「ハルナ様！！」

「ハルナ！！」

ハルナがいる部屋の中に、二人がいきなり飛び込んできた。

その後ろから、ステイビル、ニーナ、アルベルトと続けてってくるのが見える。

「エレーナ様、マーホン様……落ち著いてください。ハルナ様はまだ力が回復されていらっしゃらないのですよ？」

「ソフィーネ……」

「すみません……」

「私は大丈夫だって言ってるんだけど……」

ソフィーネはハルナの言葉に首を橫に振り、ベットの上で上半を軽く起こした姿勢のハルナを上から見下ろすように注意をする。

「いけません……ハルナ様。あれほどの”死闘”のあとでは、興した狀態が続いております。ですから、ご自の疲労合や調のことにはし麻痺をされていらっしゃるのです。ここでもし萬が一のことが起こった場合には、ハルナ様とサヤ様以外にお願いできる方はいらっしゃいません……それともハルナ様を逃がすために我々が”盾”となることを……ハルナ様はおみですか？」

「い……いいえ、わかりました！？……おとなしくしています」

その言葉にソフィーネは満足し、ステイビルたちに席を勧める。

それに従い、ステイビルたちはハルナから離れたテーブルに用意された椅子に座っていった。

ソフィーネは城のメイドたちに合図を送り、それぞれの席にお茶を用意させる。

メイドたちがお茶を用意させる間は、メイドたちがく音だけがこの部屋の中で鳴っている。

そして、ティーポットから注がれたお茶の香りがこの部屋を満たし、ハルナの傍にいるソフィーネ以外のメイドたちは次の指示を待つ間、お茶の進み合を確認するために壁に沿って立ち待機した。

ここは東の王國の城。

戦いが終わった後、ハルナたちはこの場から離れて姿を隠していた。

戦闘が終了した報告をけて、城外に退避していたステイビルたちは急いで中庭へと移した。

そこでまず目にってきたのは、激しい発の跡だった。緑の草が発によってめくりあがり赤い土が所どころむき出しになっていた。

それと同時にハルナの姿を探してみるが、そこにはラファエルだけの姿があった。

初めにステイビルたちは、ラファエルから結果だけ報告をけた。

無事、この世界の崩壊はハルナたちの手によって回避されたということだけだった。

それだけでは納得しなかったステイビルは、この場にいる全ての者たちが気にしているハルナの存在を確認する。

そこでようやく、ラファエルからハルナの狀況を確認することができた。

ハルナはいま、戦闘が終り心ともに疲弊した狀態であるということと、もし盾の創造者が何かの罠を張っていた場合、この狀態ではハルナたちが対応できないため、數日間はを隠して疲労の回復に専念させるということを伝えた。

ステイビルたちはこの狀況をみた上でその言葉に納得し、ラファエルはサヤから言われたと通りにこの城の狀況を立て直すことをステイビルたちに命令した。

ステイビルはこの世界を守ってきてくれた神であるラファエルとサヤの言葉と、ハルナの狀況に納得し與えられた命令をこなすことにした。

そして一週間が過ぎた後、ハルナたちはモイスによってこの城に再び姿を見せた。