《ひざまずけ、禮》第3章88話 エピローグのエピローグ

ナーテアさんがこの學校、この世界に戻ってきてから、數日が経った。まあその、後日談の後日談的な話をしよう。

ナーテアさんはまたうちに居候することになった。母親も二つ返事で快諾してくれた。いつも通りの日常が戻ってきた、のだが…1つだけ、変わったことがある。ナーテアさんの積極だ。

今までは…いや今までも結構積極的というか、たまにくっついてきたり風呂覗いてきたりしていたのだが、神様という立場ではなくなったため、水を得た魚のように生き生きと…悪く言えば暴走していた。

たまにだったことは日課となり、覗きでは飽き足らず、風呂突(雙方服なしの構図)だの、下著姿での夜這いだの…本當にやめていただきたい。

今のところは、どちらも今のところ未遂で済んでいるのが幸いなところ。追い出すほうのにもなってほしい。疲れるんだから、本當に。

こちとらバリバリの思春期やぞ。毎日毎日目に毒なんじゃワレ!ご褒だろとかやっちまえとか思っている奴、小一時間説教してやるから出てこい。

そんな生活が続いていたある日、基地に行くと佐和さんとナーテアさんが喧嘩していた。喧嘩といっても、手は出ていない口論のみに狀態だが。その容は…まあ、大お察しの通りです。

佐和「比影君から聞いたわよ!居候をいいことに、毎日毎日やりたい放題らしいわね!抜け駆けしてんじゃないわよ!」

アス「神という立場上、今までできなかった分を取り返してるんです!抜け駆けじゃありません!」

事の発端は、僕が學校でナーテアさんの奇行をどうにかできないか考えており、思わずため息をついてしまったこと。たまたまそれを佐和さんが目撃しており、問い詰められてつい言ってしまったのだ。

アス「それに比影さんも比影さんです!嫌なら拒絶してくれればいいのに、いつも優しいんですもん!いい反応するし、それに…す、好きだからしかたないじゃないですか!」

比影「毎日はさすがにやりすぎだと思うよ!?容もいろいろとぶっ飛んでるし!今までくらいならまだしもさあ!」

口出しせずにはいられなかった。

アス「據え膳なんですから、手を出してくださいよ!」

比影「出すかぁ!ワレ學生ぞ!?」

アス「でもは正直でしたよね。風呂突したときいつも目線がいやらしいし、その…お元気そうでしたし///」

比影「生々しい話をやめろぉ!!全部風評被害だっ!!」

佐和「…ナーテアさん、その話詳しく聞かせなさい。比影くん、あとで比影くん家でお泊り會するから、そのつもりで。」

比影「佐和さんまで何言ってるの!?くっそ、味方はおらんのか!」

…とまぁ、かなりお下品な會話ではあるが、やっと日常が戻ったような覚がした。

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