《VRMMOで妖さん》2699:好度の心配をしよう。

「しっかり斷れば諦めてくれはするんでしょうけど、そこまで嫌がる理由も無いから言いづらいんですよね」

「困らないから困るのよねぇ」

そうそう。

相手に迷だったかなってしょんぼりされるのも申し訳ないのもあって、結局負けちゃうんだよね。

「あ、役場に行くと善意の親玉みたいな人が居ますから頑張ってくださいね」

「あぁ……」

誰の事かは判ってるらしく、納得の聲と共に苦笑をらすエニュアンさん。

本當に良い人なんだけど押しが強すぎるんだよアリア様。

というか大の人が面識有るみたいなんだけど、お仕事も有るだろうにどれだけ出歩いてるんだアリア様。

……アリア様が目をつけそうな濃い人ばっかりにぶち當たってる可能の方が高いのかもしれないけど。

「そういえば、【妖】ってやたらと好度高いじゃない?」

「そうですね」

そろそろ役場かなって辺りで、唐突な話題を振ってきた。

まぁ【妖】についての話だしそんなに唐突って程でも無いけど。

「それ、ハーフだとどうなるのかしらね」

「あぁ、確かに…… でもなくとも、すれ違うNPC(ひと)の反応は良いから問題は無さそうですけど」

「まぁそうね」

の違いは有るのかもしれないけど、別に気にならない程度なんじゃないかな。

普通の【妖】と一緒に居るからって可能もゼロではないけど、多分大丈夫だろう。

「むしろ半分になったくらいが丁度良いかもしれませんね」

「……確かに」

前に居る本人(エクセルさん)のコメントに深く頷いてしまった。

まぁ家を貰ったりして思いっきり恩恵をけてる奴の言う事じゃないんだろうけど。

      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください