《凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ〜TIPS€ 俺だけダンジョン攻略のヒントが聞こえるのに難易度がハードモード過ぎる件について〜【書籍化決定 2023年】》書籍連番外編《STORY OF DEATH》・カタリナ・ラスト その1
味山達以外の探索の話。
僕、カタリナ・A・ハインラインは今日、ここで死ぬのだろう。
ああ、まったく、本當に殘念な話だ。
そう、これはね、殘念な話なんだよ。何の奇跡も起きず、なんの救いもなく、なんの見返りもない。そんな話なんだ。
"暴力"が目の前で嗤っている。僕の死はきっと、それによってもたらされる。
ははは、ルーンの予知もバカに出來ないものだね。
「HOW areyou?? 你好嗎? ギャハ、GYAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!! comment vas-tu? คุณเป็นอย่างไรบ้าง? ンンンギャァーハハハハハハハハハハハハハハハhahahah!!!」
この世に神なんていない。そう思い知らされるほどに醜悪なそのデザイン。
フランスの民にされているジュリアン像をふっくらさせた、短い手足、そして。
首から上、頭の代わりににくっついている2対の大きな大きな耳ーー。
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それは"耳"だ。
「OK OK OK OK OK!! Sucher!! Sucher! let's PLAY!! GYAHAHAHA HAHA HAHA HAHA」
ボクの目の前で、耳の化けが嗤っている。
炎と、黒煙を背景に。鉄クズと塊を積み上げた塊の上で、耳たぶをビロビロと広げて笑っていた。
「……はは、參った。作戦は失敗のようだね」
國が用意してくれた最新式の戦車5臺、ダンジョン適合された戦闘ヘリ3機。薬剤投與により強制的にダンジョン酔いへの耐をつけた軍の支援。
それら全て、化けの大力によりスクラップへ変えられた。乗組員ももちろん、同じように。鉄の棺桶の中。
「あ、あああ……噓だ……戦車が、ヘリが、こんな、簡単に……」
「お、おい! 腰抜かしてる場合じゃねえ! た、戦わねえと!」
「む、無理よ!! 見たでしょ!? アイツ、ミサイルを喰らって生きてるような化けなのよ!? 何が、出來るのよ!」
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「は、話が違う!! 話が違うって! ニホンの、只(・)の(・)探(・)索(・)者(・)はコイツと出會って生還したって話だったじゃん!?」
「52番目の星がいたからだろ!? そんなの! やだ、嫌だ、に、逃げねえと、逃げねえと死ぬ!!」
軍部が集めた上級探索者を含む生え抜きのUE圏所屬の探索者たち。
彼らの心は既に折れた。
ーーまったく、足りない。全てが足りない。
ボクも國も、探索者も、誰も彼も。認識が甘すぎたのだ。
この化けを殺すのに、必要な戦力を全て誤った。
「がははは! 魔弾の嬢ちゃん! お互い運がねえな! コレ、死ぬな、多分!」
ボクの隣で、かなヒゲの男が豪快に笑う。
「"開拓者"のオジサン。ははは……そう言われると、來るものがあるね」
「なぁーに! そう暗くなるなよ! 人間、生きてりゃこんな日がいくつかあるもんさ! 進み、進み続け、そしていつしかゴールにたどり著く! がははは! 俺たちの終わりがここだったまで!!」
「まったく、今はあなたの道化じみた言が頼もしいね。……だが、ボク、このカタリナは諦めないよ」
「おっ! さすが、魔弾の嬢ちゃん! "52番目の星"の対抗馬として數えられてるだけはあらぁな! よしよし! おーい、ひよっこども! 逃げろ!!そーら、ケツまくれ! 人生は死んだら終わりだぞお~」
”開拓者”の言葉に生き殘った探索者が逃走を始める。ためらうもの、悔しそうに顔を歪ませるもの、ほっとしたような顔をするもの。
「戦力を分散していいのかい?」
「戦力にゃなんねーよお!、今回の連中はダメだ、まともすぎる。UEめ、品行方正でお勉強できておべんちゃらが上手なのばっかり今回の作戦に選びやがって!! 俺はよお! 言ってたんだぜ? UEと組合に、もっといかれたのを作戦に參加させろって、ほら、前いたろ? 一人でソウゲンオオジグモを殺したニホンの探索者、あの目つきに悪いチベスナみたいな奴とか!」
「開拓者、あなたとの會話は嫌いじゃないけど、今は――」
「Me ne occupo io, tu vai avanti, Hugh!」
ばぎん、ばぎん、ごしゃ。
積み木遊びを覚えた赤ん坊のように、耳の化けが兵の殘骸を積み上げる。だけど、途中で飽きたのだろうか、ぴょんっと飛び上がり、そのまま小さな握り拳を殘骸に向けて振り下ろし――
「Мы закончили играть со строительными блоками, теперь мы будем играть с костями назначенных поисковиков. Гя-га-га-га-га!」
ぴゃん!! 合金や重金屬で作られた裝甲やボディ、それが本當に膨らんだ紙袋でも叩き潰すような軽さでつぶされた。
「Mmm, heyecan verici.」
ぐにゃり、耳のが歪み、それはまるで笑顔にも見えて。
「ひ、ひい……」
「だめだ、
背後にはまだ逃げることすら出來ていない探索者が數人、まずい、酔いよりも恐怖の方が勝っている。
「おい、魔弾の」
「なんだい、開拓者」
「お前、死ぬ覚悟って出來てたか?」
「あいにく、生き汚いほうでね、まだその覚悟をしたことはないよ」
「がはははははは、上等! ……よし、殺すか」
「Oh」
會話と空気の間の意識の間にすっと踏み込むような繊細さで開拓者が先手を取った。
「・開拓。壊し開け、グローべ・(大)アンボゼート(開墾時代)」
熊のような大男、背中にひっさげた鋤を振り上げ――。
「そらあよお!! 大地ごとぶっ潰れろや!!」
ごん!! 地面にたたきつけられた鋤、それが文字通り大地を掘り起こす。瀑布のように盛り上がり
砕け、崩壊する地面。その波が耳の化けに押し寄せて――。
「WOW!?」
兵の殘骸ごと、耳の化けが土砂と化した大地に押し流される。
UE圏指定探索者”リロイ・アルバードの號級、”グローべ。アンボゼート”。
それは國家戦爭においても敵國土への直接攻撃能力を兼ね備えるに値すると判斷され、UEの軍事戦略においても重要なものとして位置づけされていた。
「す、げえ、これが、指定探索者」
「え、うそ、倒したの……?」
「や、やった、やった!!」
逃げ遅れた探索者たちが、湧きあがる。彼らにとっての到達點、ボクたち、指定探索者のでたらめな力が兵群すらをゴミのようにつぶした化けを一撃で葬ったように見えたから。
「指定探索者! ありがとう! やっぱ、アンタらすげえよ! さすがは軍事戦力! どうだ、視たか! 化け!!」
指定探索者たちの背後にいる回るの探索者たちが歓喜の聲を上げる。だが、當の本人たち、そう、つまりボクと開拓者は――。
「あー……參った、こりゃだめだな」
リロイがそのかな髭をもじゃりとでて。
ボクは、反的に肩に下げていた武、銃の形をしたを構えてーー
「リロイ!!」
「わかってらあ!! 嬢ちゃん!」
「え」
ぶりん。
「お、マジ、か」
「く」
土砂の波から飛び出してきた何か、それは生溫い風と共に容易に、ボクと開拓者の間をすり抜けて。
ぶらん、ぶらん。
「あ……え?」
背後にいた、まだ逃げてない探索者。おそらくニホン人だろうか。何が起きたか理解できていないように、目をまんまると見開いた顔が。
「It's time for volleyball!GYHAHAHAHAHAHAHAHAHA HAHAHAHA HAHAHAHA HAHAHAHA!!」
引き抜かれていた。耳の化けが人間の首をまるでボールのように、ぽーん、ぽーん。
「いーーやあああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!?!!」
ぷしゅうううううううううう、赤いが噴水の如く。
「う、ああああああああああああああああああああ!?!???」
「Oh…………you poor thing, don't cry」
び、喚く探索者たちに、まるでまあまあ落ち著けよ、とばかりに手を上下に振るジェスチャーをする耳の化け。その右手には驚愕の顔のまま息絶えた探索者の首がぷらぷらと。
容易く背後を取られ、庇っていた探索者を、ボクが護らなければならない弱い人たちを――。
「――魔弾!!」
「ーーわかってる!! 、裝填!」
死線。が、全の細胞がんでいる。
殺せ、すぐに、でないと死ぬぞ。
「ザミエル・バレッタ!!」
名前を呼ぶ。構えた黒い銃に熱をじる。引き金を引き絞り。
「探索者諸君、しゃがみたまえよ!!」
「「っ!?」」
良い反応だ。泣き喚き、恐慌狀態に陥っていた2人はそれでも瞬時に地面に伏して。
ばつ、バツ、ダン。
「WOW……GOOD,SHOT」
ボクの銃弾が耳の化けのに拳大の風を開けていく。耳の中心、、腹。致命傷だ、これで――。
「Wow, I can almost see the other side, nice shooting, ヒュー!!」
「は?」
斃れない。それどころか、自分のに空いた風にその小さな腕を通したり、の開いた耳ヅラをぶよぶよ蠢かせたりして――。
「わ、嗤って、る……?」
「魔弾!! 次だ! 殺せてねえ!! あれを生きと思うな!」
「let's dance」
びょいん
耳のから何か、いや、迂遠な表現はよそう。
それは腕だ。ゴムのようにびる腕が何本も生えてーー
「なんだい、それは」
「cool、It's a copycat of Aziama Tadahito」
躙。
「ギャァアアアアアアアアア」
「いやだ、腕が、あ! 首ぽ」
「なに、なになになになに!? ヤダアアアア」
生き殘っていた探索者たちに向けて怒濤のようにびる腕が命をバラバラに引きちぎる。
怪とはその名の通り怪力を持つのだ。
ああ、ボクの目の前、景、腕がーー
「魔弾!!」
「っあ」
髭の巨漢が前に、耳の怪と薄し、羽締めに。
「NOOOOOOOOOOO!!」
「がははははは! そう嫌がるなよ、化け。ーー大地を壊す一撃を喰らったことはあるか?」
ぼぼぼぼぼぼぼ。
開拓者に羽締めにされた怪のが振する。
「ぶっ壊せ! グローべ。アンボゼート!!」
「OGYAAAAAAAAAAAAAAAA!!??」
振、大地を響かすその一撃が距離による減衰を経ずに耳の怪に直へ。
これならーー。
「oh…… I'm getting used to it, baby」
「あ? ーーあ?」
どぶ。
開拓者の大きなが宙に浮いた。背中から何か生えている。
いや、抉られたんだ。腕だ。
みょーんとびた耳の怪の腕が開拓者の巨を貫いて。
「う、ぶ」
「GYAHAHAHAHA」
號級による攻撃は確かに耳の怪のをバラバラにしていっている。
でも、それじゃ足りなかった。治ってるんだ。まるで巻き戻しでもしてるように、吹き飛んで々なっていくがみるみると再生して。
「前だ!! 障害は全て、壊して、進む……!」
「OH nice」
「あ、あああああ!!」
「GYAHA、GYAHAHAHAHA!!」
みち、みち。
ぶちり。
耳の怪のが壊れるより先に、開拓者が力盡きた。
抉られた傷を縦に広げように真っ二つに裂かれて。
「おい、怪……」
「uh?」
「人間舐めんなよ、魔弾!! 俺ごとやれ!!」
ああ。
「そう言うと思ってたよ」
ザミエルバレッタ、始。
最大出力。
それはUEの戦略分析室にて、かの52番目の星の嵐すら貫けると評された一撃。
構えた銃にの何かを吸い取られる、いいさ、持っていえ、代わりに。
「滅べ、怪!!」
「OH」
オレンジの火線が地面を溶かしながらまっすぐに。
「へっ、やるじゃねえか、魔弾」
じゅ。
開拓者の人をそのごと焼き盡くす。そしてもちろん。
「HOT」
耳の怪もまた、影ごと焼き盡くす。
もう、何もいない。
「はあ、はあ……はあっ、やった、終わった……あ、ああ、開拓者……済まない……」
「Don't worry. If you apologize properly, they'll understand」
「えっ」
ぐちゃ。
、違和。
あれ?
目の前、ボクのから何か突き出てる。赤くて、黒くて。
ドクドクして。
「しん、ぞう……」
「YES!」
ぶちゃ。
それが果実が潰れるように、握り潰された。
ずるり。
「あ……」
倒れる。ああ、ああ……これ、は、ダメだ。
「That was strong. Sorry, but I'm gonna kill you without a play」
ぴょこん、ぴょこん。
大きな耳が揺れながら去っていく。
ああ、ボクは死ぬ。1人で死ぬ。
……何も、ない。空っぽのまま、死ぬ。
1人で誰にも看取られることなく。
「や、だなあ……」
ああ、神様、多くはみません。でも、ひとつだけ。もし、次死ぬときは……
「誰かに、いて、しいなぁ……」
死が。
寒くて、痛くて、暗かった。
《問い・指定探索者の骸を発見。解答、試作エース型の製作に理想的な素と斷定》
《死の蒐集を。死の探究を……問い、何故?》
《解答・不明……忘卻》
《魔式、仮説展開、開始》
ああ、だから、最初に言ったろ?
これは、本當に殘念で、救いようのないひどい話だって。
読んで頂きありがとうございます!ブクマして是非続きをご覧ください!
凡人探索者、書籍版じわじわ売れてるようで助かります。もしまだご購してない方や、そういや紙の本ねえなという方、気が向いたらぜひ検討して見てください。
またダンワルの2巻も発売中です。本屋さんやネットにまだ在庫あるのでそちらも宜しければお願いしまーす!
続き書けるように頑張ります!
【書籍化!】【最強ギフトで領地経営スローライフ】ハズレギフトと実家追放されましたが、『見るだけでどんな魔法でもコピー』できるので辺境開拓していたら…伝説の村が出來ていた~うちの村人、剣聖より強くね?~
舊タイトル:「え? 僕の部下がなにかやっちゃいました?」ハズレギフトだと実家を追放されたので、自由に辺境開拓していたら……伝説の村が出來ていた~父上、あなたが尻尾を巻いて逃げ帰った“剣聖”はただの村人ですよ? 【簡単なあらすじ】『ハズレギフト持ちと追放された少年が、”これは修行なんだ!”と勘違いして、最強ギフトで父の妨害を返り討ちにしながら領地を発展させていくお話』 【丁寧なあらすじ】 「メルキス、お前のようなハズレギフト持ちは我が一族に不要だ!」 15歳になると誰もが”ギフト”を授かる世界。 ロードベルグ伯爵家の長男であるメルキスは、神童と呼ばれていた。 しかし、メルキスが授かったのは【根源魔法】という誰も聞いたことのないギフト。 「よくもハズレギフトを授かりよって! お前は追放だ! 辺境の村の領地をくれてやるから、そこに引きこもっておれ」 こうしてメルキスは辺境の村へと追放された。 そして、そこで國の第4王女が強力なモンスターに襲われている場面に遭遇。 覚悟を決めてモンスターに立ち向かったとき、メルキスは【根源魔法】の真の力に覚醒する。【根源魔法】は、見たことのある魔法を、威力を爆発的に上げつつコピーすることができる最強のギフトだった。 【根源魔法】の力で、メルキスはモンスターを跡形もなく消し飛ばす。 「偉大な父上が、僕の【根源魔法】の力を見抜けなかったのはおかしい……そうか、父上は僕を1人前にするために僕を追放したんだ。これは試練なんだ!」 こうしてメルキスの勘違い領地経営が始まった。 一方、ロードベルグ伯爵家では「伯爵家が王家に気に入られていたのは、第四王女がメルキスに惚れていたから」という衝撃の事実が明らかになる。 「メルキスを連れ戻せなければ取りつぶす」と宣告された伯爵家は、メルキスの村を潰してメルキスを連れ戻そうと、様々な魔法を扱う刺客や超強力なモンスターを送り込む。 だが、「これも父上からの試練なんだな」と勘違いしたメルキスは片っ端から刺客を返り討ちにし、魔法をコピー。そして、その力で村をさらに発展させていくのだった。 こうしてロードベルグ伯爵家は破滅の道を、メルキスは栄光の道を歩んでいく……。 ※この作品は他サイト様でも掲載しております
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