《ひざまずけ、禮》第3章84話 その別れは突然に
イザレアが消えたと同時に、紅き街も崩壊を始めた。今までにない規模の紅き街が、今までと同じように、ガラスが碎けるように壊れていく。
紅き街の中にいた化けたちも同様に、の粒子となって消えていった。統括者が消え、世界を維持できなくなった影響だろうか。今後また化け退治を続ける心配が無くなったのはいいことだ。
・・・だが、現実というやつはこうもバランスを気にするようなものなのか、統括者の消滅による紅き街の崩壊は、喜ばしいことだけではなかった。
比影「や、やったね2人とも・・・ってナーテアさん!?どうしたの!?」
佐和「えっ!?ナ、ナーテアさんが消えていってる!?」
オネ「・・・やはり、こうなりますか。」
先程まで何ともなかったナーテアさんが、なぜか消えかけていた。しかも本人はそれを知っていたような口ぶりをしていた。
比影「やはり、ってどういうこと!?ちゃんと説明してよ!」
オネ「私は元々、神を滅する神として、イザレアの抹消と紅き街の崩壊を命令されていました。そして、今その役目が果たされた。・・・まぁ、つまりお役免ってことですよ。天界に戻されるのでしょう。」
比影「お役免なんて、そんな・・・せっかく仲良くなれたのに!!みんなずっと一緒にれると思ったのに・・・!!」
佐和「ナーテアさん・・・あなたって人は・・・」
オネ「それに、のびのびと戦ってしかったんです。何も考えずに、ひたすらに目の前のことを取り組んでしかった。だからあえていわなかったんです。」
比影「そんな・・・っ」
目から雫が零れる。ずっと僕たちと頑張ってきたのに、こんな形でお別れなんて。神様としての業務に戻るのだろうが、このじもう2度と會えないような気までしてくる。
その思いは佐和さんも同じようで、佐和さんも目に涙を浮かべていた。
佐和「な、ナーテアさん・・・ぐすっ、その・・・」
オネ「・・・ふふ、佐和さん。そんな顔しないでください。ひとつ、お願いしてもいいですか?」
佐和「お、お願い?なによ?」
オネ「比影くんと、末永くお幸せに。比影くんはよく無茶をしますから・・・そばで支えてあげてください。・・・これは、神としてではなく、のライバルとしての、お願いです。」
佐和「んなぁっ!?・・・ま、任せてよ!あなたが嫉妬するくらい、比影くんとすんごく幸せになってやるから!」
オネ「嫉妬なら、ずっとしてますよ?あなた方は、誰が見てもお似合いのカップルでしたから。私のつける隙なんてないくらいに、ね。」
佐和「えっ・・・そう、なの?ふふふ・・・////」
オネ「でも、諦めませんからね。天界でもずっと見守ってます。あんまり進展しないようなら、私が取っちゃいますからね。」
佐和「そ、そうはさせないわよ!?比影くんは、その・・・わ、私の人だもん!」
比影「はは・・・嬉しいけど、恥ずかしいな。」
オネ「ふふ、無用な心配だったようですね。・・・願わくば、私もおそばに居たかったです。でも、これでお別れですね。」
気がつくと、紅き街はほとんど消え去っていた。ナーテアさんもすごく薄くなっている。
オネ「さよなら、しの人たちよ。あなた方に、神の加護があらんことを。」
その言葉を最後に、紅き街もナーテアさんも、何もかもが消え去った。まるで何も無かったかのように、キレイさっぱりと。
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