《ひざまずけ、禮》第3章82話 ホントのホントに最終決戦

ナーテアさんがロウバズーカを、佐和さんがパチンコをそれぞれ構える。そして僕は、佐和さんから借りた手袋を裝著した。その姿を見て、イザレアは笑っていた。

比影「さぁ、やろうかイザレア。」

レア「なはははっ!なんや、どんな作戦を思いついたのかと思いきや・・・さっきとなんも変わらへんやんけ!しかも比影は意味無いことしとるし!マヌケすぎてビックリするわ!」

オネ「ふっ、それはどうでしょうね?」

レア「比影は皆で仲良く〇ぬことを選んだってことかぁ?こりゃ傑作やなぁ!2人がかりでかかってきたところで、勝ち目なんてあらへんのに!」

佐和「私たちはやれるだけの事をやる。あとな比影くんが何とかしてくれる・・・そう信じてるわ。」

レア「こんな時に意味わからんことしとるやつを信じるんか?甘いな、自分ら。自分らがやっとることは自殺行為やで?無駄に命かけて・・・バカばっかりやなぁほんま。後悔させてやるで!!」

びながら、イザレアは勢いよく飛び出す。

オネ「お願い・・・奇跡起きて!!」バシュン

ナーテアさんはロウバズーカを発する。途中で玉が回転し、ロウを撒き散らす。方向は合っていた・・・が、距離と範囲が足りない。それをわかっていたイザレアは途中で立ち止まった。

レア「殘念でし─」

佐和「・・・!今!!」

その瞬間、佐和さんがパチンコを発する。目論見通りロウバズーカの玉に當たり、衝撃をけて発した。この発こそが、狙いだった。

イザレアのにロウがかかり、イザレアのきを封じた。

レア「んなっ!?・・・この、小賢しい真似しやがって!!」

封じることに功したとはいえ、この程度では數秒でき始めるだろう。だが・・・數秒もあれば十分だ!!

オネ「や、やった!」

佐和「功した!あとは比影くんお願い!!」

比影「任された!2人ともすぐに離れて!!」

僕は手のひらに力を集中させ、左手を右手に添える。しでも威力を強めるためだ。多分、普通にやっても意味は無い。片手がぶっ壊れることも惜しまず、リスクを顧みない。それが僕の選択だ。

あとは・・・僕も奇跡を信じる。目を瞑って、あの師の言葉を思い出す。チャンスは一度きり・・・この力に賭けるしかない。

あの時見た景・・・あれはきっと、自分自の先祖だ。先祖は元々師に仕えていたのだ。そして、師の恩恵をけたがここに、佐和さんの力を何度も目の當たりにした知識がここにある。さすれば、この力は奇跡を起こす!

佐和「ひ、比影くんの手がった!?」

オネ「この力、まさか・・・!」

そうだ、奇跡は起きるものじゃない。願い、き、起こすものなのだ。

レア「お、おい比影、まっ─」

比影「ひざまずけ、れぇぇぇぇぇぇいっ!!!」

そうび、地面に手をつく。力は電子回路のように地面を流れ、イザレアの元までたどり著いた。

地面から勢いよくれ、やがてイザレアを包み込んだ。

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