《【書籍化】落ちこぼれだった兄が実は最強〜史上最強の勇者は転生し、學園で無自覚に無雙する〜》168.新學期、転校生

【☆★おしらせ★☆】

あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。

最後まで読んでくださると嬉しいです。

我がしの弟との有意義な朝練を終えた後……。

自室に戻ると、そこには、嫁ダンタリオンがいた。

黒髪ロングの

そんな彼が、王立の白い制服を著ている。コントラストがきいてて、見栄えがいいな。

「似合ってるぜ、ダンタリオン」

「あ、あ、あ、ありがとうございます!」

何度もペコペコと頭を下げてくる。

ううん、そこまで過剰反応しなくてもいいのに。

「んで、なんでここに?」

「ユリウスさん♡ お著換えのご準備が整っております」

「おん? 著替え?」

「はい!」

の手には折りたたまれた、王立の制服があった。

「お著換え、手伝います」

「いいっての。自分で著替えるし」

「そ、そう……ですよね……わたしじゃあ嫌ですよね……」

しゅん、と落ち込むダンタリオン。

なんだなんだ、どうして落ちこんでんだぁ?

『くく、我が主よ。心がわかっておらぬなぁ』

かっ、部屋の中に黒いがまたたくと、銀の髪をしたが立っていた。

は、魔王ヴェノムザード。

2000年前に勇者神《おれ》とたたかった、史上最強と名高いだ。

この子はそのレプリカ的存在で、今は俺の従魔《サーバント》。

「嫁殿は旦那に服を著せたいと思ってるのじゃよ」

「嫁殿……? ああ、ダンタリオンのことか。なんでだよ」

「ほれ、漫畫とかであるじゃろ? 新婚さんが、旦那に背広を著せるあれじゃ」

あーあー、あれか。

なるほどなぁ。

ダンタリオンと目が合う。

は恥ずかしそうに目を伏せて、もじもじしだした。どうやらビンゴらしいな。

ふむ。

ま彼がそうしたいっていうんだったら、してあげよう。俺ぁダンタリオンに喜んでもらいたいからな。

「うっし、じゃあよろしく」

「は、はい!」

ダンタリオンがうれしそうに、俺に王立の制服を著せてきた。

近くで見ると、ううむ、人だなぁ。

ズボン、シャツ、そして、ジャケットを著せてもらう。

「さんきゅー、ダンタリオン。んで、どうしたガイアスよ?」

がちゃ。

「……なんでわかるのかな」

ガイアスがぶすーっとした顔で部屋の中にってくる。

ダンタリオンがぱっ、と離れて、何度も頭を下げてきた。

「す、すみませんガイアスさん! あなた様に隠れていちゃついてしまい!」

「あ、いや……別に謝ることじゃあないでしょ……それに隠れてって?」

「だってガイアスさんは、ユリウスさんの正妻だから……でゅふ♡」

「ちっがーう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ダンタリオンは腐子ってやつらしい。

男と男のからみが好きなんだと。

「なんじゃ、正妻殿は嫉妬しておったのか」

「だからそもそも僕は男だし、妻じゃあない!」

「くく、照れずともよいのにのぉ」

魔王はダンタリオン、そしてガイアスと肩を組むと、にやりと笑う。

「嫁を三人も囲うなんて、が多いな、我が主は♡」

「ガイアさん×ユリウスさんの間にるつもりはないのでご安心を!!!!!!!!」

「なんなんだよぉおもぉおおおおおおお!」

ほどなくして、俺、ガイアス、ミカエル、ダンタリオンの四人は馬車に乗りながら、學園へと向かう。

「そういえば、兄さん。今日は転校生がくるらしいよ」

「あーん? 転校生だぁ。今は秋だぜ?」

なんだってこんな中途半端な時期に転校生がくるんだろうか。

「あにうえ、全員ぼこるです?」

膝の上に載ってる、赤髪天使なミカエルが俺に尋ねてくる。いやいや。

「なんでぼこるんだよ」

「序列大事です。なまいきな転校生はしつけておかねーとです」

「別にいいんじゃね。それに、俺暴力って嫌いだし……って、なんだよ」

みんなぽかんとしていた。

え、なに?

俺また何か言っちゃった?

「史上最強の勇者が何を言ってるんだか……」

「あにうえ、今のシュールギャグってやつです? おもしれーです!」

ギャグじゃあないんだけどなぁ。

「しかし、転校生ですか。男の人だとうれしいですね♡ でゅふ♡」

「なんでやねん」

「ユリウスさんとのまた新しい男とのからみ、楽しみです♡」

「別に転校生がくるからって、俺に突っかかってくるとは限らないからなぁ」

【★新連載はじめました!★】

タイトルは――

『「學園トップの【雪姫】と付き合ってるなんてウソだよね!?」と王子さま系元カノが泣きながら僕に謝ってくるけどもう遅いです~浮気され傷心中のキャ高校生をめぐる壯絶な溺合戦~』

ページ下部↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!

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