《ほんじつのむだぶん》23年7月21日號『世代間をひとまたぎ』
貴重なお時間を割いて、
無駄文に目を通してくださいまして、
誠にありがとうございます。
今日の記念日は自然公園の日。
遠くには萬年雪をいただいた山々。
そこから解け出た水が
集まって川が形され、
高い所から落下すると滝となって
獨特の迫力を醸し出す。
木々に目を向けますと
挿し込んでくる木れ日は
都會とは一線を畫すらかさに溢れ
大きく呼吸をする度に
肺の奧まで空気が巡り
僅かな時間であっても喧騒に澱む
時世から解放される心地になる。
と、名狀しがたい
【マイナスイオン】を逸般人なりに
表現してみましたが、県の総面積の
7割以上を森林で覆われ、
飛火野(とびひの)・曽爾(そに)・
吉野山地と言った自然公園が
近にあり親しみを持っていますと、
その環境を保つために
どれだけの時間と人手が
加わっているかのご苦労を
想像する度に服します。
閑話休題(それはさておき)……
どうしようもない理不盡を
押し付けられますと、
憤りの矛先を何処に向ければと
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持て余す事があります。
そんな時には人供を作るのが
効果的で、例えば元號を
擬人化させた令和ちゃん。
季節外れの猛暑に見舞われると
誕生して間もないから、
気溫調整がまだ上手ではなく
仕方がないよねと
無理矢理納得を引き出します。
とはいえ、5年・10年といった
僅かな周期で季節の揺り戻しが
起こるとは思いにくい上に、
エルニーニョ現象が発生しても
冷夏予想を覆した猛暑予想と
令和が年數を重ねていく度に
納得どころかヘイトが溜まるばかり。
架空のキャラクターですから
傷付く事はないでしょうが、
気の毒は間違いなく募ります。
梅雨が明けたら直ちに猛暑。
そんな年もありますが、
今年は梅雨の開け方が特殊で、
普段の夏ですと、
太平洋高気圧の勢力が強まって
梅雨前線を北へと押しやり、
不明瞭にさせた事で南から
続々と梅雨明けが宣言されますが、
今年は南に押し下げられたまま
前線が不明瞭になっての梅雨明けで
列島を覆っていたのは、
大陸からの移高気圧で
乾いた空気を蓄えています。
同じ気溫でも不快指數上昇の元兇、
度次第で世界観は変わり
昨日味わったカラッとのある
暑さは、私が學生時分だった
20世紀の夏休みを思い起こし、
もうこれでいいんじゃない?と
お伺いを立てたくなります。
ところが、人の思通りに
行かないのが自然の摂理であり、
翌日の今日、味わっているそれは
1日で世代間をひとまたぎした
21世紀の夏が戻ってきた覚で
名殘を噛み締める余地もないまま、
全日本我慢大會2023夏の
難所が先に控えており、
積極的に給水所を設ける対処に
追われる予測が簡単に建てられ
じんわり嫌な汗をかいています。
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