《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第545話 エリアボスのバッタ
ふっふっふ! とりあえず、キリンは撃破……って、わー!?
「わっ!? わわっ!?」
ぐぬぬ! ミナトさんが言うにはエリアボスのバッタが登場したみたいだけど、きが素早くてまともに対応出來てない! 見切りに反応が出るから何とか避けられてるけど、草むらの中に出たりったり――
「ぐふっ! 後ろですか!?」
待って、待って、待って! 本當に待って! まだ自分でエリアボスって事も確認出來てないんだけどー!? せめて、獅子咆哮で吹っ飛ばした辺りに移したいんだけど!?
金金金 : バッタの姿を見失い、攻撃をけ続けるライオン。見切り頼りでの回避は、死角からの攻撃には無力か。
ミツルギ : まぁ見えている部分が有効範囲だしな。
富岳 : それでも、視界の範囲からなら擬態ありの敵でも攻撃に転じてくる際には有効だけどな。
真実とは何か : それが真実なのである!
「確かに何もないよりはマシですけど!? わっ!? わわっ!?」
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うがー! このバッタ、本當に何度も草むらの中に隠れ過ぎだよ! うぅ……回避はしてるけど、避け切れない攻撃の方が多くてどんどんHPが削られてる!? 移しようにも、腳にも當たってくるから回避以外で下手にくと転びそう!?
「こういう敵の場合は、これですね! 『放電』!」
避けられないなら、自分から當たってきてもらうのみ! 放たずに溜めて……。
「わっ!? もうぶつかってきました! え、あれ!? どこ行きました!? もう一回です! 『放電』! わっ!? またですか!?」
うがー! 放電でのカウンター自は功してるけど、すぐにどこかに隠れられてるよ!? ぐぬぬ、ダメージ量は大きくないのがマシだけど……それでもこうも一方的なのは厳しい!
咲夜 : サクラちゃん、バッタに弄ばれている! あー、このバッタはトノサマバッタの系統か。
イガイガ : 完全に俊敏系統に秀でていて、厄介なやつっすなー。
サツキ : 今のLv差でエリアボスって、厳しくなーい?
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いなり壽司 : 元々が面倒な相手だし、相當厳しいだろうな。麻痺がれば、ワンチャンあるかどうか?
「『放電』! カウンター自は決まりますけど、中々麻痺してくれないですね!? ぐふっ! 『放電』!」
キリンを撃破してそのままバッタとの戦闘に移ったけど、全然敵の様子が確認出來ないよ!? 放電でのカウンターは決まってるけど、どれだけHPが削れたかも見れないし……というか、考えてる余裕が無ーい!
「これ、このままだと堅牢が上がっててもジリ貧で死にますよね!? 『構え』!」
とりあえず、し考える時間を作る為にも今は耐えていこー! 最低でも『エリアボス』の表記以外が全然見れてないこのバッタの報を見ないと!
G : おっ、耐える方向で対処か。
こんにゃく : 1撃ずつが弱めとはいえ、こうも一方的だとなー。この手の敵は、そういう部分があるから厄介だ。
神奈月 : 耐久が上がってなかったら、もう相當ヤバいくらいには攻撃はけてるよな。
「あはは……今の時點でもうHPは半分まで減ってますもんね……」
全方位のどこから攻撃してくるか分かんないもん! 回避し切れないし、放電でのカウンターでもどの程度弱らせられたのかが分からないとどうしようもないもん! 構え中ならダメージ量は大きく減るし、その間に見える方向から……。
「あ、見えました! 弱點は……ぐっ!?」
真っ正面から頭に突っ込んできて真っ赤に表示が染まってたけど、朦朧にはなってないから何とか大丈夫!
「一応、Lv40のエリアボスなのは確認出來ました! ……HP、あんまり減ってないですし、弱點までは見れませんでしたけど!」
攻撃したら、すぐに草むらの中に消えていくもん! マップを見ても位置は表示されないし……ぐぬぬ、そうやって考えてる間に橫からまた突っ込んできた!?
ミナト : サクラちゃん、その辺の報は必要? 流石にこの狀況は劣勢だし、必要なら教えるよ?
咲夜 : 相変わらず、ミナトさんはとんでもないな!?
神奈月 : ……自分で作してなくても、あの速度の敵の報は読み取りにくいんだがなー。
「あ、そういえば確認出來たって言ってましたもんね! 教えてもらってもいいですか!?」
正直、今の狀況で自分では確認出來る気がしないもん! 構えている間に教えてもらって、打開策を……って、あれ?
「あのー、擬態をしてる相手に看破って効くんです?」
ふと思った疑問! その辺、見破れないって話じゃなかったっけ? でも、さっきは看破の容は表示されてたような……?
ミツルギ : それは攻撃してきた瞬間だからだな。攻撃する瞬間だけは、擬態は一時的に解除される仕様だぞ。
富岳 : 一応、バッタの使う擬態用のスキルの『隠れ』も放電でのカウンターで破れていたが……このじだと、おそらくスキルLvが高くてすぐに再発をしてるな。
ミナト : 弱點的には『生命』と『屈強』と『用』だから、そのバッタの知恵は高いね! 再使用時間を待ってる間は、サクラちゃんの死角にってるよ。
いなり壽司 : あー、そういやさっき、しの間だけマップに表示が出てたな。
真実とは何か : それが真実である!
こんにゃく : マジか!? そこまで見てなかったわ。
「え、そうなんです!? なら、カウンターを狙ってから反撃……って、鬱陶しいですね!?」
うがー! こうやって話している間も次々と攻撃を仕掛けてきてるけど、弱點に『屈強』があるからそれほど威力が高くなってないのかな? あ、それとも私のパワーアップした堅牢のおかげだったりもするのかも!
金金金 : 何故か笑みを浮かべる狐っ娘アバター。あぁ、ダメージの低さを喜んでるのか?
サツキ : 堅牢を上げて、耐久はかなり良くなったもんね!
水無月 : 『構え』の効果も大きい気がするよ!
「ふふーん! そうでしょうとも! でも、『堅牢』が高くてダメージが通りにくいってじでもありますよねー」
むぅ……獅子咆哮で巻き込んだから攻撃されてるのかと思ったけど、HPは2割程度しか減ってないんだから、まともに當たってないんだろうねー。多分、當たってるのは放電でのカウンター分だけ!
金金金 : ドヤ顔の狐っ娘アバターである。実際のところ、どうなんだ?
ミツルギ : まぁ効果自は明確に出てるだろうが……ミナトさん、このバッタってステータス基準だと『堅牢』も弱點になってないか?
ミナト : うん、なってるねー。『堅牢』は攻撃用のスキルを持ってるだけじゃないかな? 格上のエリアボスにしては、異常に攻撃力も耐久も低い方だよ。
「え、そうなんですか!? ……それでもHPを半分以下まで削られてるのは恐ろしいですね!?」
屈強や堅牢のステータスではなくて、俊敏のステータスだけでこれだけの威力を出してるって事だよね!? 構えで今は相當軽減してるけど……それでも私の殘りHPは4割を切ったよ!?
ヤツメウナギ : 『構え』が切れたら、『放電』でのカウンター狙いで仕留めるのが無難か?
富岳 : まぁそんなとこだろうが……せめて、しHPを回復しておきたいとこだな。
サツキ : こういう時こそ、『自己修復』の出番だね!
「あ、確かにそれはそうですね! って、言ってる間に構えが切れました!? 『自己修復』!」
1割程度の回復だから全快には遠いけど、それでもしはHPを回復! でも、再使用時間は長めだから2回目が使えるかは怪しいけど……それでもしは勝ち筋は見えてきた!
「もう突っ込むなら、突っ込んできてください! 『放電』!」
ふふーん! 姿が見えなくても見切りには反応が出てくるし、死角からでも放電でカウンターが狙えるもんね! さっきは全然効果があったか実が無かったけど、実際には効果があったのが分かれば十分!
「ぐふっ! 今度は橫からですか!? でも、見つけました! 『放電』『放電』『放電』!」
ふっふっふ! 直接視認は出來てないけど、マップに赤い印が出てきたもんね! それを狙って放電を……あれー?
「……全部、躱されました? わわっ!? ぐふっ!?」
ぎゃー! 狙いが雑でも當たるように広げて放ったのに、全然當たりもしなかったっぽい!? それどころか、放電が切れた瞬間に攻撃してきたんだけど!?
「わっ!? わわっ!?」
待って、待って、待って!? 放電でのカウンター以外に當てられる気が全然しなくなってきたし、バッタの攻撃は當たりまくってて私のHPはどんどん削られていってるんだけど!?
G : 放電でのカウンター以外、當たる様子が皆無だな?
富岳 : まぁこれだけ攻撃速度が早けりゃ、広げて放つにしても時間が足りないからな。
チャガ : Lv差も結構あるのが痛いところか。
金金金 : さぁ、劣勢のサクラちゃんはどうするのか!?
「どうするって……どうすればいいんですかねー!? 『放電』!」
うぅ……カウンターは狙っていくけど、このままじゃ削り切る前に私の方が削り切られちゃう!? 本當にどうしよう!?
「このバッタ、きが速過ぎませんかねー!?」
「まぁそれに特化してるエリアボスだしね。不思議でもないけど?」
「サラッと言いますけど、倒せるんです!?」
「ん? 種族や育方法次第だけど、倒せない事もあるよ」
「……え、私、このバッタを倒せないんです?」
「倒せない事もあるだけで、サクラが倒せないとは言ってないからね」
「あ、倒せるには倒せるんですね!」
「まぁ格上だし、戦い方次第ではあるけどね」
「ふっふっふ! 倒せるなら、問題はないですよ!」
「さて、サクラに倒せるのか……。次回は『第546話 どう倒すのか』です。お楽しみに!」
「ちょっと待ってください!? なんか苦戦が続きそうな予のするタイトルなんですけど!?」
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