《Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~》第546話 どう倒すのか

うがー! このバッタ、放電でのカウンター以外では全然攻撃が當てられないよ!? それなのに、私のライオンのHPは削られ続けてるし、本當にどうしよう!?

「『放電』! うー! 麻痺してくれませんかねー!?」

これで麻痺してくれれば、きが止まって攻撃が通るようになるのに!

「あっ! こういう時こそ、雷纏いの……って、再使用時間中でした!? 『放電』!」

そういや、ここへランダムリスポーンをしてくる前に使ってたんだった! あと2分くらいで再使用は出來るけど、今すぐには使えないよ!?

金金金 : ちょっと前に使ったばっかだし、まぁそういう事もあるか。

ミナト : そもそも弱點に『知恵』がないから、効くかどうかも怪しいとこだしね?

富岳 : それは確かにそうだな。知恵系統で進化している相手よりは効きやすいが、確実に欠けるのは間違いない。

チャガ : 『雷纏い』での麻痺は非常に高確率だが、『知恵』が弱點じゃない格上のエリアボスとなれば安心は出來ないところか。

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「そうなんです!? だったら、縄張りで……って、こっちも再使用中でした!? 『放電』!」

ぎゃー! 思いつく限りの手段が、全然使えないんですけどー!? カウンターは決まってるし、7割くらいまで削れたけど……私のHPがもう3割くらいだよ!? このままじゃ、先に私の方が死んじゃうよ!?

金金金 : 狼狽える狐っ娘アバター。打つ手なしか?

サツキ : サクラちゃん、ファイト!

咲夜 : 頑張れ、サクラちゃん! とは言っても、この狀況は厳しいか……。

ミナト : 獅子咆哮も獅哮衝波も使っちゃってるから、広範囲攻撃は使えないしねー。速度に対応出來ないなら、今は詰みかな?

ヤツメウナギ : 『雷纏い』の再使用時間が過ぎるまで凌げば、なんとかチャンスは出來るか?

ミツルギ : その場合も、1発で麻痺がってくれたらだな。かなりの運任せではある。

「『放電』! この狀況、もう詰んでるんです!?」

うぅ……確かに有効打がないんだし、雷纏いすらちゃんとるか分からないなら厳しいよね!? 縄張りと雷纏いの合わせ技なら多分大丈夫な気がするけど、両方とも使えるようになるまでは……耐えられないかも?

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「わっ!? わわっ!? というか、避けてる間にどんどん草むらが多い場所まで來てませんかねー!? 吹っ飛ばした草むらがどんどん遠くなってるんですけど!?」

うがー! なんだかどんどんバッタにとって有利な場所へ導されてる気がする!?

水無月 : あ、そういえばそうだね!? これ、逃げに徹して、草むらがない場所まで行くのは駄目なの?

ミナト : 手段としてはありだけど、バッタの方が移は速いよ?

咲夜 : 逃げ出した瞬間、腳へ攻撃をけて転ばされるとみた!

「……あはは、本當にありそうなのが困りますね。『放電』!」

ぐぬぬ! ちょいちょい回避しようとした時に腳を狙われて、勢を崩しかけたりもしてるし……逃してくれそうにもないんだよね。むぅ……放電でのカウンター以外に本當に手段がないよ!? あ、これくらいはいけるかも?

「ダメ元です! 『覇気の咆哮』!」

マップに表示が出たタイミングで、赤い印を頼りにぶっ放すけど……あ、全然駄目だ!? これ、確率だもんね……。

こんにゃく : 『萎』にはならずか……。

いなり壽司 : まぁ覇気の咆哮での効果は確率だから仕方ない部分ではあるが……。

神奈月 : ん? あ、まだ『萎』が狙えるじゃん! 真っ正面から突っ込んできた時に、『咆哮』をぶつけるのはありだろ!

「あ、そういえばそうでした!? 次に機會があれば、それをやってみます!」

一番単純な手段を忘れてたー! 真っ正面からなら、見切りに反応が出てきてからでも放つのは間に合うはず! 『萎』がれば、なんとか手段はあるよね!

ミナト : んー、その手段はありはありだけど……バッタの知恵のステータス次第だね。

富岳 : 効かないか、効いたとしても効果が短いか……だな。

「そうだとしても、やる価値はありますね! このままだと、確実に死にますし……って、言ってる間に來ました! 『咆哮』!」

多分、殘りHP的にこれが反撃の最後のチャンス! いっけー!

「あ、『萎』がりましたよ! やりました!」

ふっふっふ! ポトリと落ちたバッタめ、これから反撃をさせてもらいますとも! でも、サイズが小さいから普通の攻撃は當てにくいし、そもそも効果時間が短いなら……攻撃してる間に、すぐに復活してくるかも!?

金金金 : おっ、ったか!

サツキ : サクラちゃん、大急ぎで反撃だー!

水無月 : 反撃だー!

咲夜 : ……倒し切れるか?

G : この狀況だと、どうだろうな?

「もうここは賭けですね! 毒の実の『投擲』です!」

外したら意味がないから、しっかりと狙って……ここ! 上手く毒がってくれればいいんだけど……。

「あ、やりました! 毒がったので、逃げます! 『疾走』!」

ふっふっふ! 毒さえれば、勝ったも同然なのですよ! すぐに『萎』は切れるだろうけど、それでもいいのさー!

ヤツメウナギ : 思いっきり逃げ出した!?

ミツルギ : あー、でも手段としてはありだな。毒がったなら、追いかけてくる過程で一気に弱らせられる。

サツキ : サクラちゃん、ナイス判斷!

「逃げるが勝ちとも言いますもんね! 追いかけてきたら……って、わっ!?」

ぎゃー!? 何か後ろ腳に衝撃があって、思いっきりバランスを崩して……でも、ここで転んでなるものかー! なんとか立て直して、そのまま走り抜けるのです!

咲夜 : サクラちゃんが転ばずに立て直した!?

イガイガ : 咲夜さんがそう言うと、どこかで転びそうだな……。

真実とは何か : それが真実である!

「勝手に真実にしないでもらっていいですかねー!? というか、もうバッタが追いかけてきたんですか!?」

『萎』の効果が短い可能はあるとは言ってたけど、思った以上に早すぎませんかねー!? でも、折角バランスを崩さずに立て直せたのに、後ろを向いて確認している余裕はなーい!

「……追撃はきませんね?」

さっきのは、もしかして他の敵か何かを踏みつけちゃっただけとか? 草むらの中を走ってるんだし、そういう可能も――

「わっ!? ぐふっ!」

待って、待って、待って!? 腳に何かが巻き付いてきて、思いっきり転んだんだけど、一何が……。

「あー!? 腳に何かが蔓が巻き付いて……『聡明なスイカ』ですか!? なんでこんな時に!?」

ぐぬぬ! スイカの実は見えないけど、腳に巻き付いてる蔓の表示がそうなってるんだから、邪魔してるのはスイカで間違いない! ぐぬぬ、なんでこんなタイミングで邪魔してくるの!?

金金金 : 憤りを隠せない狐っ娘アバター。まぁ気持ちは分かる。

ミナト : んー、まぁそれはそうなんだけど……先に踏んじゃったの、サクラちゃんだったからねー。さっき転びかけたの、スイカの実に躓いたからだよ?

「え、さっきのってそうなんです!? って、考えてる場合でもないですね! 『放電』『放電』『放電』!」

私が原因だったとしても、今ここで足止めをされてる訳にはいかないよ! ぐぬぬ、咆哮で巻き付いてるを離させたいけど、さっき使ったばかりだから無理! 出來るだけ今のうちに距離を取って、バッタが追いかけさせて毒で弱らせ――

<サクラ【巧妙なライオン【雷】】が死亡しました>

<死亡した為、リスポーンとなります。リスポーンの手段を選んでください>

あ、赤い表示が出たと同時に死んだー!?

「……追い付かれて、殺されました。あのスイカ、何を邪魔してくれてるんですかねー!?」

うがー! 転んだ時にもダメージをけてたし、巻き付かれている時もダメージをけてたから……バッタに追い付かれたら、そりゃ死ぬよね。

イガイガ : ……本當に転ぶとは。咲夜さん、相変わらずすげぇな。

咲夜 : 今の俺のせい!?

こんにゃく : そう言いたくなるくらいのタイミングではあるよなー。まぁ焦って走って、足元が不注意になってたのはあると思うけど。

ヤツメウナギ : 草むらの中には何が潛んでいるか分からないから、その辺は要注意だぞ?

「……それは、確かにそうですね」

視界にってなければ看破の効果は発揮しないし、索敵でのマップへの表示までは確認出來てなかったもんね。そこはし反省……。

ミツルギ : ま、今回のは々と狀況が悪かったから仕方ない。

いなり壽司 : Lvがもうし上がってからリベンジ……って訳にもいかないか。擬態持ちだと、居場所をマップから探し出すのも無理だしな。

ミナト : んー、そもそもリベンジの必要はないよ? 多分、そろそろのはず?

を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>

<エリアボスを討伐しました>

<サクラ【巧妙なライオン【雷】】が:Lv36に上がりました>

<基礎ステータスが上昇します>

<進化ポイントを4獲得しました>

<サクラ【巧妙なライオン【雷】】が:Lv37に上がりました>

<基礎ステータスが上昇します>

<進化ポイントを4獲得しました>

<サクラ【巧妙なライオン【雷】】が:Lv38に上がりました>

<基礎ステータスが上昇します>

<進化ポイントを4獲得しました>

「わっ!? 一気にLv3も上がりましたし……バッタを倒せました?」

毒が回って、倒せはしたっぽい? でも、なんか勝った気がしないんだけどー!? うぅ、作戦自功したって事なんだろうけど、スイカに捕まってたので々と臺無しだー!

「なんだか納得いかないんですけど!?」

「……倒せたんだから、いいんじゃない?」

「その前に死んじゃってるのが、納得いかないんですよ!?」

「なら、倒せずに死んだ方がよかった?」

「なんでそうなるんですか!? 死なずに倒したかったですよ!?」

「それなら、足元不注意な自分に文句を言ってくれる?」

「……むぅ、それは確かにそうなんですけど!」

「はい、これでその話はお終いね」

「……せめて、あとし生き延びたかったです!」

「一応、格上のエリアボス相手に善戦ではあるからね? 最後の詰めが甘かっただけで」

「最後の一言、必要ですかねー!?」

「むしろ、最重要な部分だと思うけど。さて、次回は『第547話 微妙な心境』です。お楽しみに!」

「……本當に微妙な心境ですよ!」

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