《ひざまずけ、禮》第3章81話 勝つための策を
佐和「くっ・・・この足じゃ走って近づけない!ナーテアさんの方は大丈夫!?」
オネ「・・・ダメです、完全に壊れてますね。アナログのサイトは付けてないですから、命中度は皆無になりました。」
佐和「萬事休す・・・なのかしら。」
比影「・・・2人とも。」
意識の奧底、師の元から戻ってきた僕は、2人に話しかけた。きちんと過程も思いついている。
比影「ひとつ、方法を思いついた。失敗する確率の方がはるかに上なんだけど・・・どうする?」
オネ「・・・容を先に教えてください。それ次第・・・ですね。」
比影「わかった。まずその前に確認したいんだけど、ロウバズーカの玉って速度抑えられる?」
オネ「えぇ、できます。それが?」
比影「この作戦、速度が大事なんだ。ナーテアさんはイザレアに向けてロウバズーカを撃って。速度はいちばん遅くして。」
オネ「いいですけど・・・今の狀態じゃあ、撃っても當たりませんよ。それに足を狙うのは・・・」
比影「それでいい、狙うのは足じゃないし、ある程度近くなら大丈夫だよ。そして佐和さん・・・この作戦の肝は佐和さんだ。」
佐和「そ、そうなの?でもこの足じゃ走れない・・・」
比影「走る必要は無いよ。佐和さんにしてもらいたいのは、ナーテアさんが撃ったロウバズーカの玉を、パチンコで當ててしいんだ。」
佐和「ろ、ロウバズーカの玉に當てる!?それは難しそうね・・・それに當てたところで貫通するだけじゃ・・・」
比影「當てるのは普通の玉じゃなくて、衝撃で発する玉。説明するのは難しいけど・・・やってみる価値はあると思う。どう、かな。」
僕は2人のことをじっと見つめる。2人が嫌といえば、この作戦はやめるつもりだ。失敗の確率が高いし。でも・・・
佐和「・・・このままでもジリ貧、負け濃厚だし・・・いいよ、その方法にかける。」
オネ「私も賛です。やってやりましょう。」
比影「ありがとう2人とも!細かいところは個別に伝えるよ。・・・あと佐和さん、1つお願いがあるんだけど。」
佐和「なに?」
比影「・・・佐和さんの手袋、貸してほしいんだ。これも、作戦の肝の一つだからさ。」
佐和「え?・・・うーん、さっぱり分からないけどいいよ。比影くんのことだし、考えあっての事なんでしょ?」
佐和さんはポケットから手袋を取り出し、僕に渡した。
比影「ありがとう、絶対功させよう。」
そう言いながら、僕はイザレアを睨みつける。
レア「作戦會議は終わったか?待ちくたびれたんやけど?」
比影「すまなかったな、今から目に見せてやるよ。」
レア「それは楽しみやな?そのであたしに勝てるとは思えへんけどな。」
僕らはいっせいに構えた。さぁ、これで最後だ。絶対勝つぞ!
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