《VRMMOで妖さん》2700:新顔に興しよう。

「ほあっ!」

ん?

なんか遠くから奇妙なび聲が……って何をやってるんだあの貓好きお姉さんは。

なんで「あー」って言いながら自分の喚んだ貓ちゃん達に服を噛まれて引きずられてんの。

下の方に向いてる視線とかばした手に持ってるねこじゃらしとかで大察せるけどさ。

「何あれこわ」

「……多分ミシェルちゃんに突撃しようとして、貓ちゃん達に叱られてるんじゃないですかね」

エニュアンさんの想が率直過ぎる。

いやまぁ実際どこからどう見ても変な人だけどさ。

「悪い人じゃなさそうなのは判るけどねぇ」

「ただの貓ちゃん大好きなお姉さんですね。……いや、ただのって言うにはちょっとアレですけど」

「ちょっと?」

「……大分?」

うん、確かにちょっとって言うにはキャラが濃いね、うん。

大好きというか好き過ぎるというか。

「ま、せっかくだしちょっと行っておいで」

あ、構ってあげるんだ。

まぁゆっくり飛んでるからこっちが止まらなくてもすぐに追いつけるもんね。

……ミシェルちゃんがトコトコ歩いて行ったのを見て、ねこおばさんが貓ちゃん達にお仕置きされてるのがちょっと気になるけど。

まぁうん、多分それもご褒なんだろうと思っておこう。

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