ふふーん、候補は出揃ったから、モンエボから和室の方へ切り替え！

「それじゃちょっとサイコロを取ってきますねー！」

という事で、立ち上がって簞笥のところまで行くのです！

神楽　：　あー！　何か雰囲気が違うと思ってたら、ガッツリと髪型が変わってる！？

ヤツメウナギ　：　マジだなー。後ろ髪を纏めて上げてるのか。

「あ、かんざしを自分で作ってみたんですよ！　でも、配信中だと正面からしか映らないから、微妙に分かりにくいみたいですねー？」

うーん、やっぱり今のかんざしと髪型は、配信用にはちょっと微妙かも？　こうして配信用の和室でいた時にしかハッキリと分からないと、なんか作った意味が薄い気がする……。

金金金　：　しガッカリ気味な狐っ娘アバター。

神楽　：　わー！？　ガッカリさせる気はなかったんだよー！？　違和はあったんだけど、自信がなかったの！

ヤツメウナギ　：　……同じく。

ミツルギ　：　まぁ正面から映る狀況で、後ろ髪はな……。

ミナト　：　ゲームの配信中だと、表はコロコロ変わっても、どうしても極端に角度は変えられないしねー。

サツキ　：　サクラちゃん、もっと々盛ろう！　髪飾りを山ほど！

「うーん、やっぱり後ろ髪だけだと分かりにくいですよねー。というか、盛ろうってサツキさんがそう言うと微妙に怖いんですけど！？」

私でも1日で簡単なかんざしを作れたくらいなんだし、日替わりで次々と髪飾りが送られてくるとかありそうな……って、よく考えたら、著せ替えを狙われてるんだし、髪型変更も狙われるの！？　その方向、全然考えてなかったー！？

金金金　：　というか、今更ではあるんだが、その狐っ娘アバターってそのまま髪を弄れるんだな？　安なアバターだと、髪は決まった髪型にしか出來ないってのもあるが……。

ミナト　：　リアルみたいに髪型を自由に変えられるのは、作り込みがしっかりしてるんだよねー！　髪のき方に理演算がってるやつ！

「え、そうなんです？　あー、そういえば作ってる時に『理演算を反映させる』なんて項目もあった気がします？」

全然意識してなかったけど、普通って髪型は変えにくいものなんだ？　んー、でも家で使ってるリアルの姿と一緒なアバターの方は、普通に髪は弄れるような？

神奈月　：　ホームサーバー用にデフォルトで用意されるリアルの姿のアバターって、割と出來はいいんだよなー。あれ、しの型や髪型やくらいは変更出來るけど、それ以外はほぼ弄れないし。

ミナト　：　まぁあれは個人認証用のデータが元にはなってるからねー。自生ではあるけど、品質はかなり高いんだよ！

富岳　：　初回の個人認証の発行時に、々とスキャンされるからな。何も弄らなければ、そのままリアルと同じようになるように設定されている。

イガイガ　：　仮想空間で役所の手続きとかも出來るようになってるのは、地味にありがたい！　まだ全部が全部じゃないけど、簡単な容のはAIがけ付けてくれるから、下手な待ち時間もないしな！

「あー、そういえば役所で々スキャンした覚えがありますね！」

VR機の認証の為に、個人認証を発行しに行った覚えはあるもん！　あれ、何年前だっけなー？　というか、普通にその時より々と長してるはずだけど……見た目の更新ってした覚えがないような？　でも、その割にはリアルと変わらないような気がするのは気のせい？

「あのー、今思ったんですけど……リアルの姿のアバターって、長するんです？」

サイコロを出してきて、戻って座ったけど、気になる事を先に聞いちゃえー！　今思ったけど、相當謎なのですよ！　更新してないのに、なんで変わってるのー！？

サツキ　：　え、サクラちゃん、その辺の説明はけてるはずだよ！？

ミツルギ　：　個人認証を発行してもらった時に説明はあったはずだが……まぁその辺をスルーしてる人も多いか。

富岳　：　まぁ意識してやるものでもないから、説明をけてから時間が経ってたらそういう事もあるだろ。サクラちゃん、たまに家族からホームサーバーにれろと言われる事はないか？

「それなら覚えがありますね！　毎年、認証の更新でれるやつですよね？」

兄さんに絶対にやれって言われるやつ！　新しいホームサーバーに変わった時にもその認証はやったもん！　そういえば、毎年の更新って割に頻繁にやれって言われてた事もあるような？

富岳　：　あれ、覚的には手を置いているだけだけど、格の報も大雑把にだがスキャンはしてるからな。そこから個人認証に連しているデフォルトのアバターに自反映されている。

咲夜　：　え、あれってそんな事もしてるのか！？

ミナト　：　まぁ子供は長を反映させる為に頻度は多めだけど、大人は年1回で頻繁にではないけどねー。個人報を取り過ぎだって、嫌がってる人も多いけどさ。

いなり壽司　：　セキュリティや健康への配慮の為だから、その辺は仕方ないけどな。嫌ならフルダイブは使うなってだけだ。

チャガ　：　実際に違法改造が最初期に出てたし、それを考えるとな……。

「なるほど、あれで私のリアルの方は更新されてたんですね！」

そっか、そっか！　この狐っ娘アバターのきはあれを參考にしてたんだし、似たようなじにはなるよね！　確か、髪も同じように弄れるようにって々と試行錯誤してた気がする！　その結果が、今の出來に繋がってたんだ！

「あ、ちょっと線し過ぎているので、元に戻しますねー！　それじゃサイコロタイムを始めていきましょう！」

つい雑談になってたけど、今の目的はそっちだよ！　髪型を弄るのはいつでも出來るし、新しい別の髪飾りについてはまた今度考える！

サツキ　：　今回の選択肢は『守護増強』と『分』と『背水の陣』の3つ！　さぁ、それになるかなー？

富岳　：　3択なら……出目が1か2なら『守護増強』、3か4なら『分』、5か6なら『背水の陣』でいいか？

「はい、それで大丈夫です！　富岳さん、いつも整理してくれてありがとうございます！　どれになっても今ある進化ポイントで解放出來るところまで解放して、足らずの進化ポイントを確保していくじでやりますねー！」

どれになったとしても、今の進化ポイントでは足りないもんねー！　だから、進化ポイント狙いでく事になるのは確実！　まぁ探索していこうとしたら、絶対にそうなるけど！

サツキ　：　サイコロタイム、開始ー！

水無月　：　開始ー！

咲夜　：　さーて、今回は何になるか！？

こんにゃく　：　この運任せ、どういう方向に行くかが予想出來ん！

真実とは何か　：　どのような真実の結果に至るのか！？

「私にも結果は分かりませんからね！　それじゃいきますよー！　えいや！」

いつも通り、笊の中にサイコロを放り込んで振る、振る、振る！　それで適度なとこで、機の上にドンと置いて……カランコロンと音がしてから、止まったね！　さーて、出目はどうなったかなー？

「えーと、出目は1なので……『守護増強』に決定です！」

おー、今回は一番進化ポイントが必要になる部分になった！　ふふーん、サイコロ様はそろそろ堅牢を鍛えなさいと言っているのかも！

富岳　：　順當に堅牢のステータスを強化する方向になったか。

ミツルギ　：　とりあえず、すぐに可能なのは堅牢のステータス強化までだな。

いなり壽司　：　き方が変わる訳ではないが、無難に強化になったもんだ。

「あはは、確かにき方は全然変わらない選択肢になりますよねー！　でも、これでかなり耐久はアップです！　それじゃモンエボの方に戻して、サクッと解放しちゃいますねー！」

という事で、配信用の和室からモンエボの作に切り替え！　サイコロタイムはまだやる可能もあるし、そのまま機の上に置いとけばいいや！　……って思ったけど、今日はサイコロタイムをまたやる事はあるのかな？　んー、まぁいいや！

とりあえずモンエボの作に戻ったから、堅牢のスキルツリーを開いて、すぐに解放していこー！

＜『堅牢』第８段階：ステータス強化『堅牢+15』を解放しました＞

＜『堅牢』第９段階：ステータス強化『堅牢+20』を解放しました＞

進化ポイントを55使って、殘りは3！　……ほぼ使い切っちゃった狀態だけど、まぁまた溜めればいいよね！

「さーて、これで耐久は上がりましたし、本格的に平原エリアを進んでいきましょう！　まずはマップの解放からですね！」

あ、でもその前に遠距離から殺してきたライオンを探すのが先かな？　でも、あれってマップが使えないとどこにいるのか分かんない！　むぅ……適當に移してたら見つかるかなー？　見つけたら、絶対に倒すのですよ！

「ふっふっふ！　遂に來ましたよ、堅牢を強化する時が！」

「……そういう言い方をするくらいなら、素直に堅牢を上げたらいいんじゃない？」

「それはそれ、これはこれです！　定番コーナーを無くさないで下さい！」

「あ、そこはこだわりなんだ？」

「そうですとも！」

「なら、死ぬのも定番――」

「それは定番じゃないですよ！？」

「無茶苦茶な事を言ってるね！？」

「そんな事はないですよ！」

「いや、絶対に言ってるから。まぁこのやり取り自が定番か？」

「それも違いますから！」

「サクラの認識、謎だねー。さて、次回は『第５３５話　平原の探索開始！』です。お楽しみに！」

「さーて、上がった堅牢の効果が実出來ますかねー？」