貴重なお時間を割いて、

無駄文に目を通してくださいまして、

誠にありがとうございます。

梅雨明けが宣言されました。

梅雨明け10日という言葉があり、

宣言から10日間程度は

安定して晴れる日が続くとか。

逸般人が無駄な長の持ち主と

これまでも申し上げてきましたが

鞄に忍ばせて突然の雨に

安心を擔保する折り畳み傘で

この図を覆うには小さすぎて

ボトムスのふくらはぎの部分まで

ずぶ濡れで気分が落ちるのを

嫌と言うほど味わっており

大柄の傘が欠かせないものの、

結構な値段・重い・置き忘れの

三重苦を乗り越えなくてはならず、

傘のストレスから解放される日は

生涯訪れる事はないでしょう。

聞けば、男も日傘を差すのを

勵行されているご時世。

一生ものと腹を括って、

晴雨兼用の傘を1本買った方が

いいかと頭を悩ませています。

閑話休題(それはさておき)……

呆けた心に喝を加えるには

ショック療法は効果覿面(てきめん)。

それが上(しんしょう)に関わるとなると

より一層の効能が得られます。

古い人間ですので、

懐は常に溫めないと不安になる上に、

父のライフワークの競馬で

馬券を買う際には私の口座を介して

出金をやりとりし、

的中に恵まれて配當金を

引き出すのも私の役目ですが、

何の気なしに銀行ATMで

下ろそうと作するものの、

【このカードはご利用になれません】

と晶畫面からのにべもない反応。

カードをれる方向を間違える

お末な事をするわけもなく、

一度(ひとたび)不良と機會が判斷すると

どれだけれ直してもダメ。

長年使い込んだ事で

圧がかかって水平でなかったり、

一箇所ヒビがっていても

ICチップが認証してくれるから

使えると慢心した結果がこれです。

それに気づいたのが

ショッピングモールのATM。

そこから対面式のカウンターのある

銀行の支店に行くには

車での移が最も簡単ですが、

出先となりますと話は別で

シャトルバスで最寄りの駅まで行き、

そこから主要駅までは電車移。

カードの不良に気付いたのが

13時過ぎで対面業務は15時まで。

通網の繋ぎが滯ると

間に合わないかもしれない……と

思った瞬間から普段の鈍臭さは

何処へやら、真夏も厭わぬ全力移。

支店に著いたのは閉店30分前。

更に印鑑も何もない

折れたキャッシュカードだけで

引き下ろしの手続き・

カードの新規作・アプリ導を

著々と進める中で、

キャッシュカードのログを眺めます。

作られたのが平21年。

會社名の欄には社したてだった

企業の名前が明記されるほどの

15年選手ですからヒビがるのも

チップが不良になるのも

道理に適い、暇(いとま)を告げても

いい頃合だったと納得しますが

「もうお使いになれませんから」と

淡々とチップにハサミをれられる

行員さんに名殘を惜しむ時間を……と

し殘念に思うのです。