《寢取られた元カノ?、知らない許嫁、キャな馴染も皆要らない。俺のみは平穏な高校生活だ!》玲子さんキャラ変わった?

俺、立石達也。妹の瞳が玲子さんの兄洋二さんと正式に婚約した。洋二さん二十六才、瞳十九才。兄として表向きは嬉しいが、心の中では、寂しい気持ちが一杯だ。

瞳は大學の卒業を機に結婚する段取りになっている。父さんも洋二さんのお父さんも仕事も絡んでお互いの家の益々の発展になると大喜びだ。

婚約の儀は、だけで行われた。場所は、立花産が所有するホテルのスイートルームを利用した。

瞳の指に婚約指が通った時、瞳の喜びは最高だったが、俺の心は思い切り沈んだ。可い妹が離れていくじだ。仕方ないとは分かっていてもどうしようもない。

當然、この場所には玲子さんも居る訳で、俺へのアプローチが凄かった。彼が冗談だろうけど、私達もこうなりたいですねなんて言ったものだから、父さんは俺と早苗の結婚が決まっているのに悪乗りしていた。

洋二さんのお父さんとお母さんは乗り気だった様ようだけど。親に対して一言言いたい気分だ。

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婚約の儀が終わり、両方の両親は車で自宅に戻るようなので俺も帰ろうとした時、

「達也さん、今日はもうしお話しませんか?」

「それは構わないですけど、どこで話します。ここはもう出ないといけないんですよね?」

「達也さん、ここは立花家が所有するホテルです。時間などいくらでもあります。でも殘念ながらこの場所は兄と瞳ちゃんが、この後二人で利用する事になっていますので、他に場所を移しましょう」

俺が玲子さんに連れられて來たのは、同じ階の別の部屋。クラス的にはスペリオールだ。スイートまでは行かないが結構な部屋。

「あの玲子さん、ただ話をするだけでこの部屋ですか?」

「もちろんです。ただ話をするだけですよ」

玲子さんがゆっくりと俺に近付いて來て、俺の背中に手を回した。

「達也さん、最近お會いしていなくて寂しかったです。だからお話しましょう。ベッドの上で。ねっ!」

「いやでも…今日は妹の婚約の儀の日だから」

「だから何ですか。私達は縁戚になるんです。もっと親しくしないといけないと思いますよ」

止めさせようとした時に彼が背びして口を塞いで來た。彼らかいは確かに久しぶりだけど…。負けてしまった。

……………。

「今日持っていないですけど」

「大丈夫な日です。遠慮なさらないで」

ふふっ、嬉しい。達也さんと縁戚関係になれた。これも兄と瞳ちゃんのお。お二人を理由に今までと違う位會うきっかけが作れる。桐谷さんだけが、達也さんの正妻候補では無いわ。もうあれはリセットよ。

彼に腕の中にいると本當に幸せをじる。この足の先から頭の芯まで突き抜ける覚久しぶり、堪らない。

もう桐谷さんや三頭さん達だけにさせない。これからは私の達也さんにするのよ。

婚約の儀が終わったのが午後三時。そして今はもう午後七時だ。もう四時間近くこの部屋にいる。

俺の隣で玲子さんが眠っている。最近は早苗と加奈子さんだけだった。もう玲子さんとは関係を持つことを止めようと思っていた。

そこに妹の瞳と玲子さんの兄洋二さんの婚約というビッグイベントが発生してしまった。本當は俺達の関係には影響がないと思いたかったけど、やはりこうなった。不味いな。

俺達はもうすぐ三年生になる。後二年しかない。玲子さんが俺を諦めてくれる様にするにはどうすればいいんだ。

そっとベッドを出てシャワールームに向かう。音が出ない様にそっとシャワールームにると

ガチャ。

振り向くと何もにまとっていない玲子さんがいた。

「達也さん、狡いです。一緒にシャワーを浴びましょう」

「えっ?」

前はこんな事する人じゃなかったのに。

「達也さん。めっ、ですよ。私だけをベッドにおいて一人でシャワーを浴びるなんて」

「…………」

玲子さんのキャラが変わっている。

二人で靜かに?一時間程?シャワーを浴びた後、バスローブを著て部屋に戻った。彼は頭にタオルを巻いている。

「達也さん、夕飯はどうされます?」

「今日は帰ります。早苗が作って待っています」

「そうですか。殘念です。でもこれからは私も達也さんのご飯を作らせて下さい。縁戚ある人間として當然の事と思います」

「いやそれは流石に困ります」

「何が困るんですか。桐谷さんに私もご飯を作る様になると言って頂ければ良いだけです」

「それは言えません。早苗は俺の妻になる人間です。彼からしても自分が作るのが當たり前と思っています」

「では、私から言います」

「玲子さん。これ以上波風を立てるのは止めて下さい」

「では、言わない代わりに私と會って下さる日を決めて下さい。三頭さんと同じ様に」

「…………」

參ったなあ。予想通りだ。不味い事になった。

その後、玲子さんとしやり取りをしたが、決著は著かなかった。仕方なしに今日はこのまま帰る事にした。

このまま電車に乗る訳には行かないのでタクシーを利用しようとすると

「達也さん、近くにマンションが有るんです。乗って行って下さい」

「分かりました。ありがとうございます」

まあ、これは斷る理由がない。

結局、自分のマンションの部屋に帰ったのは午後九時過ぎ。そして俺の部屋の中では、

「達也遅い!もっと早く帰って來るって言ってたじゃない。何していたの?」

「うん、々有って」

早苗が俺に近付いて來た。そして抱き著くとゆっくりと顔を上げて

「ねえ、達也。不思議ね。何故達也のから玲子さんの香水の匂いがするのかしら?」

「ああ、それは、席が近かったからじゃないか」

「達也、本當の事を言いなさい。浮気したでしょ!」

「う、浮気?」

「そう、もう達也は私だけのものよ。三頭さんは棚に上げてあげるけど。達也と私が結婚するまで後二年としよ。もう他のの匂いが付いたら浮気よ」

おい、どうしてこうなった。俺の予想通りになって來たぞ。何とかしないと。

――――――

まだまだ悩める達也です。

次回をお楽しみに。

面白そうとか、次も読みたいなと思いましたら、ぜひご評価★★★頂けると投稿意が沸きます。

想や、誤字字のご指摘待っています。

宜しくお願いします。

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