夜 : ちょ!? そんなのいたのか!?
ミツルギ : それは流石に気付かなかった……。
「そんなライオンがいたんですか!? 何を一方的に攻撃してくれてるんですかねー!?」
うぅ……折角、今日の配信は死なずに終わると思ったのに、こんなのってないよー! うがー! そのライオン、絶対にぶっ殺す!
水無月 : 即死って事は、そのライオンがここのエリアボス?
ミナト : んー、どうだろ? サクラちゃんと同じ用系統で進化してるのは間違いないんだろうけど、姿が見えたのはほんのしの間だし、その時點では既に『看破』は切れちゃってたからねー。
チャガ : 『獅哮衝波』なら、3段階目まで溜めれば即死はあり得るな。いや、サクラちゃんの堅牢は低めだから、エリアボスでなくとも2段階目でも殺される事はあるか。
こんにゃく : まぁ早々ける攻撃でもないけど……事故みたいなもんだぞ、今回の死に方。
いなり壽司 : いつかの森を鎮火させる為の攻撃に近い部分はあるし、『見切り』を再発した後でも無反応だったから、視覚外からの攻撃になってたのは間違いない。
「それ、避けようがなくないです!? むぅ……エリアボスじゃない可能もあるんですね」
私と同じ進化をしてるライオンかー。そう考えてみれば、確かに私も姿すら見ずに倒してる敵ってそこそこいるもんね。そういう攻撃をけて死んだのなら……なんか悔しいけど、実際にあり得る話って気はする!
「あ、喋ってる間にランダムリスポーンになっちゃいましたね。えーと、どこに……って、マップが既に埋まってるって事は、エリア切り替えの付近じゃないですか!?」
わわっ!? 今回、全然場所が変わってないパターンだった! という事は、私を殺したライオンが見える距離にいる可能があるよね!? あ、死んだから々と切れちゃって再使用時間にっちゃってる!? 発したばっかだったのに!
ミナト : あらら、エリア切り替えでってきた位置に出ちゃったね。んー、ライオンはもうちょっと北の方だったから、ここなら大丈夫かな?
「あ、そうなんですか! それなら一安心ですね!」
ふぅ、このままライオンと戦闘に突って事にはならなさそう! ……せめて再発が出來てからにしてほしいし、時間的にもこれから戦闘は厳しいよね。
G : ぶっちゃけ、死んだら面白いなーとは思ってたが、本當に死ぬとは思わなかった! てか、ここに戻ってくるかー。
富岳 : そういう反応って事は、溜め始めたのを見てた訳でも、用系統だと確認した訳でもないのか。
G : そういう事になるな! いやー、咲夜さんが言及すると実現するのは恐ろしい!
咲夜 : だから、それって俺のせいなのか!?
真実とは何か : その関わりの真実は、いかなる手段で確かめようか?
ヤツメウナギ : まぁ確かめようがないもんなー。とりあえずこれで死亡ノルマは達?
金金金 : サクラちゃんが一度も死なずに配信を終える日が來るのだろうか?
「私が死ぬのを當たり前にしないでくれませんかねー!?」
うぅ……攻撃をしてきたライオンめー! なんてタイミングでとんでもない事をしてくれたるの!?
「こういう不意な死亡を防ぐ手段ってなんかありませんか……? 流石にちょっと今回のはショックです……」
死ぬの自は初めてじゃないから気にしないけど、死なずに今日の配信が終えられそうってタイミングでこれはないよ! ぐぬぬ、明日の配信で一番先にやる事は、そのライオンを見つけ出して敵討ちからだー! あ、でもマップを解放しないと、正確な位置が分かんない!?
ミツルギ : 死角からの長距離攻撃は一番避けにくいからなー。そう頻繁に発生する事じゃないが……生存率を上げるなら、『索敵』で見落とさない事か。
富岳 : 今回はマップがまだ未開放だというのが痛い部分だがな。
イガイガ : この手の攻撃を避けるなら、堅牢のスキルツリーで『分』を取るくらいか? 確か、あれは効果時間中は出しっぱなしだっただろ。
「おぉ! そういえばそんなスキルもありましたね!」
的なスキルの説明は見てないけど、確かに『分』ってスキルは見た覚えがあるよ! そっか、単純に分が増えるだけでも攻撃を狙う方からは分かりにくくなるのかも!
チャガ : まぁありといえばありだけど、『分』は確実に防げる訳でもないからな。それならいっそ、堅牢のステータス自を上げて『守護増強』で防力そのものを上げる方向がいいんじゃないか?
富岳 : 堅牢が高ければ高いほど、被ダメは減るからな。とはいえ、溜め攻撃の3段階目は厳しいが……早々ける事も無いからいけるか。
ミナト : 他の手段では俊敏のスキルツリーにある『背水の陣』もありかもねー。まぁこれは運用方法が全く変わってくるけど。
「おー! いくつか方法はあるんですね! それじゃそれぞれのスキルの能を確認して……って、もうそんな時間はないです!?」
ぎゃー!? 死ぬとは思ってなかったタイミングで死んで々話してたら、もう殘り配信時間が10分ちょっとだー!? 慌てて終了も嫌だから、そろそろ〆にっておいた方が無難かも!
「……スキルの解放は、また明日にしましょうかねー? 流石に今日これからは厳しそうですし!」
実況外のプレイで決めるのもありだけど……昨日は木の育をしてなかったし、今日はそっちをやりたいもんねー。さっき私を殺したライオンへのリベンジも含めて、平原エリアで々やっていくのは明日かな? 太も昇って明るくなってきたし、〆にしようっと。
「……なんで死んでるんですかねー?」
「ん? 理由なら視聴者さんが説明して――」
「そういう意味じゃないですよ!? 普通に終わらせてくれてもよくないですかねー!?」
「いや、ほら? サクラの死亡はノルマだし?」
「私の死亡はノルマじゃなーい!」
「サクラ、期待には応えるものだよ?」
「ちょっと待ってください! 私の死亡がまれてるって事ですか!?」
「まぁノルマと認識されるくらいには」
「そんな認識、いらないんですけど!」
「でも、まだ死んでない事が話題になった時點で……フラグは立ったからなー」
「話題になった時點でアウト判定なんです!?」
「そりゃ、回収してこそのフラグだし?」
「そんなものはいりませんけど!?」
「苦はけ付けておりません。さて、次回は『第523話 ステータスとスキルの一覧』です。お楽しみに!」
「うぅ!? どこかで絶対に死なずに終わらせてやりますよー!」
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