《異世界に転生したのでとりあえずギルドで最高ランク目指します》リーダーの能力、そして厄介

私達にも反応してレッサーが頭を増やし、こちらに突っ込んでくる。

が、びた頭がこちらに屆く前に首が切られ、砕かれる。

そのおで邪魔されずに近づける。

「グラウンワーム!」

リーダーが地面を毆りながら一番最初に能力を発させる。

彼の能力『グラウンワーム』は地面を毆り、壊したに魔力を流してる事が出來る。

もう地形破壊も構わないと判斷してだろう。

地面にヒビが伝わり沈沒、隆起する。

そしてその壊された土の塊が積み重なっていき、魔獣の様な形になる。

ゴーレムに近いが魔獣は自で魔力を生出來る。

それに対してあれは流した魔力がなくなればかないただの土になる。

その土塊が子供に向かってびる。

しかしそれが子供に屆く前に彼の近くまで這い戻っていたレッサーが、頭部を槍の様に変形させて土塊に突き刺さる。

そしてまるで水中を泳ぐ魔獣の様に上下に貫いて行っている。

そんなバカげた能力まであるのか。

頭部を増やすだけならまだしもの形を自由に変える事まで出來るとは......

が、それで、そんな事を恐れて最後の機會を失う訳にはいかない。

それはリーダーから撤退の指示がない事からも明白である。

「捕える!」

それにリーダーもその程度で終わる様なタマではない。

例え土塊として使えなくとも魔力が殘っていれば縦は可能。

むしろそちらの方が厄介。

レッサーによってバラバラに砕かれた土塊の欠片が上下左右から子供に迫る。

拳程度の土塊から人間の頭部と変わらない土塊が幾百、幾千ときを封じるために迫って來る。

こんなきをされるから戦闘訓練の時に苦労する。

放っておけばデカい土塊が、対処して砕けば今の様に複數の土塊で襲って來る。

純粋にウザい。

まず初見でそれの回避は出來ない。

事実子供はなんの手立てなく四肢とに土塊が纏わりつく。

そもそも自分を守る魔獣が近くに居ないのでどうしようもないのだろう。

アイスネークやレッサー達はウとギュウが、唯一戻って來た先程のレッサーも自で壊した土塊に押さえつけられている。

それにしても捕らえられる際にも一歩もこうとしなかったのは、やはり『ヴァブ・ション』によって全グチャグチャになっていたからなのだろう。

だからこそ余計に、そんな狀態で立ち上がれた事が異常なのだ。

レッサーも主人を守るために『グラウンワーム』の拘束から抜け出そうと踠(もが)いている。

形を変えてその僅かな隙に抜けようとするもむしろ『グラウンワーム』に全を押さえ込ませる結果となった。

そしてそんな何も出來ないでいる子供の付近で短剣と槍がそれぞれ姿を表す。

先にシンとダが子供に迫ったらしい。

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