《【書籍化】落ちこぼれだった兄が実は最強〜史上最強の勇者は転生し、學園で無自覚に無雙する〜》173.星の

突如現れた、俺の妹を自稱する

ガイアスは彼と良い勝負したのだが、霊との戦いの経験がなかったため、敗れてしまった。しゃーないしゃーない。

ってことで、俺はお手本を見せることにした。

「さ、始めるか」

俺は印を組む。

そして、力を発させようとする。

「させません!」

から、無數の木のが湧き上がる。

それらは樹の竜となって、俺に襲いかかってきた。

ズドドドドドドドドドドド!!!!!

「兄さんならあれくらい避けられる……」

「無理です」

「ミカ? どういうことだ?」

ガイアスたちは離れたところで観戦している。

俺が回避行を【あえて】とる。

すると樹木竜たちは追尾してきて、俺のを食い破ろうとする。

「なっ!? 兄さんに攻撃があたった!? どういうこと!?」

「領域結界のなかでは、どんな攻撃も必中となるです」

「必中って……絶対?」

「絶対なのです。それは相手があにうえだったとしてもです」

俺は拳をふるって、樹木竜たちを蹴散らす。

「そんな……じゃあ、結界部で戦うのは不利じゃあないか。どうやって勝てば……」

ハッ、とガイアスが何かに気づいた表になる。

さすがガイアス。この戦いの中で、対策を思いついたようだ。

「兄さんも……領域結界を展開する! それが対策になってるんだ! だから……あのは邪魔しよう!」

「せーかい」

相手の領域にいると、こっちが不利になる。

打ち破る方法は、こっち側で領域を展開すること。

「くそ……領域で勝負しようとしてたから負けたのか」

「そーゆーこった」

うん、レクチャーはこんぐらいでいいな。

俺は拳に魔力と闘気を集中させる。

「究極闘気砲《アルティメット・キャノン》!」

手から放出されるのは、高度のエネルギー波。

ビゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

ばきぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいん!

「「「なにぃいいいいいいいい!?」」」

ガイアス、ミカエルなど、俺の友達がみんな驚いていた。

唯一……結界を破られた本人である、だけが、笑っていた。

「あ、あり得ないです! 領域は本人にしか壊せないです! 上書きする以外に、出手立てはないです!」

天使のミカエルが驚いてる。

ん?

「え、壊せるが? 頑張れば」

「「「いやいやいやいや」」」

「まあガイアス、いきなりこれは無理だから。とりあえず完全な領域結界は修得しような」

さて……と。

俺は浮いてる、のもとへいき……。

「おつかれ、マーテル」

「! お、お兄様……覚えててくださったのですね!」

「わり、忘れてた。ついさっきおもいだしたよ」

戦いのなかで思い出したのだ。

この霊の正を。

「ああ、お兄様っ! うれしいですっ!」

マーテルが俺に抱きつく。

いやぁ、わるいことしたなぁ。

するとガイアスが恐る恐る尋ねてくる。

「マーテルって……だれ?」

「ん? ああ、この青き星(ブルー・アース)の霊」

「は……? ぶ、青き星(ブルー・アース)の、せ、霊いぃいいいいいいいいいいいいいいい!?」

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