《ほんじつのむだぶん》23年7月29日號『楽しみ方の使い分け』

貴重なお時間を割いて、

無駄文に目を通してくださいまして、

誠にありがとうございます。

二十四節気では現在は大暑。

一年で最も気溫の高い時期とされ、

溫以上の最高気溫を記録するのも

むべなるかなといった狀況ですが、

皆様、カレンダーをご覧ください。

今年の立秋は8月8日で

夏は8月7日までですから

あと2週間弱で秋がやってきます。

季節的には既に晩夏で、

暑中見舞いが殘暑見舞いに変わり、

コマーシャルも秋用へと

一気に切り替わって

清々しい気分が戻ってきますよ……

……そんなわけあるかい!

無間地獄さながらの猛暑地獄に

そんな聲なきツッコミが

凄い勢いで押し寄せそうです。

(無人気ですから

ゼロの可能が高そうですけど)

列島が臺風の進路から逸れるのは

確かに僥倖ですが、

臺風の副産は高気圧の強化を促し、

高溫の傾向は避けられない。

天然の打ち水と歓迎されてきた

夕立もゲリラ豪雨に姿を変えて

牙を剝かれると諸手は挙げづらい。

カラ元気を出すための立秋も

気休めにもならなくなってきました。

閑話休題(それはさておき)……

納涼の役割を擔ったのが

先日取り上げた怪談話、

そして花火大會が挙がります。

7月1日~9月30日までに

全國各地で行われる大會の日程を

紹介する便利なサイトもありまして、

家族サービスやデートの予定にも

組み込むにはうってつけです。

コロナ禍の影響は

花火大會にも大きく影を落とし、

中止や無観客といった

規模の小を余儀なくされた中、

今年は4年ぶりの制約なしとあって

腹に響く火薬の破裂音を

その耳で聞きたいとお考えの方も

多く、大阪の夏を告げる

天神祭の2日間で集った人では

約130萬人にもなったそうです。

中でも花火大會メインの2日目で

110萬人と大半を占めましたし、

今日行われていた

隅田川花火大會の見者數も

100萬人を超えたと聞いています。

思い出されるのは

明石花火大會歩道橋や

ソウルの梨泰院(イテウォン)といった

痛ましい群衆崩落事故を

一歩間違えれば踏襲しかねませんし、

人が集う所に犯罪の影が忍び寄る。

表立っていないだけで

掏(ス)りや癡漢の被害も

あらゆる所で橫行していたでしょう。

屋外で見るからこそ、

コロナ禍から解放されたと気分を

存分に味わえるのかもしれませんが、

リスクを回避するには風流を犠牲にして

大挙が押し寄せるであろう有名な

大會は涼しい屋での配信で楽しみ、

実際に見て楽しむのは

地元に著した大會を選んで

出かける方が満喫できるはず。

打ち上げる數がないから

満足が得られないわけでもない。

これからの花火大會には

楽しみ方の使い分けが

必要になってくるように思えます。

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