《ほんじつのむだぶん》23年7月11日號『地団駄踏みてぇ』

貴重なお時間を割いて、

無駄文に目を通してくださいまして、

誠にありがとうございます。

九州地方に豪雨被害を與えた

線狀降水帯が東進し、

にも影響を及ぼすとの

報がってきました。

とはいえ、長時間に亙って

大雨が降り続く質とは異なり、

短時間で大量の落雷と

激しい雨が降るゲリラ雷雨の

印象でしたし、

実際に的を得ていました。

すっかり市民権を得た

ゲリラ雷雨の影に隠れて存在

薄まった竜巻注意報を

完全に軽視したのが運の盡き。

暑さしのぎにし開けていた窓から

突如飛び込んできた溫い突風に、

の危険をじ、半生で初めて

窓を閉めて回る行に移りました。

時間にすると10數分程度の猛威を

やり過ごしている最中に

「そういえば出てたような……」と

頭の奧底に埋もれていた

竜巻注意報が浮かび上がってくる

段階では既に手遅れだと痛します。

閑話休題(それはさておき)……

相変わらず値上げの猛威が

市井に吹き荒れています。

今夏の筆頭はやはり電気代。

東北地方の多い所では3割、

北陸地方でも約25%と

上がり幅の大きさに

唖然とされている方も多いでしょう。

熱中癥予防に利用する

空調機にかかる電気代の高さより

我慢して熱中癥に罹って

院・加療に費やす費用の方が

遙かに高額になる。

我慢強さが信條にあるお年寄りを

説得するのにうってつけですが、

この上がり幅では徐々に

通用しなくなってきます。

価格の優等生と呼ばれた鶏卵も、

鳥インフルエンザで

生産が滯った時期と比べますと

徐々に生産が追いついたのか、

1パック300円のラインを

行ったり來たりしています。

130円臺を知っていると

それでも倍かと思いますが、

順調にいけば今年の冬までには

通常価格へを押し下げられるほどの

流通量になるだろうと

見立てられていると聞きます。

デスクトップのパーツを買いに

久し振りに自転車に乗ります。

普段通らない細い道を走る中、

近頃めっきり見なくなった

鶏卵の自販売機を見かけます。

、そういった機械は

長い間放置されて既に錆び、

機能していないが多い中、

未だ現役、且つ10個200円で

販売されているとあって

から手が出そうになりますが、

目前で止まったのが間の悪さ。

自転車に加え、所々で

継ぎ接(は)ぎされている道路は

舗裝されていてもやはり悪路。

によって卵にヒビ、

最悪ですと割れておじゃんにする

リスクが高い。

車でも通れない場所ですし

そもそも原付を持っていない。

それなら普通のスーパーで

買った方が効率がいい。

間の悪さと対面する機會が多い中、

久し振りに忘れがたい場面に遭遇し

地団駄を踏みそうになりました。

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