貴重なお時間を割いて、

無駄文に目を通してくださいまして、

誠にありがとうございます。

夏休みの終わりに近づきますと、

(考えてみれば、東北や北海道の

小中學校は2學期が始まっており、

失禮な表現になってはいますが)

24時間テレビが放送されます。

昨今では「チャリティー番組なのに

出演者に出演料が支払われていて

本末転倒になっている」や

「ポルノ」と斷罪される方が

増えてきたり、演者さんの事務所が

スキャンダルまみれと

逆風が吹き荒れているようですが、

ここだけ間違ってはならないのは

カメラの前に立たれて

演技を披されている

障害を抱えた方々は、

我々健常者が想像を絶する努力を

積み重ねてこられたのは確かで、

それをも非難の対象にするのは

筋違いではないかと思っています。

この世は果主義が第一で

努力賞なんて仮裝大賞にしか

存在しないじゃないか？

そこで得た功験が

これからの人生を支える

大きな糧になるのすら許さないのは

無粋に盡きると愚考します。

と、軽く吠えて見ましたが

実際に1分1秒テレビに齧り付いて

睡魔に抗った時代は今は昔。

々と娯楽が増えた事で

耳目が集まらなくなりましたし、

100kmマラソンに挑戦する人選も

よく分からない年も増えてきました。

笑點メンバーも相當変わったと

耳にしましたし、

數年ぶりに見たセレブリティさんも

どんなに若作りしたメイクをしても

畫面を通してけて見える老いに

「年取ったなぁ……」と

それを介した自の老いとも

直面するようになってからは

凝視する時間を作れなくなり、

今年も最後のサライを聞く程度で

見るぐらいかもしれません。

フィナーレはランナーが

無事日本武道館のゴールまで

駆け抜けるまで生放送しますから、

仮に時間にテープを切れなくても

21時の番組まで生放送でぶち抜いて

參加されていたゲストの方々と

和気藹々のトークに終始するのは

生放送直後の冷めやらぬ熱気も

加わって盛り上がりを見せます。

とはいえ、延々と熱気を

引き摺るのにも無理があり、

々1時間が限度でしょう。

個人的に気にっているのは、

24時間の生放送でもなければ、

延長の1時間でもありません。

全てのプログラムが終了して、

10時になりますと、

予(あらかじ)め収録された

番組が放送されますが、

數分前の熱気の余韻を噛み締めて

後番組を見た瞬間の

あまりにもあっさりした切り替わり。

擬音にしますと

「すんっ」としている祭りの後は

妙な可笑しさがクセになっており、

ここ數年はこの數分間を

かな楽しみにしています。