《モフモフの魔導師》488 知らぬ間の進化
「ふぅ…。上手くいって良かった」
今日もやるべき作業を終えて、更地で魔法の修練中。
本日の課題は、『自分の利き腕を完全切斷後に、完璧に治療する』ことに決めていた。なんとか功して良かった。
今は右腕を繋いだあと、流れたの補充を兼ねて、花茶でを潤しているところ。心底ホッとしている。
それにしても、とんでもなく痛かったなぁ。
切斷は、おもいきりが重要。ビビりながら切斷すると、治癒魔法の初が遅れる。『切り落とすなら一息で』を推奨したい。
片手での治癒魔法は、普段なら造作も無いけど、つい焦ってを止めようと腕を押さえたくなってしまう。衝を抑え込むのが大変。
混合魔法によって、治癒のスピードは格段に進歩した。それでも、まだまだ技量不足。ボクの目標は、師匠のような治癒魔法をること。
焼死や凍死寸前の白貓獣人すら回復させる凄さで、とにかく早くて綺麗に治療する。格が悪いのに、腕は抜群の大治癒師。
後は、突発的に同じ狀況に陥ったとき、冷靜に対処できるか。これからも、常に張を持って修練していこう。
…と、蟲人の友人ハピーが飛んできた。
「ウォルト~!イハが獣から逃げてて、怪我しちゃったの!」
「えぇっ!?大丈夫なのか?!」
「大丈夫だけど、治療してしいの!」
「わかった。案して」
ハピーに付いていくと、イハさんはあちらこちらにり傷を作って座り込んでいた。
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「イハさん。大丈夫ですか?」
「大丈夫です。ちょっと獣がしつこかったもので…。痛たたっ…」
「かないでください。今、治療します」
イハさんの傍に手を翳して治癒魔法を使うと、傷が回復した。
「もう大丈夫です。ありがとうございました」
「良かったです。住み家にいるときは、遠慮せずに呼んでください」
「ウォルトにとっては、私達の治療も魔法の練習になるから、遠慮はいらないもんね!」
「そうだよ。使う魔力も微々たるものだし」
「初めてのときは、かなり酔ったねぇ~!今でも思い出すよ!」
「あれは、完全にボクの失敗だった」
初めて蟲人の怪我を魔法で治療したとき、魔力を込めすぎて魔力酔いさせてしまったのだ。それも、かなりの悪酔い。
患者はハピーだったけど、泥酔狀態になって慌てて魔力を吸引した。あの時、治癒魔法は魔力を込めればいいってものじゃないことを學んだ。
傷の狀態や対象のの大きさ、その他にもいろんな要素を加味し、最適な答えを割り出して治癒魔法を選定することが肝要。混合魔法で作り出す必要があれば、可能な限り模索することも大切。
イハさんに使った魔法は、今のボクに作れる蟲人専用治癒魔法。皆からは、繊細な魔力調整の重要さを學ばせてもらった。
人間や獣人の何十分の一の魔力でこそ、生きる治癒魔法もあるのだと。
「もうね。ウォルトは、蜂の蟲人の守り貓だよ!」
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「貴方のおかげで、楽しく暮らしています」
「二人は大袈裟です。それに、怪我をしてるのはほぼハピーだけだよ」
「ひどっ!」
「はははっ!」
「アシナさんやクマンさんは、一度も治療したことがないからね。ハピーは片手じゃ數え切れない」
「むぅ…」
「ハピーは、昔からおっちょこちょいなのです。ただし、生命力が並外れています」
「うるさいな!えいっ!」
ハピーはイハさんにおを向けて、背中を針で刺した。
「痛っ!!針で刺すのは無しだろ!!」
「変なこと言うからだよ!」
ケンカより気になる。
「ハピーの針には、毒とかあるの?」
「あるよ。でも、注するかは自由自在!」
「今のは注されませんでした。そもそも、蟲人同士では効果が薄いのですが」
「なるほど。よかったら、ボクを刺してみてくれないか?」
「えぇっ!?どういうつもり?!」
「単に気になったんだ。毒も注してもらえると嬉しいけど」
「ウォルトって、やっぱり変態だ!」
やっぱり?
「『解毒』の魔法が使えるから、効果を試してみたいだけだよ」
「そこまで言うなら…いいでしょう!やってやるって!!」
「じゃあ、遠慮なくどうぞ」
ローブの袖をまくって右腕を差し出すと、「おりゃぁ!」と一直線に飛んできた。
「くらえっ!!」
「いったぁ~!!」
見事に眉間をぶっ刺される。
完全に油斷してた…。「腕を刺して」とは言ってないから、ハピーは悪くない。
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「どう!?結構注したよ!」
「ありがとう。凄く痛くて熱いよ」
れてみると、たんこぶのように腫れ上がり、熱を帯びてジンジンする。蟲人の毒は即効があるなぁ。
『解毒』
手を翳して解毒すると、直ぐに痛みと腫れが引いた。
「魔法の効果ありだね!」
「そうだね。勉強になった」
何事も験するのは大事。
「でも、私達の毒は二回目が本番!『蜂の重ね刺し(アナフィラキシー)』は怖いよ~!」
「そうなのか?」
「ホントだって!」
「是非、味わってみたいな」
「やってもいいけど、どうなっても知らないよ?」
「なんとか耐えられると思う」
「まぁ、ウォルトだからね!」
「ハピー。ウォルトさんなら大丈夫だと思うが、念のため解毒剤を作っておこう。何かあってはいけない」
「そうだね!ちょっと待ってて!小瓶ある?」
「あるよ」
我が儘を言ってるのに、心配してくれる心遣いがありがたいなぁ。
遠目にしか見えないけど、蟲人の皆に手伝ってもらいながら大勢で薬を作ってる。蟲人の口から大きな玉が出てくる瞬間は、見ていて気持ちいい。で薬を製してるのか。
ハピーと皆が、こっちに向かって飛んでくる。
「できたよ!」
「うん。ありがとう」
「じゃあ、仰向けになって!」
「橫に?」
「もし、ウォルトがうつ伏せに倒れたら、解毒剤飲ませられないから!」
「なるほど。それはそうだね」
皆の力でボクをひっくり返すのは難しい。言われた通り橫になる。
「じゃあいくよ!チクッとするからね~!」
「うん。よろしく」
いつかのミシャさんみたいだ。子供の頃、診療所でよく言われたなぁ。
「指先を刺すよ!」
「うん」
「えぃっ!」
右手の人差し指の腹が、チクッとした。
……構えても、なんともない。
「ハピー………うぅっ!?」
なんだこれ…!?急に來た!
心臓が激しく波打って、呼吸ができない…!
「か……かはっ!がっ…ぐぅぅぅっ!!」
まずいっ…!魔法に集中できないし、けない…!
聲も…出なせい…。 意識が……遠のく……。
「ハピー!!早く解毒剤を飲ませるんだ!」
「がってん!どりゃっ!!」
皆でボクの口を開いて、ハピーが解毒剤を流し込んでくれる。
しばらくすると、噓のようにが正常に戻っていく。凄い効果だ。
「ウォルト!大丈夫?!」
「…ありがとう。大丈夫だよ…」
「よかったぁ~!」
蟲人の皆も心配してくれてるのが表でわかる。申し訳ないことをした…。
正直、魔法でなんとかなると思っていた。ハピー達は気遣ってくれていたのに、ひどい自惚れだ。
ゆっくりを起こす。
「皆さん、ありがとうございます。作ってもらった薬がなければ、間違いなく死んでました。苦しすぎて、魔法も使えなかったです」
「ごめんね!これでも、毒をれたのはちょっとなの」
「やりたいと言ったのはボクだから、謝る必要無いよ。凄く良い経験になった。蟲人の力は凄いね」
「これも、ウォルトさんのおかげなのです」
「そうそう!」
「ボクの?何故ですか?」
イハさんが説明してくれる。
「『蜂の重ね刺し』は、ほんのし前まで我々にとって最終手段だったのです」
「最終手段というと?」
「一度目に注した毒と、二度目に注した毒が敵ので混合されて威力を発揮するのですが、貴方に出會うまで毒の生量が足りなかったのです」
「一回分あるかないかくらいだったの!」
「ハピーの言う通りです。いつも空腹で、ギリギリの生活を送っていたので、毒を生するための栄養が不足していた。だから、二度刺すためには、代わりに命を燃やす必要があったのです」
「無理やり毒を作り出すの!でも、ふらふらになるし、まともにけなくなっちゃう」
「そうだったのか…」
二度目を躱されでもしたら、それだけで命の危機。だからこそ最終手段。
「ですが、今では恒常的に栄養を蓄えているので、毒の生にはいつも余裕があります。三度刺しもいけるくらいに」
「力もあるから、けるのも大きいの!きが鈍ると、獣や魔に太刀打ちできないから!毒を生しても、二回刺すなんて無理!」
「効果も弱かったのです。貴方に出會って、この場所に住んでいるからこそ、今のように幸せに暮らせています」
「ありがとね!」
「大袈裟です。こちらこそお世話になってます」
「持ちつ持たれつだね!」
皆が頷いてくれる。蟲人達は、いつも優しい。
「それはさておき…もう一度だけ毒の注をお願いしてもいいかな?」
「はぁ?!!何言ってんの?!三度目は、どうなるかわからないよ!解毒剤も、効くかわからないんだから!!」
「でも、やってみたいんだ。ダメかな?」
「絶対ダメ!!」
ぷいっと外方を向いて、頬を膨らませたハピー。…と、クマンさんがボクの目の前に飛來する。
「無事に済むという拠があるんだろう?」
「あります」
「だったらハピー。やってやれ。ウォルトは大丈夫だ。ちゃんと回復できるはず」
「わかんないじゃん…。もし死んだらどうするの?!」
「ウォルトは死ぬのか?」
「いえ。大丈夫です」
「こう言ってる。信用してやれ。お前はいつも「ウォルトは凄い!」って言ってるだろ」
そうなのか。嬉しいな。
「…わかったわよ!やるわよ!」
「ハピー。ありがとう」
「やっぱりやっぱり変態!!」
大事なことだから二回言ったのかな?
「いくよ!」
「いつでもいいよ」
「とりゃ!!」
今度は、腕を刺してくれた。
「どう?結構打ち込んだけど」
「大丈夫だね」
なんともない。予想通りだ。
「もう一丁、毒を変えていってみる?」
「お願いできるかな」
「いいでしょう!おいしょ~!」
「あいたぁ~!!」
今度は宙返りして脳天を刺された。これは予想外だけど、やっぱり大丈夫。
「凄いね!全然効かないよ!」
「さっきの『解毒』は、ボクの油斷なんだ。一度目の毒は、魔法で相殺したつもりが既に全に回ってた。ボクが『解毒』したのは、こぶになってた部分だけ」
痛みが取れたから大丈夫、と魔法を直ぐに解除してしまった。毒はに乗って全を巡ることを失念してた。今は全に巡らせて、隅々まで『解毒』している。
蟲人の毒の分は、凄まじい速さで拡散することを二度刺しで學んだ。蟲人の毒に対する完全な油斷で、ボクはまだまだ甘い。
蟲刺されくらいに捉えていた失禮な獣人に、天罰が下っただけのこと。
「さすがだね~!」
「たまたまだよ。毒の即効の高さに驚かされる」
「たまたま…?自信があったんじゃないの?」
「自信があっても、絶対はない。でも、死んでも文句は言わなかったよ」
「そういう問題じゃないでしょ!!やっぱりやっぱりやっぱり変態!!」
「あたっ!いててっ!」
ハピーが何度も突き刺してくる。毒は注されてないけど、きっと心配からくる怒り。甘んじてけるつもりが、結構痛くて困った。
しばらく刺されて、ハピーが疲れたところでお願いしてみる。
「ハピー。余裕があるときに、しでいいから毒を分けてもらえないかな?」
「なにするの?」
「分を解析してみたいんだ。場合によっては、更に効果が高い『三度刺し』や、新たな効果を生み出せるかもしれない」
「なるほどね!」
「嫌なら無理しなくていいよ。ボクのわがままだから」
「ウォルトさん。我々が協力します。ハピーの毒はなくなっているでしょう。皆、同じ毒を蓄えているので」
「有り難いんですが、いざというとき必要ですよね?」
「しずつなら、今でもお渡しできます」
容を持ってくると、皆が代わる代わる針から毒を垂らしてくれる。二種類の毒で満たされた小瓶が二つ出來上がった。
「これで足りなければ、いつでも協力します」
「ありがとうございます」
「我々の毒が効かない魔や獣もいるのです。新たな防衛手段が生まれるかもしれないのなら、喜んで協力します」
「もし発見があれば、必ずお伝えします」
…と、アシナさんから意外な発言が。
「なんかさ~、毒を出そうとすると、橫の辺りがむずむずするのって私だけか?」
「あっ!俺もたまにある!」
「なるな。毒腺の橫辺りが」
「そうそう!これってなに?」
「嫌なじじゃないよな」
気になるな。
「もし良ければ、魔法でを探ってみましょうか?何かわかるかもしれません」
「いいの?お願いします」
アシナさんに掌に載ってもらって、『浸解析』してみる。魔力はごく微量で構わない。
蟲人には、見たことのないが沢山ある。
「魔法を使ってますけど、気分悪くないですか?」
「全然。なんか溫かいよ」
「毒腺は針の元辺りですね?」
「そう。その辺りがむずむずするの」
「三つありますね」
「なにが?」
「毒腺です」
空中に『幻視』でアシナさんのを映し出す。最近では、『浸解析』しながら『幻視』に直結するも覚えた。
皆に見やすいように拡大してみる。
「すっごぉ~!これ、アシナの?!」
「そうだよ。針の元に毒腺があるだろう?三つあるんだ」
「確かにありますね…」
「の中なんて初めて見るが…本當にあるのか?」
イハさんやクマンさんも認識してないのか。
「からして、右側が一の毒、真ん中が二の毒だと思います。そして、第三の毒らしきものがあります」
明らかにが違う。
「アシナさん。ちょっとだけ二種類の毒を出せますか?」
「出せるよ」
それぞれの毒腺から排出された。やっぱり間違いない。
「ということは、もう一つの毒腺からも毒を出せると思います」
「う~ん…。三つめの覚が無いのよね。皆もでしょ?いつもの二つは、習うこともなくできるけどさ」
「それは本能みたいなものだろうな。蜂の蟲人なら誰でもできる」
「ねぇ、ウォルト!魔法を使ってちょっと出せたりしない?一回やれば覚が摑めるかも!私で試していいから!」
「できると思うけど、気持ち悪いかもしれないよ」
毒腺を絞っていいなら可能だと思う。
「じゃあ、このまま私で試していい。ウォルトを信用してるから」
「では、三つめの毒腺を刺激してみます。異常をじたら、直ぐに言って下さい」
「はいさ」
アシナさんので微量の『気』を作する。毒腺をらかく包み込んで、軽く刺激してみる。
「どうですか?」
「妙なじ。もうちょっと強くして大丈夫。キュッ!と握るじでいいよ」
「こうですか?」
一瞬だけ毒腺を締め込むと、毒がピュッと飛び出てボクの掌に付いた。ハピーやイハさん達は、興味津々で匂いを嗅いでる。
「アシナさん。大丈夫ですか?」
「大丈夫。初験だったけど、今ので覚が摑めたっぽい。むぅ~…!こうだ!」
再び針から滴り落ちる。
「これ…酒だ!」
「そうだな。正確には酒に近い毒に思える。クマン、どう思う?」
「酒を飲み出してから、毒腺が生まれたってことかもしれんな…。匂いはそのものだ」
「よかったら、ボクで効果を試してみますか?」
「ウォルト!いい加減にしたほうがいいよ!誰も効果がわからないんだからね!」
ハピーの意見はもっとも。
「でも、気にならないか?最初に試すのが実戦だと、さすがに厳しいだろう?」
「それは…そうだけど」
「ボクにほんのし撃ち込んでもらえたら、大の効果はわかるはず。他の二種類は解毒済みだし」
「じゃ、やってみよ。今のところ、できるの私だけでしょ。ウォルト、準備はいい?」
「はい。いつでも」
アシナさんの針が、ボクの掌を刺す。効果を知りたいので、あえて『解毒』はしないけど、危険だとじたら全力で防ごう。
「ほんのし注したけど、どうかな?」
「はい……。これは………予想できたような……できなかったような…。おっ……ぅ~…ん…」
顔が真っ赤に染まり、ゆっくり仰向けに倒れた。
晴れた空が綺麗だなぁ…。
「ウォルト~!ちょっと!大丈夫なの!?」
「…大丈夫。心配いらないよ……。ハピー……また……毒なしでボクを刺して……くれないか…?」
このじは……間違いない……。
まさか……毒で酩酊するなんて……。
「とりゃあ~!」
「いったぁ~っ!!」
今度は鼻先を刺された。バッチリ目が覚める痛みで、意識がはっきりして助かる。大の字になったままけないけど。
「結局、どういうことなの?!」
「酒が強くて……意識を保てないくらいの酒を飲んで……酔った気分だよ…。ふぅ…」
「敵をフラフラにして、けなくする効果ってことだね!」
「そういう毒なのかもしれない…。あと…ボクは酒に弱いから……よく効いてる可能もあるけど…」
酒を育てるのに、酒は一切使ってない。あくまで魔力だけだ。蟲人ので酒毒へと製されるのか…。
「水、持ってきてあげる!」
皆が協力して住み家からコップに水を汲んで運んでくれた。飲んでしばらく様子をみたけど、癥狀に変化はなくて、結局『解毒』で回復したから、やっぱり毒に違いない。
その後、全員がアシナさんと同様に覚を摑むことを希したので、回復してから一人ずつ慎重に毒腺を絞った。今後、自分達でも効果を検証するつもりらしい。全員が一度で覚を摑んだから凄い。
敵を倒せなくとも、逃げる時間を稼げるだけでも有用で、なにより新たな発見に心躍っている様子で楽しそう。その辺りは、どんな種族も同じなんだな。
蟲人の皆は新たな毒を『蟲瘤(マタタビ)』と名付けたみたいだ。もしかしなくても、貓のボクによく効いたからかな…?
その後は、蟲人の毒を研究させてもらった。併せてハピーから解毒剤の作り方を聞いたことで、分析も捗って細かい効果と分を伝えられてよかったと思う。
蟲人の進化を目の當たりにできたのは、とても幸運で希有なこと。いつか、ボクにもそんな時が來たりして…なんて考えてみる。
気付いたら、とんでもない魔法を使えるようになってるとかないかな。
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